「ユニコーンに乗って」

2022年に放送されたTBS火曜ドラマ。

最近ネットフリックスで一気に観てしまった。

実務に追われていると逃避的になる悪い癖

デジタルとアナログの融合のような、何だかほんわかするドラマ。

このドラマのロケ地には、幾つかの図書館が登場する

その一つが「武蔵野プレイス」(武蔵野市図書館分館)

正式名称は、

武蔵野市立「ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス」

図書館をはじめ生涯学習支援、市民活動支援、青少年活動支援の

4つの機能を備えた複合機能施設。

設計は、川原田康子と比嘉武彦によるアトリエ事務所「kwhgアーキテクツ」

雑誌で見て知っていたが、まだ実物は見に行ったことがない。

でも、可愛らしい建物だ

その他に、山梨県立図書館

主人公達の出身大学として登場してくるのが三鷹の国際基督教大学

緑豊かなキャンパスが印象的だった

そしてドリームポニーが入居しているビルとされていたのが、

H1O 神田

見慣れている建物がドラマに出てくると親しみが沸く

【超十夜法要2023】

阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の三尊を讃える「三尊礼」。
 このお経を、伝統的な声明の旋律をそのままに、住職が篳篥(ひちりき)、琴、太鼓などの音源を用いて編曲して「和楽器mix」にされている。
 それに合わせて真言宗僧侶にしてダンサーの滝山隆心師とメイドくーたんが供養の踊りを奉納。

 現代の「踊念仏」とも呼ぶべき法座

進化した「ドローン仏」

スメルスケープ

スメルスケープとは匂い(smell)と風景(landscape)を合わせた造語で、失われつつある視覚以外の豊かな体験の復権を目指すものとして地理学者ポーティウスが提唱した概念だそうだ。

2023年北海道小樽市を訪ねた。9月だというのに今年の北海道は暑かった。

【写真は上下共・小樽運河2023夏】

 小樽の街の第一印象は「くっちゃい」だった。下水の臭いが街を支配していた。たぶん小樽運河の臭いなのだろうと思う。小樽運河も長い間浚渫をしていないのだろう。

 かれこれ50年以上前に小樽市を訪ねたことはあるのだが、その時は冬でもあり、臭いは感じなかった。そして今日も小樽は雪だと聞くので臭いはないだろう。

 夏の皇居の外堀、神楽坂下あたりのカフェで嗅いだ臭いだ。東京駅周辺でも時々、特定の箇所で嗅ぐ臭い。

 そんな小樽の経験から「街を覆う臭い」が気になり始めた。

 視覚も大事だけど聴覚(音)とか嗅覚(匂い)も大事なのだろう。「音のある風景」というのは聞いた事があるが「香りのある風景」というのは、実は聞いたことがなかった。

 環境省は平成8年に「残したい”日本の音風景100選”」を選定し、平成13年には「かおり風景100選」を選定していた。

 どうやら都市計画の風景概念が視覚的なものから聴覚・嗅覚、そして五感全域に向け拡張し捉え直そうと様々な分野で試みられているが、その背景には,視覚に偏り人間の身体から乖離した近代的風景観を是正しようとする動機だけでなく、社会の近代化にともなう環境悪化・荒廃に起因する「風景の危機」がいっそう進んでいるという認識があるのだと思う。

 建築学会の論文等でも「スメルスケープ」について既往の研究が散見される。時々勉強している程度なので、まだこれ以上書けないが、継続して勉強していきたいテーマとなった。

働き方改革~仕事と遊びはメビウスの輪

宗教学者・哲学者の山折哲夫先生は御年87歳。

その山折先生は、夜は9時頃に寝て夜中に一度起きて湧き上がる突飛な「妄想」と戯れた後に原稿を執筆し、朝食後に朝寝、昼食後に昼寝という「妄想三昧、執筆三昧、昼寝三昧」の生活を送っていると聞いた。

自分も この10年ぐらい夜は9時頃寝て、深夜に起き出し、本を読んだり、ネットサーフィンをしたり、YouTubeやネットフリックスを見たあと仕事をする。そして朝方には一日のディスクワークは終わらせるようにしている。外出する予定がない時は、朝食後に朝寝、昼食後に昼寝という生活になっている。最近はお腹が空いたら食べる事にして一日二食。

まだまだ日中の外出が多いのが難点で、疲れるので毎日は外出しないようにしているのだが、それも段々と減らしたい。しかし外出しないと運動もしない方なので悩ましい。

年寄りは年寄なりの働き方改革をしないとならないが、自分にとって仕事と遊びはメビウスの輪みたいなもので、今後とも変わることはないだろう。

そういう今も午前2時。

来週13日~15日は中部地方に出張。16日は別件で都内でクライアントと打合わせ。それらの準備に追われている。と言いながら古代史の本を読んで逃避中。

「LB 244+1」李鳳宇著

「LB」李鳳宇(リ・ボンウ LEE BONG WOO)さんが配給とプロデュースを手掛けた映画は「244」本あり、「+1」として、2023年「パラサイト 半地下の家族」の世界初舞台化を手掛けている。この「244+1」の全作品について自ら書きおろし振り返った、回想録のようであり、まるで日記のような本。

「シュリ」の大ヒットにより、日本映画界におけるアジア映画の市場を築いた人であり、「JSA」でパク・チャヌクを、「殺人の追憶」でポン・ジュノを日本に紹介し、いまや韓国のトップ俳優になったソン・ガンホの作品を8本も配給している。今日の韓国映画・ドラマのムーブメントの礎をつくったのが李鳳宇さんだった。私が韓国映画を沢山見るようになったのも、これらの映画がきっかけだったので、この本を一気に読んだ。

李さんは、イギリスのケン・ローチ、マイケル・ウィンターボトム、デンマークのスサンネ・ビア、アメリカのトッド・ソロンズ、ドイツのミヒャエル・ハネケと世界中の巨匠たちの初期からの作品を配給してきたことがわかる。これだけの配給を行いながら日本映画の製作も行ってきた。「月はどっちに出ている」「フラガール」「パッチギ!」などの多くの名作を生みだす。さらに是枝裕和、岩井俊二、中島哲也、西川美和らの初期作品にもかかわってきた。李さんの30年を振り返るとつくづくすごい人だと思う。

映画は圧倒的にマンパワーが必要で、意思を同じくする人が集まって、映画を成功させることが大事だと書かれていた。そういえば映画の撮影現場は、例えば「黒澤組」とか呼ばれ、監督の周りに人が集まってくる。建築も大規模のプロジェクトになるとマンパワーが必要で、制作スタイルは似ていると思った。

この本で、見ていない映画がいっぱいあることを知った。この本をガイドにしばらく映画の世界に浸れそうだ。

上布田宿

布田五宿には、上石原、下石原、上布田、下布田、国領の5つの宿場がありました。
5つまとめて「布田宿」と呼ばれていて、そのうち、中心地だったのがこの上布田宿です。

この看板は、旧甲州街道沿いに立てられていて新選組の近藤勇が病にかかって生家に帰った時、上布田宿に来ていた伊東玄朴という蘭方医に診察を受けて全快したという案内板です。

今日は、調布市で新しいお客さんになるかもしれない人と打合わせ。

9月に完了した建物の近くなので、以前の現場にも寄ってみました。

残っていた外構のタイルが貼り終わっていました。

テナントさんの内装工事・下地まで終わりつつあるようです。

屋根上にシロッコファンを設置するので、そのダクト敷設のための足場が組み立ててありました。

以前行ったセイロン紅茶店が定休日だったので、近くの今川焼店で今川焼を一つ買いベンチに座って食べた。

この街には、縁があるのかなぁ~。食べながら通りを見渡して、そんなことを思った。

この後、調布市役所で台帳記載事項証明を取得。やっぱり検査済証無かった。しかも新築時の検査済みないのに、増築確認をおろし、その増築も検査済みがない。ここまでくると建築行政の怠慢としか思えない。

夜の神楽坂

久しぶりに夜の神楽坂を散策

住宅街の路地の奥に飲食店があったりします

飲食店と住宅が混然一体となっていて東京の街では一番好きかな

できる事ならこのあたりに住みたかった。

地盤がよく、人気があるので地価も高いけど

ぷらぷらしていたら、いつのまにか見番横丁に辿りつきました

涼しくなったので、始めての店を梯子するのも楽しいです

小さな焼鳥店が意外と多い事に気づきました。

夢を見た・・・

ある設計事務所に、この爺(私)が新規採用されたという夢をみた。

かねてより尊敬する高名だが年老いた建築家の下に、本当に設計実務ができるプロフェッショナルが集まった事務所。

既存建築物の専門家として爺(私)も加わることになった。
意匠・構造・設備・電気・施工・積算のプロがいる。どうやらシニア以上の人達が多いようだ。

私「先生、どうしてこういう事務所にしたいと思ったのですか?」

所長「軍隊で例えるならばね。参謀ばかりでなく、本当の戦闘集団にしたかった。」

スタッフに挨拶したあと、建築家(所長)の奥様と思われる年老いた女性と入所手続き上の会話をしている。

社会保険の加入を巡ってだ。

私「もう年金貰ってますし、健康保険も妻の会社に加入してありますので不要です。失業保険も不要です。」
所長「そういうわけにもいかないだろう」
総務(所長妻)「経費がかからなくて助かるわ」

報酬は一流だと思うが、仕事は選んでいるし、これだけ専門家の集団を維持しているので事務所経営は決して楽ではないと察した。高齢化社会だ爺婆が中心の会社があっても良いかもしれない・・・

画像が切り替わり

現場で打合せ・指示している場面になったところで目が覚めた。

今日は良く寝た。
朝5時起床。

「うたわない女はいない・働く三十六歌仙」

最近のマイブームは短歌

短歌集は、総じて文字が大きく見やすい。短い時間で少しづつ味わえる

「女性だけの短歌集」「働くことがテーマ」と言う視点が興味深かった

様々な仕事の現場から生まれる女性たちの歌から、この社会の現実が浮かび上がり、いろんな感情移入ができる歌集でした。

歌人の俵万智さんとシンガーソングライターの吉澤嘉代子さんが選考委員を務めた「おしごと小町短歌大賞(2022年度)の多彩な受賞作と選考会の様子が、とりわけ楽しく読めた。

大賞受賞作・遠藤翠さんの「子の熱で休んだ人を助けあうときだけ我らきっとプリキュア」が良かった。仕事を持ちながら子育てしているお母さんが助け合うという高揚感が歌われていた。

昔、中間管理職だつたとき、職場に補充されてくるのは子育て中の人とか、妊婦さんだったりして、保育所から電話が来て子供が熱出したから早退とか。通勤途中で気持ちがが悪くなったからと遅く出社する人とか。その度に人員ギリギリの職場はてんてこ舞いしていたことを思い出した。「プリキュア」になる連帯感はなかったな。「女性ばかり補充するなと」と会議で発言して「男が欲しけりゃ、売上げ上げろと」と役員に言われ、喧嘩になりそうになった事を思い出した。ジェンダー平等なんて言われない時代の思い出。

俵万智賞の田中楓人さんの「顔見れば欲しいタバコがわかるほど会っているのに他は知らない」も共感できた。

作者はコンビニでアルバイトしているそうだが、私もコンビニで深夜アルバイトをした事がある経験から、よくわかる感情。でも普通の職場でもそういう傾向あるよね。意外と同僚のプライベートなことは知らなかったり・・・

とにかく色々な情景が浮かぶ歌集でした。

浅草寺2023

仕事で近くまで行ったので浅草寺に御参り

やぁ~ すごい人だった。海外からの観光客と修学旅行の生徒たち

平日の午後だというのに

大きな提灯の下部

身体のあちこちに煙をかけてきました

こうやって写真を見ると10月13日金曜日は、雲ひとつなかったのですね。

「渋谷ではたらく社長の告白」藤田晋著

サイバーエージェント社長の藤田晋さんの創業時の、もがき苦しみながら成長した軌跡と経験を書いたノンフィクション・ドキュメンタリー。

最近、こうした20年ぐらい前の本を何故か手に取ってしまう。同時代を生きていたが、まったく異なるレイヤーで生きてきた人たちの事がとても気になる。

大体自分は、事業計画を立案し投資家を募り起業するなんてことは考えたこともなかった。目標は「21世紀を代表する会社」「みんなで一緒に会社をおおきくしょう」という発想も自分にはなかった。まあ起業した年齢にもよるのかも知れない。

藤田さんがこの本を書いたのが31歳で現在でも50歳。だけど この人のハングリーさは凄い。爺婆よりハングリーさがない若い人達を見たりするとガッカリする事も多いけど、知力と体力に満ちた若い人達もいたし、現在もいることを知って安心する。

日本は「嫉妬社会」であること。

メディアへの露出を重視したこと。

創業時 週110時間労働を目標にしていたこと。(平日朝9時に出社、深夜2時まで仕事。土日は12時間)・・・尚 最近の私の労働時間は週90時間程度だが、20年前は週110時間以上働いていた時期もあった。

インターネットビジネスの社会も苛烈だ。

「キリンビール高知支店の奇跡・勝利の法則は現場で拾え!」田村潤著

 1980年代後半、それまで国内シェアトップだったにも関わらず、ライバル会社の登場により業績不振に陥ったキリンビール。そんな中、高知支店に移動となった著者は、試行錯誤を重ねて業績を回復させた。

 2016年に出版され2023年3月の時点で第33刷、累計22万部の隠れたベストセラー。

 私は営業マンではないが「現場に本質がある」というのは同感。「すべてそこからスタートさせる。現場のリアリティを大事にし、机上論、美辞麗句を排する」。「人間の能力は無限大である」、職種は違っても普遍的な考え方や物事の捉え方は共通していると感じた。アサヒビールのスーパードライが発売された時代の事を思いかえしながら一気に読めた。


 1954年、キリンビールは国内シェア1位を獲得するが、1987年にアサヒビールが「スーパードライ」を発売したことにより、徐々にシェアを奪われる形となった。

 そのような状況下で、著者は全国でも苦戦していた高知支店へ異動(左遷)となる。

 著者は試行錯誤しながらも、赴任から2年半後に高知支店の業績を回復させた。現実と向き合う中で、負けから勝ちに転じさせるには、なぜ負けているのか、その原因を見つけそれに応じた施策を絞る必要があると著者は書く。

 業績が苦しいときほど、営業担当者にはこなすべき指示が増えていく。そして上意下達の流れの中で、自分の頭で物事を考えることができなくなってしまう。そのような状況下に陥ってしまっているとき、「自分で考えることの重要性」が、現状を打開するヒントとなる。

 キリンビール高知支店の逆転劇も、個々の営業マンによる愚直な営業活動の上に成り立っている。「商品は誰のためにあるのか」「なぜ働くのか」を見直すきっかけとなる。

 高知に行って鰹の塩タタキが食べたくなった。

【ポイント】

  • 現場に本質はある
  • 負けている組織の風土
  • 「結果のコミュニケーション」とは
  • 営業と広告のシナジー効果
  • リスクより理念
  • 「市場にうねりを起こす」作戦
  • 高知の井戸を掘ると世界につながる
  • 会議廃止の効果
  • 上司を見るな!ビジョンを見ろ!
  • 経営は実行力

マスからパーソナルへ

大前研一さんが書いていた。

「マスからパーソナルへ」と変化したマーケット。

 広告宣伝・販促手法は、不特定多数に同じ情報を同時に送る「ブロードキャスティング」から特定セグメントの人たちを対象にした「ナローキャスティング」に移行し、さらに現在はターゲットを1人1人の個人に絞り込んだ「ポイントキャスティング」の時代になっているのだそうだ。

つまり「世界の皆さん!」「全国の皆様!」と呼びかけるブロードキャスティングではなく、「あなただけに」「あなたのために」と呼びかけるポイントキャスティングが極めて重要で、実際そういう商品やサービスが人気を集めているそうだ。

ポイントキャステングと言われると魚釣りを思い起こすけど、多分お客さんは「魚」でどうやって「釣る」のかという事なんだろうなと思う。

さらに、今の時代は現地・本物だからこそのリアル感、ライブ感が求められている。

コンサートに始めて行った小学生の孫娘でさえ「婆ちゃん やっぱり本物はいいね」と言ったそうだ。幼児のときからタブレットに親しんできたネット社会の申し子だからこそアナログやライブ感に惹かれるのかもしれない。

その一方で、人々は「自分が欲しいもの」を見つける時はネットを駆使している。ニーズによってリアルとネットを使い分けているのだ。

問題はネット情報の信頼度というかインフルエンサーの介在。彼らはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを活用して情報を発信し、広範な人々に影響を与えることがあり、それを企業は宣伝に活用する。特定の集団の思想や行動、ライフスタイルなどに強い影響を及ぼす人物のこと。ようするに「さくら」という事も多いし、誘導されている事を考慮しなければならないと思う。

最近、ネットフリックスで見たドラマで「会社は学校じゃねぇんだよ」というサイバーエージェントの藤田晋さんがモデルのドラマを見た。その中で「インフルエンサ―」の影響力を最大限利用していることを始めて知った。

時代は常に変化している。

現場に行ってみた。

【写真は八重洲通り側から】

19日午後、近くに打合せに行ったので建て方中の鉄骨が落下して死亡者2人が出た工事現場に行ってみた。

朝、ニュース速報を見ていて周囲の写真から現場はすぐ分かった。

東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

事業計画などによると、建設中の複合ビルは地下4階、地上51階。事務所や店舗、バスターミナルなどのほか、演劇やコンサートを開催できる大型劇場も備える。敷地面積は約1万平方メートル、延べ床面積は約22万5000平方メートルの巨大施設。2021年10月に着工し25年7月末の完成を予定とある。

東京駅の目の前の現場だが、事故部分は低層部分のようだ。

午後2時頃だったが、工事用の門は閉鎖され作業は中止されていた。警察車両や消防車両は既になく、メディアの取材クルーが何組か路地に待機していた。

この事件の速報段階では「支柱が倒壊?」「住所が間違っている?」「日本橋?」と。メディアは相変わらず適当な事を書きなぐってネツトに発信しているという事を認識した。また現場近くの人に聞いたところ現場周辺をヘリコプターがずっと周回していて、うるさかったそうだ。

こちらの写真は東京駅側から

19日夜になって詳しい報道が出てきたが、

スーパーゼネコンへの信頼が揺らいでいる時だからこそ、

しっかりした原因究明が待たれる。

工事幹事会社の大林組のサイトにお詫び文が掲載されている

https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20230919_1.html

BLUE NOTE TOKYO 2023

久しぶりに南青山のブルーノート東京に行ってきた

コロナ禍前に来たので 3年ぶりぐらいになる

今日は知人の誕生日会。

2ヶ月程前にBOX席を予約していた

金曜日の夜とはいえ、ほぼ満席。

やっぱり音楽は「生」がいい。

誕生日ケーキのお裾分け

この日のミュージシャンは、NYブルックリンを拠点に活動しているハンタートーンズ + アキー・バーミス(レイク・ストリート・ダイヴ)

ハンタートーンズのパワーにアキーのソウルフルなヴォーカルが重なり、音楽の喜びが伝わって来た。

ところで もう明日になるが日曜日の朝から長期出張なのに何の準備も出来ていない。今日中に終わらせておかないとならない仕事もある。相変わらず爺婆は、仕事に遊びに忙しい・・・

Web講座、顔認証システム

現在受講中のWeb講座に顔認証システムが導入されている。初めてなのでとまどう事が多い。

顔認証システムが導入されると登録した顔写真と受講者の顔が照合され不正受講があれば講義が自動で停止する。速度や再生時間の変更ができない。

そういった機能が搭載されているので、確実に受講者本人に受講させることができる。

下を向いてメモしたりしているとすぐ講義が停止する。段々慣れてはきたが、昨日で全講義の40%を視聴。爺は夜中にお勉強。

ラジオ体操

「新しい朝が来た 希望の朝だ/喜びに胸を開け 大空あおげ/ラジオの声に 健(すこ)やかな胸を/この香る風に 開けよ」

朝6時半に始まるラジオ体操の歌を聞くと、毎日が「希望の朝」なら本当に良いのにと思う。

8月1日の午前中は激しい雷とスコールのような雨で始まった。

おかげで夕方は風が涼しい。

ラジオ体操をしてJR一区間往復の散歩をしてくると一日の体調が良い。ちょっとしたスポーツジムに行くより効果的かも知れない。

このラジオ体操、自主的に集まってくるようだが多い時には100人ほど、周りの住宅地から集まってくる。こんなに爺婆いるんだと思うぐらいだ。

散歩の道すがら、色々な種類の犬達に逢えるのも楽しみだ。

朝6時台でも日差しは強い。自然と日影を歩くようになる。街には日影も大事なんだと実感する今日この頃。

明日は名古屋日帰り出張。

「大名倒産」浅田次郎著

最近は、土日にみっちりディスクワークをする自営業者ならではの「働き方改革」をしている他、夜8時過ぎには寝て深夜に起き出し、朝6時に散歩して6時半にラジオ体操。シャワーを浴びて朝食という生活パータン。このところ平日の日中に打合せや現場と外出が続いたり出張や夜遅くまで用事が続き、暑さもあり少しお疲れだった。

そこで1日、本を読んでゴロゴロする休暇を取った。

本屋で選んだのは、現在映画封切り中の浅田次郎さんの「大名倒産」

幕末の3万石の小藩が、歳入を超える歳出を続け、累積赤字は返済不能。負債を作った親の世代は逃げ切りを図り、ロスジェネ世代が苦労するという物語。時代小説でありながら企業小説としても読め為になった。

「領地経営の骨は、まずは節倹。次に四公六民の収税の正確な実行。加うるに殖産興業」要するに無駄遣いをせず、年貢はきちんと取り、特産物を増やすという基本につきる。これは現代の企業経営に通じており、固定経費を減らし、売掛金はきちんと回収し、新しい事業分野を拡大すると言ったことになるのだろうか。

巻末で浅田次郎さんと磯田道史さんの対談が掲載されている。その中で磯田さんが

「労働力の質では世界最高なのに、労働生産性は先進国中でかなり低い」「おそらくは江戸時代の参勤交代と同じように、高い質の労働力を生産的でない活動に向けているに違いない」。サラリーマン時代、仕事のための仕事がいかに多いか、その為の時間消費にうんざりしていた。

モンゴル帝国に使えた官僚・邪律楚材(やりつそざい)の言葉が紹介されている。

「一事を生ずるは一事を省くにしかず」新しい仕事を加えるより、無駄になっている仕事を省け。

「後進国となりかけている この国をどうやって立ち直させるか」そんなことまで考えてしまう本だった。

「てら小屋」納涼懇親会

7月19日、調査を手伝ってもらったり設計をサポートしてもらっている人達と納涼懇親会を行いました。場所はもんじゃの聖地・月島のいろは本店。

内部は、こんな感じ。誰もまだ来ていない18時前の店内。19時ぐらいには満席になったがフロアー1人、厨房1人の2人だけで回していた。

私は、もんじゃはあまり食べたことが無いので、作り手ではなく、もっぱら食べる側

色々なトッピングしたものを食べました。あっという間に2時間半が経ち解散。さながら女子会のようでもありましたが、年に一二度は集まり食事をするのは楽しいものです。

月島・もんじゅストリートのもんじゃ屋さん。これだけの数の店舗があって生業になっている事に驚き。

押印廃止から2年半

2021年1月に建築確認申請、検査申請に押印が廃止され、それまで あれほど押印押印と言っていたのが、一転して図面や申請書類、委任状まで押印が必要なくなった。

あれから2年半、最近 押印廃止に伴うトラブルを耳にする。

ひとつは、設計と確認申請は受注したが、工事監理は契約しなかった物件で、勝手に名前を使われて計画変更申請が出されていた。これは昔からあり、計画変更申請に認印で押印されて承諾していないのに名前を使われたという相談を受けた事があった。

弁護士から聞いた話では、設計の打合せ中で、まだ工事を発注することも決めてなかったのに、施主の承諾なし知らないうちに確認申請図書が作られ、確認通知書が交付されていた。工事契約に至らなかったのに確認通知まであるのだからと高額の金額を請求されたという事件があったと聞いた。確認申請詐欺まがいの行為だが、これも押印廃止に基づいて容易になった。

そもそも法的行為である「委任状」に押印がいらないというのが、今でも解せない。

とある機関に提出した依頼書も押印不要だが、施主の担当者のメールアドレスを記載しろとあったので、なんでかと聞くと、本当にその依頼をしたかどうか確認するためだという。だったら施主の代表者(社長)の社判を貰ってくると言ったら、結局押印してもらっても良いということになった。

そういえば押印廃止について以前書いていたものがあったが、その時も危惧していたことが現場では起きている。

今揉めているマイナンバーカードの担当は、河野太郎デジタル相。この押印廃止も河野太郎さんが総務大臣だったときだった。「根回しは好きではないが力業をする」という河野さん。結構なトラブルメーカーかも。

ファクト と エビデンス

「ファクト」 は事実という意味なので、根拠というニュアンスは含んでいません。 「エビデンス」 は、証拠、根拠という意味になるので、そのエビデンスだけで主張したい方向性も含んでいることが多くなります。 しかし、ファクトは、事実なので、主張したいことがない場合や、主張したいことに反する場合でも、指し示すことがあります。

なぜこんなことを考えたかと言うと、大成建設の札幌欠陥建て替えビルについて、工事監理者の久米設計は「記録に虚偽の記載がされた場合、施工不良を発見することは極めて困難」とし、工事監理業務に問題はなかったと釈明している。工事監理契約に「建方精度については自主検査記録等をもって確認する」と記載されているのなら法的責任は免れるのかも知れない。

https://www.kumesekkei.co.jp/news/2022_50.html

でもそれで良いのか「自主検査記録等」というエビデンスだけで、現場を確認するファクトは必要ないのか。そこに技術者としての道義的責任は無いのか。

日本のゼネコンも組織設計事務所も商社化が著しい。

正社員を減らし、可能な限り外注化を図りスリムになったのは良いとして、ロストテクノロジーに陥っていないか。

積算の数量ひろいは外注、構造計算・構造図は外注、勿論意匠図の実施設計は外注。設計者が使うのはWordとExcel、たまにPowerPoint。一級建築士と言ってもCADは使えないという人もいる。

それに対して、勿論エビデンスは必要だが、可能な限りファクトを大事にしょう。ファクトを正確に分析していこうと改めて思う今日この頃。

縄文人のSDGs

東京都北区に中里貝塚という大きな貝塚がある。住所で言うと東京都北区上中里2丁目。京浜東北線中里駅近くの東北新幹線と宇都宮線・高崎線との間にある地域。

この中里貝塚の存在は、かなり以前から知っていた。マンションなどを開発をする場合、埋蔵文化財の包蔵地を避ける傾向にあり、このエリアに貝塚があるのは、建築業界では有名だった。

貝塚というと通常ゴミ捨て場のイメージだが、この中里貝塚は違うと知ったのは、随分と後の事で、北区飛鳥山博物館の貝層の展示をみてからだった。

上記の写真は発掘時の調査写真で、白く見えるのは全て貝。層厚が4.5mもあるそうだ。それもマガキとハマグリの貝だけで800年間もの間、何世代にもわたって貝殻廃棄を繰り返した跡。ここにはその他の貝殻や獣骨、土器片などは一切見つからず、生活のにおいがしない貝塚なのだという。

そんな中里貝塚の全貌が判る本が2023年1月出版されたと知り読んでみた「東京に眠る巨大貝塚の謎・中里貝塚」安武由利子著

山手線や京浜東北線に乗って車窓をみればわかるように、この地域は武蔵野台地の端部であり、その下は東京低地で相当の落差がある。縄文時代では奥東京湾と呼ばれている地域。

学際的な調査研究の結果わかってきたことは、ここは縄文時代の水産加工場で、貝のむきみを取り出していた形跡(木枠付土杭や焚火跡)が見られるという。取り出された貝肉は干し貝に加工処理され武蔵野台地の集落に運ばれ消費された。

感心するべきことは、30mm以下の小型の個体は、ほとんど含まれておらず縄文人の選択的漁獲を裏付けている。800年もの長きにわたって漁場を失うことなく採貝を続けれたのは、豊かな海があっことは確かだが、採取季節を限定し若齢個体を除外したことから、限られた資源を枯渇させない資源管理の徹底を垣間見ることが出来る。

まさに「SDGs(持続可能な開発目標)」の「海の豊かさを守ろう」が実践されていた。

遺跡には感動がある。

ジュリー健在

6月25日、日曜日 さいたま新都心に行ったところ凄い人混みだった

今日もコンサートがあるのかなとは思ったが、改札口から出てくる人は

お姉さま、おば様、おばあ様・・・

たまに男もいるがお爺様

今日は一体誰のコンサートだ?と思っていたら

ジュリーこと沢田研二のバースディコンサートだった。

75歳だという

まだまだ健在だった。

この日、さいたまスーパーアリーナには1万9千人のファンが集まったと聞く

ジュリーの歌を聞くと「キャー!」と声が出て娘時代にタイムスリップするらしい

若い時から色気のある人だったし、歌も声もフェロモン全開だった

久しぶりにYouTubeでジュリーの昔の歌を聞いたが、とても良かった。

「斜めの家」

下記は、奇才・渡邊洋治氏の最後の作品と言われている、通称「斜めの家」

今日日の建築にはないブルータリズムの荒々しさ、力強さには惹かれる。その存在感は木造建築であっても健在。

「渡邊洋治設計『斜めの家』再生プロジェクト」

https://www.facebook.com/people/%E6%B8%A1%E9%82%8A%E6%B4%8B%E6%B2%BB%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%9C%E3%82%81%E3%81%AE%E5%AE%B6%E5%86%8D%E7%94%9F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88/100054643380437/

建築家・渡邊洋治生誕100周年記念!「斜めの家」を泊まって学べる名住宅にしよう! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)

現在、クラウドファンディング実施中

渡邊洋治さんといえば学生時代、特別講義で見た新国立劇場コンペの青焼きパースが、いまでも鮮烈な記憶として蘇ってくる。マジラーといわれた渡邊洋治さんの図面に見入ったものだ。今日日のCAD図面とは違い、設計者のパトス(情熱)やソウル(魂)を図面から感じることが出来た。

作品集あったかもと思ったが無いので、建築雑誌と一緒に処分してしまったかも知れない。今中古で買おうと思うと5万円ぐらいする。このクラウドファンディングに協力して作品図面集をゲットしようか迷っている。本ばかり買っていると、オールランドオタクで収集癖のある妻に文句言えなくなるしな・・・。

しかし、やっぱり本類は売れない。けど置くところがない。どうするよ。

死んだらこの本達の生末は・・・。