ゴールデンウィーク

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出張から東京に戻ったら 世の中はゴールデンウィークに突入していた。今年もゴールデンウィークは、ゆっくりと休んではいられない。

写真は、中部山岳地帯・奥飛騨の平湯で撮影した桜の樹

ゴールデンウィーク直前で七分咲きだという。

細かな霰が降っていた。

それにしても、最近はどこに行っても外国人だらけ。日本人の観光客よりもはるかに多くの外国人が席巻しているように思える。

出張中に東野圭吾の「無限花(むげんばな)」を読んだ。人が抱える「宿命」について色々と考えさせてくれる。

神田連雀町

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メトロ丸の内線・淡路町駅で降りて、神田須田町を歩いてみた

旧名は神田連雀町

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1884年(明治17年)創業の老舗そば処・神田まつや

ここの「もりそば」は香り高く美味い

外部も内部も風情ある佇まい

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甘味処の「竹むら」

江戸時代「汁粉屋」は、男女の逢引の場でもあり、それにふさわしい風雅なしゃれた造りが求められたと聞く。「竹むら」には、そんな面影が幾分名残をとどめているらしい。

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火災のあと再建された「かんだやぶそば」

こちらは神田淡路町

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以前 建築雑誌で見たことがあるような現代建築

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こんな看板建築も残っている

戦災で焼けなかった地域で、神田のビル街に点在して昭和の建築が残っている

何だかほっとする一画

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「神田志の多寿司」

ここの「しのだ」(いなり)とかんぴょう巻きが大好物

 「恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」

という安倍晴明に係る一首を妻に教えてもらった

【追記】熊本地震

昨晩の熊本地震には驚きました。何しろTVの速報が震度7でしたから、一旦は目を疑いました。

今朝になって被害の状況が明らかになってきて、熊本城は屋根瓦が落ち、石垣は崩れているし、九州自動車道は通行できず、九州新幹線もストップしている。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

今朝になり、熊本市内にいる知人に電話をしてみた。

3年前に建てた家は問題なく、家具類も制震器具がついていたので食器類が散乱することはなかった。ただ現在断水しているとの事だった。電気や電話・携帯電話は問題ないとの事。今日は会社を休んで食料品等を買いに出ているが、スーパーなどではすでに食料品・水・生活用品がすっからかんで、小さい子供がいるのでかき集めなけれならないと言っていた。

二回目の地震の方が揺れが激しかったようで、何しろ昨晩から余震が続くので寝ていないようだった。

私も、5年前の3.11東日本大震災を思い出して、昨晩は災害時備蓄品を点検した。5年前、あの時は東京でも大変でしたね。それ以来 ミネラルウォーターは備蓄しているし、防災用品はきつちり用意するようになった。

日本列島 いつ地震が起きても不思議ではない。

なによりも今は、川内原発停止すべきでしょうよ。

【4/16追記】

4/16未明のM7.3といい、その後の余震の数と言い、今まで経験した地震とは全く異なる地震ですね。

建物も沢山被害が報告されてきています。こんなに何度も揺られることなど想定外でしょ。

http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?LANG=ja

NIEDサイトの赤い点が示すのが、この2日間の震央分布で、明らかに中央構造線に沿って多発しているのがわかります。震央が集中するエリアの東西の延長線上付近には、伊方原発と川内原発が立地しています。

新潟大学名誉教授の立石雅昭(地質学)さんは「川内原発。直ちに停止するべきです。少なくとも、今地震が収まるまで、原発を停止し、推移を見守るべきです。今日未明のM7.3の地震が本震。今中央構造線西端付近での地震は中部九州を横断して、岩盤が破壊され続けています。動きが読めません。」とツイッターで書いています。

1596年の再来にならなければ良いのですが・・・。

1596年は、特殊な3つの地震が起こった年で①1596年07月09日(旧暦)に愛媛県の中央構造線断層帯で起きた慶長伊予地震(M 7.0) 、②07月12日(旧暦)に大分で発生した慶長豊後地震(M 7.0~7.8) 、③同日、07月12日(旧暦)に京都で発生した慶長伏見地震(M7.25~M7.5)が起こったと史実にあります。

ともかく防災用備品の準備はしておこうと思う。

鹿沼市文化活動交流館

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こちらは立ち寄る予定のなかった鹿沼市立文化活動交流館。川上澄生美術館の脇にある。

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石積みの表情が豊か

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エントランス・アプローチ

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背の高い部分が郷土資料展示室で彫刻屋台が2台展示されていた。

鹿沼に、こんな立派な彫刻屋台があったとは、新らしい発見

車寄せのステンレスの幕板は、唐突な表現に思えた

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とても いい感じ

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160409-011421_Rロビー・喫茶室

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車寄せ

予定になかった見学なので 半分ぐらいしか見ていない

反対側の広場側や妻側の表情を見落としてしまった。

残念

道の駅 みかも -4

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みかも山・みかも不動尊との軸線?

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柔らかくきれいな軒のライン

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春のみかも山

若葉が新緑にかわるグラデーションに見惚れる

万葉集巻14「東歌(あずまうた)にみかもの山が歌われている

下野の三毳の山の小楢のすまぐはし児ろは誰が笥(たがけ)か持たむ

【下野の三毳山(みかもやま)のコナラの木のようにかわいらしい娘は、だれのお椀を持つのかな(だれと結婚するのでしよう)】

道の駅 みかも -1

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「道の駅 みかも」は、東北自動車道・佐野藤岡ICで降り、国道50号線を水戸方面に行ったところにある。

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屋根と軒の曲線が、里山の稜線のようで 風景に溶け込んだ建築になっている。

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左側がトイレ棟、中央部分に農産物直売所、右側がレストランで構成されている

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緑の淡さが桜の色に彩られ 美しい里山が広がっていた。丁度 佐野周辺では桜が満開だった。

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里山を背景にソーラーパネル

 

飛騨高山まちの博物館

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かつて高山有数の造り酒屋・永田家の屋敷があった場所。永田家と矢嶋家の土蔵10棟が現存し、そこをリニューアルし高山市所蔵の歴史資料を展示している。

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門をくぐると中庭があり、その周囲に土蔵展示室が展開する

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高山の町の成り立ちや高山祭についての豊富な郷土資料が展示されており、これで無料だから ありがたい。

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飛騨高山まちの博物館をぐるりと回って外に出ると、飛騨高山を代表する銘酒「久寿玉」の平瀬酒造

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再び伝建地区のメインストリートに戻ると観光客がいっぱい。

久しぶりに都内で調査

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雨の中、久しぶりに都内で既存建物の調査だった。

以前の所有者から新しい所有者に所有権が移行したばかりで、通電してないかと思っていたが、電気も水も開通済みだった。

鉄骨造3階建ての建物で、建築確認済証・検査済証のある事務所ビルを用途変更してフルリノベーションするプロジェクト。

デザイン事務所が設計・図面作成を行い、弊社が許認可・申請業務を全て行うという建築主も了解したコラボレーション。

既存不適格調書・現況調査書等を作成するために調査を行った。

3階に少し奥行きのあるバルコニーがあり、テーブルと椅子が置いてあった。執務の合間の息抜きやコミュニケーションの場として、こんな空間が少しでもあると仕事のクオリティーが高まるような気がする。

調査は、いつもながら階段を計測し、非常用照明を確認し、図面と現況との整合性を確認し、天井裏を各階覗いてきた。

都内だと車に調査道具一式が入ったハードキャリーと脚立を持って、気軽に二人で出かけられる。

こんなもんじゃないだろ・・

飛騨高山、名古屋と一週間の出張から東京に戻ってみると、国土交通大臣指定の指定確認検査機関であるアウェイ建築評価ネット(株)に、4月12日から4か月間の業務停止、一年間の監督命令が出ていてびっくりした。

申請を他の機関に振るように手配せねばならなかった。

アウェイ建築評価ネットと言えば、昨年末に業績不振で大量の人員整理をし、事業所を縮小していた。

恐らく今回の国交省の処分につながる諸問題は、以前から特定行政庁の段階では問題になつていたものと思える。ずっとボヤだったものが、火災に発展したものではないかと思われるのだ。経験的に書けば、こうした あわや処分につながるミスは結構あり、特定行政庁の段階で止まっていて、首の皮がつながっているケースも実は多い。

それにしても、今回のアウェイ建築評価ネットの処分につながる確認検査員4名は、全員行政OBであったのが残念だ。

富士屋 花筏

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東京の桜も散りだして神田川や目黒川が花筏(はないかだ)にならんとする今日この頃。

「富士屋 花筏」は、高山市の和菓子のお店。

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高山市内は、歩いてみると意外と緑は少ない。その中で、高山の自然を感じられるような樹種を選んで配置されており、建物と庭がほどよく調和している。民家を改修した店舗の前一面に、四季折々の表情を楽しめる花木があり、景石や樹木等の配置もよく、癒される雰囲気を醸し出している。

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店内

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 町屋造りの民家を、甘味処を併設した和菓子店に改築した建物だが、古い町家の風情を今も残している。落ち着きとなじみ易さがあり、町家を改修して現代的に活用した好事例。

設計は(株)西建築設計事務所、施工は林工務店。H19年高山市景観デザイン賞建築物の部・奨励賞受賞。緑のある修景の部・優秀賞受賞

土のソムリエ・挟土秀平展 in 光ミュージアム

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岐阜県飛騨合同庁舎を訪れた後、

光ミュージアムで開催されていた「土のソムリエ・挟土秀平展」を見に行った。

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この「光ミュージアム」びっくりぽんの建物なのだが、

それはまた別に紹介しょうと思う。

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ポスターにも使われている、展示室へのトンネル状のアプローチ

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展示会では

美しく詩的な世界が広がっていた。