金沢・雪

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爆弾低気圧が北海道・東北・日本海側を襲った12月17日、建築基準法適合状況調査の為に金沢に行ってきた。

朝早く越後湯沢経由で向かったが、越後湯沢から黒部あたりまでは吹雪で「特急はくたか」は30分遅れぐらいで金沢に着いた。

金沢市役所で打ち合わせをして21世紀美術館の前でタクシーをひろう

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雪とか吹雪とか言うような生易しいものではなかった。

大粒の霰は降るし、突風が舞うし・・・

17日、18日と本当の雪国を体感してきた。

金沢

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金沢市役所との打合せ・現地調査の為に金沢市を訪れる

羽田から小松への飛行機の中から御嶽山の噴煙が見えた

1本は大きく、ほかの2本は小さい噴煙だった

通路側の席でカメラは荷物の中だったので撮影はできず

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金沢市役所は外装工事のようなので時計の植え込みの写真

景観条例が実にきめ細やかで驚いた。

夜の照明に対する配慮、屋外広告物、用水際の配慮

「さすが金沢」と言葉が出てしまった。

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金沢市市役所反対側に位置する金沢21世紀美術館

大学教育における建築法規

その昔、社会人になりたての頃のこと

先輩に「意匠設計者にとって一番大事な事、勉強しなければならないことは何だと思う?」と問われて 少し逡巡して「デザインでしょ」と言った。

先輩は、「法規」だよと言った。

これにはガツーンときた。

実は、若い時は法規は苦手だった。大学で建築法規の勉強はしたし法令集は持っていたが、どうも法文が頭に入らず苦手意識が抜けなかった。

社会人になってほどなく担当したのが、ある会社の川崎の寮だったが、都市計画法の開発行為(都計法29条)をしなければならなかった。測量以外の手続きはすべて行えというのが上司の指示だったが、苦手な建築法規だけでなく 一度も見たこともない都市計画法と施行令、開発行為の手引きに悪戦苦闘した。

公園、道路、水路、排水と各担当課と協議を整え同意文書をつくりと毎日のように役所に通い苦労していたが、先輩に聞いても誰も開発行為の許認可をしたことがなく教えてもらえずに役所の担当者に教えてもらいながらの業務だった。多分土木系の事務所に外注した方が経費は掛からなかったと思うが、今考えると良い勉強をさせてもらったと思う。

建築や都市をつくる上で、法規の役割はとても大きい。社会人になればすぐ直面するのが建築法規を理解しているかどうかだ。

大学教育における建築法規は、今も昔も2単位らしい。

知人に聞くと、建築士試験対応の授業内容で演習中心になっているところもあると聞く。常時使用する法令集は昔の3倍(2分冊)ぐらいの厚さになっているから、それだけ関係法も含めて法令が増えたということだろう。

建築基準法、関係規定だけでなく民法、不動産登記法等、もっと広範囲の法令を教養として勉強してきてもらいたいものだ。

若い設計者からは すっとんきょな質問を時々受け面喰う。

「自分の敷地なのに 何で こんな規制うけなくちゃならないんですか?」「非常用照明なんか必要なんですか?」書き上げると疲れてくるからやめよう。

最後に

「建築基準法はザル法なんでしょ」

「建築基準法が悪いんじゃない。使う人たちがザルにしているだけ」と答えるようにしている。

お願いだから大学や専門学校で建築法規をもっと勉強させて。

 

 

JAPAN NIGHT ・MOVE WITH THE MUSIC OF JAPAN

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「さよなら国立。音楽日本代表、集合」と銘打った「JAPAN NIGHT ・MOVE WITH THE MUSIC OF JAPAN」が5/29開催された。

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入場してからの写真撮影は、開演前でもNG、携帯電話の写真撮影もNGということだったので国立競技場の建物の撮影は数枚のみ。

アリーナ席だったが、ステージに対して長辺方向に幅広い構成だったので、若干ステージとか映像画面は見づらかった。

入場者数は6万人 スゲェ

狼青年のMAN WHH A MISSIONに始まり、鬱々としたSEKAI  NO  OWARI、そしてクールでテクノなPerfume、コンサートの大とりはL’Arc-en-Ciel。

コンサートは盛り上がっていた。

入場者一人一人に貸与されたLEDスティックライトは、音楽とシンクロして会場全体が一斉に色が変わり一体感を創出していた。

L’Arc-en-Cielのコンサートに来たのは2年ぶり。

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コンサート終了後は、周辺は歩道も車道も大渋滞。最寄駅からのアクセス方法。JR千駄ヶ谷駅等の最寄り駅の施設の見直し。周辺環境整備も相当知恵を絞らないといけないところ。

コンサートの模様は下記サイトで

http://www.barks.jp/news/?id=1000103978

新国立競技場の基本設計が発表された。

 

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5/28 新国立競技場の基本設計が発表された。

国際コンペの時よりコストの見直しがされ、規模も縮小されたようだ。基本設計の詳細は下記のサイトに公表されている。

http://www.jpnsport.go.jp/newstadium//tabid/411/Default.aspx

このところ新国立競技場のニュースが飛び交っていた。

5月12日には、建築家の伊東豊雄氏が、国立競技場の建て替え計画に異を唱え、現競技場の改修案を発表した。

【スタンドを複層化、伊東豊雄氏が国立の改修案 】

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20140516/663049/

又、JIA・日本建築家協会が国立競技場解体延期の要望を出している。

【国立競技場の解体延期を要望、JIA 】

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20140523/664070/?rt=nocnt

等、多方面から解体延期、改築ではなく増築・改修の要望が出ていた。

そんなところ5/31のファイナルディを前に基本設計が発表されたわけだが、基本設計を見て個人的にはがっかりした。

なんだか ずいぶんとずんぐりむっくりして 躍動感がない。

自転車競技用のヘルメットから工事現場用ヘルメットになったような・・・。

この基本設計だと、歩行者の視線ではボリューム感だけが強調されるような気がする。やはり8万人収容にこだわるとこうなっちゃうのかなぁ~。

個人的意見は、もともと56年ぐらいで建物を壊して改築してしまうのには賛成できないし、オリンピックのスタジアム基準は6万人だから、増築等をすれば良いと思っていた。

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一方、ザハ・ハディド・アーキテクトの設計なら完成を見てみたいという気持ちもあったけど、最初から予算額の倍になりそうなデザインだから・・・

それでも新しい未来を切り開いていくような躍動的なデザインにはしびれた。

もともとこのコンペは、応募要領でデザインコンペで設計コンペではないとあったけど、ザハ・ハディド・アーキテクトはデザイン監修という立場になり、基本設計は、日建設計・梓設計・日本設計・アラップ設計共同体。

http://www.jpnsport.go.jp/corp/chotatu/tabid/117/Default.aspx

お上が決めたことには逆らえない風潮が日本にはあるが、市民は発言しないと。

 

御朱印帳・神社・古代史

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長女が集めていた御朱印帳に刺激され、出張の都度、社寺仏閣を訪れ御朱印をもらっていたら、1年弱で二冊目になった。

「最近の趣味は御朱印集め」と言うと、意外と驚かれる。

つい1年ほど前は、無神論者だった。二回の手術を経て、麻酔から目覚めてから「死」を意識するようになったからだろうか。それとも意識せざるを得ない年齢になったということだろうか。

始めは、記念スタンプ集めぐらいのつもりだったが、「御朱印とは宝印」と言われてから、神社や寺のいわれを調べるようになった。

そのうち神社について強く関心を持ち、自然と古事記、日本書紀、その他の関連する古代史関係の本を読むようになっていった。

もともと中学生の頃は、松本清張という古代史研究者のような小説家の本を読んでいたので古代史は嫌いではなかった。

そして、今は日本の国家の成立過程である古墳時代へと興味は広がっている。

今月初め奈良から東京へ夜の高速道路を500km程走り、首都高に乗ったらタイムスリップしたような感覚に襲われた。その晩みた夢は、神様たちとダンスをしているものだった。

建築の仕事に関わっているからか、古墳や社寺が、どのようなスケール(物差)で作られたかということには強い関心がある。文献史や一般的な考古学の図書では、あまり数値の記載は多くないが、「物差」は、その民族・文化的反映だと思う。

それと古代史は、当時の東アジアの政治・文化と密接な関係性を持っていると思っている。

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上の地図は、通常我々が目にする地図を反転したものだが、逆の視点、別の視点に立つと色々なことを考え付くものだ。これは建築の仕事の上でも言えることだ。

古代史の本を読むと時間を忘れるので、今は時間を決めて深夜にベッドの灯で見るようにしている。

「成功」「造国」「知識結」

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【東大寺大仏殿に至る塀】

律令制度における造営・修理事業は、内裏は造宮省・修理職・木工寮が、寺院は造寺司が管轄して、諸国からの庸・調を財源として事業を行った。一方、神社の場合には造宮使が管轄して、神税を財源として事業を行っていた。

国家的規模の寺院や神社の建造・再建・修復には、たいていは「成功」(じょうごう)あるいは「造国」(ぞうこく)という制度がとられていた。

「成功」(じょうごう)とは朝廷の公事・行事及び殿舎の営繕、寺社の堂塔修造費用など本来、朝廷の公費で負担すべきところを、任官希望者を募って任料を納めさせるか、または自己負担でそれぞれの事業の功を成らせて、見返りに官職に叙任するという売官制度の一種である。

「造国」(ぞうこく)とは、平安時代中期から南北朝時代にかけて、内裏や寺社などの造営・修理の負担を割り当てられた国のこと。その責任者となった造国の国司(受領)を造国司(ぞうこくし)という。受領国司に財源をまかなわせ、国司は任国内の税物を加徴できるようになっている。これはうまくすれば収入の一部を私物化できるので、希望者も多かったようだ。

東大寺で思い出したことだが、重源は東大寺再建の時 国家予算で建築を主導したわけではない。

「知識結」(ちしきゆい)という方法である。

各所に「知識」(ちしき・智識とは、仏教の信者が善業を積み重ねるために寺院や仏像の建立や維持、写経や福祉などの事業のために金品などを寄進すること。また、寄進者や寄進物を指す場合もある。)を結び、これをネットワークする「勧進聖」を募り、これらを組みあげながらプロジェクトを進めるという方法である。そのリーダーを「大勧進」といった。大勧進は事業計画のすべてをまかされ、立案と予算の執行権をふるうことができ、知識物(これらは進退・進止とよばれた)を自由に差配することができるが、無報酬となる。

重源は東大寺再建を成した後「大和尚」の称号を与えられているから名誉と報酬は、後からついてきている。

「知識結」は、現代的に言うとNPOと言えるかもしれない。

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「建設業の人不足 公共事業急増のツケだ 」@中日新聞

中日新聞の2月18日付に「建設業の人不足 公共事業急増のツケだ」という社説が掲載されていた。

◆ 建設業の人手不足が深刻化している。縮小傾向にあった建設市場が、震災復興に加え自公政権の公共事業積み増しで急膨張したためだ。経済にも影響が出始めている。抜本的な将来像を描くべきだ。

▼ 何とも皮肉な話である。建設業界はバブル崩壊以降、建設投資がピーク時の八十四兆円(一九九二年)から最近は四十兆円台に落ち込み、それに伴って最大約七百万人いた就業者は五百万人に減った。若い人の就労が進まず、人不足と高齢化が進んだ。

そんな業界事情なのに、東日本大震災の復興需要に加えて景気回復傾向を受けた建設・不動産ラッシュ、東京五輪の開催準備も加わった。さらに大幅な公共事業の追加である。人手不足や資材高騰に拍車がかかるのは当然だ。

▼ 問題が深刻なのは、影響が広く国民生活に及び始めたことだ。公共工事の入札不調が全国でみられ、待機児童問題で急がれる保育所の開園や病院などの整備が遅れている。慌てた政府は、消費税増税後の景気対策となる補正予算の確実な執行を求めたが、安易な公共事業増加のツケは明らかだ。

 国土交通省は人手不足対策として、公共工事を発注する際の人件費の基準単価を昨年に続いて引き上げたり、入札で複数工事を一括発注するなどの取り組みを始めている。外国人を労働現場に受け入れる技能実習生の規制を緩和しての活用も検討している。

▼ しかし、こうした付け焼き刃的な対応には大いに疑問だ。他産業に比べて低い建設業労働者の賃金を改善するのは妥当だとしても、建設現場に欠かせない型枠工や鉄筋工などの技能労働者は一朝一夕に穴埋めできるものではない。

そもそも現状は人手不足だが、人口が減る今後も建設需要が続いていくかは不透明だ。中長期的な見通しもないまま、その場しのぎのような対応では若い人らの入職は進まないであろう。外国人の技能実習制度も、本来は途上国の人材育成を目的としている。安価な労働力確保や雇用の調整弁のような扱いは許されないはずだ。

 政府には、泥縄的ではなく建設産業の将来像まで描いてほしい。業界にも注文がある。元請けから下請けまでの重層構造の下、賃金の中間搾取や社会保険未加入といった悪弊をまず正す。国による処遇改善に頼るだけでなく、教育訓練や技術伝承といった人材育成、生産性向上につながる技術革新などを自助努力で進めることだ。http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2014021802000099.html

 

中日新聞の言うとおりだと思う。

バブル崩壊後の失われた20年の間に、度重なるリストラによって、技術者・職人は建設業を離れて、いまや就労人口は最大時に比べて70%程度まで落ち込んでいる。

急に仕事があるから建設業に戻れと言っても土台無理なはなし。建設業・設計業界は相変わらずの「ブラック企業」業界だ。

私が建築の勉強を始めたころは、未来の都市は自分たちがつくるんだという夢と希望があった。田中角栄氏の「日本列島改造論」なんかにも触発されたけど、今や高速道路は整備されたけど、どこに行っても駅前店舗はチェーン店、主要幹線もロードサイドはチェーン店という均一的な街になってしまった。

「里山資本主義」ではないが新しい「日本列島改造論」=都市構築のビジョンが欲しい。

 

明けまして おめでとうございます。

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 新年 あけましておめでとうございます。

旧年は、通院・入院・手術・自宅療養と

約半年間に渡って事実上仕事を休んでしまいました。

夏からは、その反動でしょうか全国各地への出張が続き、

業務を通じて各地の建築条例や取扱に触れ見聞を広めることができました。

出張のついでに立ち寄る社寺仏閣を初めとした建築物には、

相変わらず多くの刺激を与えてもらいました。

教科書でしか知らなかった建築の数々

昨年は、京都の「岩清水八幡宮」、「上賀茂神社」、「貴船神社」

等が印象に残った建築でした。

今年も全国への出張が続きますが、

御朱印帳をバックに入れ

業務の傍ら社寺仏閣めぐりをしたいと思っています。

尚、私どもの業務は

  1. 用途変更(コンバージョン)の設計・申請
  2. 建物遵法性調査
  3. 法適合性調査(既存不適格建築物現況調査・検査済証無し建物の増築、用途変更)

以上の三本に集約されてきました。

この分野で、一層の研鑽に努める一年にしたいと思います。

本年も宜しく御願いします。

 

豊橋・・・

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出張で愛知県の豊橋に行ったのは12月9日だったから、福岡や安芸の宮島より前の事になる。

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新幹線とJRの駅舎は立派であり、それと同時に再開発されたであろう駅前の人工広場も近代的な美しさを保有している。

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駅前広場に幾つもの彫刻が置かれているが、そのひとつひとつの意味を調べる時間は無かった。

たった三時間あまりの豊橋滞在でだった。

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この豊橋を横断して渥美半島から伊勢に行ってみたいと前から思っていたのだが、この地図を見ていると豊かに広がる農村の風景が脳裏に浮かぶ。

駅舎の立派に較べて、シャツターの降りたところが目立つ商店街。平日の朝だというのに人通りも少なく、逆にその人の少なさにほっとする。

 

福岡市の整形外科火災事故に思う -1

平成25年10月15日、国交省が福岡県福岡市の整形外科において死者10名、負傷者5名の火災が起きた事故をふまえて緊急点検の指示をだした。

国交省と消防庁の事故報告を読むと、現在の建築基準法や消防法の既存建物の維持管理に関する事項から漏れ落ちた建物だと感じた。

平成25年10月11日に福岡県福岡市の整形外科において、死者10名、負傷者5名の火災が発生しました。
この火災については、現在関係当局により原因等の究明が行われているところですが、今回火災のあった建物は建築確認の届出をせずに増築され、その際、煙感知方式に改修すべき防火戸が温度ヒューズ式のままとなっていることなどが確認されています。また、少なくとも防火戸が作動しなかったことが被害の拡大につながったと考えられているところです。
このような火災の被害を防止するため、本日(10月15日)付けで、都道府県を通じ特定行政庁に対し、別紙のとおり病院及び診療所の防火設備に係る緊急点検を行うよう通知しましたのでお知らせいたします。
添付資料

http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000436.html

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上記は国交省の緊急点検に添付された事故の概要

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既存不適格建築物だと思っていたら、無届で増築した部分があるから違反建築物。一体増築だから既存遡及する部分は多い。

しかし火災現場から無届の増築部分の概要を、よく把握できたなぁと思った。国交省の調査能力はすごい。

昭和44年、昭和48年に確認申請が提出されていたとしても この報告書では完了検査が行われていたか記載が無い。

当時の書類は、建築確認記載台帳に掲載されている簡潔な情報。残っていたとしても建築計画概要書程度なのだ。

福岡市博多区整形外科火災(第5報)_01

上記は消防庁の第5報

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微妙に面積とか国交省の資料と相違している。

特殊建築物定期報告の対象から除外されているから既存建物の維持管理状態を把握できない。報告義務が無いから不備や未整備部分があつても放置される。

既存建物の調査で多くの物件を見てきて、防火区画・非常用照明・代用進入口は不備なものが多い。

それらの多くは、特殊建築物定期報告から除外されている中小規模の建物だ。

 

 

ビジネスホテル

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最近はビジネスホテルの競争が激しいからだろうか、平日の宿泊料金が安い。

聞くと土曜日だけは、倍ぐらいの価格になるらしい。

ネットで予約すると更に割引があるし、繁華街から少し離れたところが狙い目だ。

写真は、京都で宿泊したビジネスホテルの朝食(500円)

建物調査等の仕事で出かけると、ホテルに着くなりカメラバッテリーの充電、画像の整理、調査事項を書きとめた野帳の整理とあわただしい。

シャワーを浴び、ベッドに横たわると もう外出などしたくなる

その土地の美味しいものを食べたいとは思うが、地元の人に紹介された店以外では、自分で探して、巡りあうのは難しいし、一度ホテルに入ると億劫になる。

夜は、その都市の特定行政庁の建築条例や取り扱い基準を再確認したりと その日のうちに問題点を整理したりすると、あっという間に時間は過ぎる。

ERI 3,000万円でTBTCを子会社化

5/14 指定確認検査機関の日本ERI㈱が、同じく指定確認検査機関の㈱東京建築検査機構(TBTC)の株式を取得し子会社にすると発表した。

http://www.j-eri.co.jp/news/data/new285.pdf

ERIは、国土交通大臣指定でTBTCは関東地方整備局指定の指定確認検査機関。

取得金額は3000万円、ERIの議決権所有割合は76.9%と発表されている。

ということは、資本金1億8千万円で設立した会社が、現在では3900万円としか評価されなかった・・・。

TBTCは、平成13年5月に清水建設が、建築確認業務に参入するため設立した会社で、当時ゼネコンが建築確認代行業務に参入する初のケースとして注目を浴びた。

TBTCの資本金1億8000万円のうち、清水建設が43.3%、オリックス・キャピタルが19.4%、残りをその他10社が其々出資していた。

建築着工件数の減少・停滞で指定確認検査機関の経営状態が芳しくないところが増えていると聞く。

TBTCも数年前から業績が悪化し人員整理・縮小していた。発表されていた決算書でも赤字が続いていたが、ついにERIに身売りした? それとも買ってもらった? それとも・・・

これから指定確認検査機関の業界再編に拍車がかかるのだろうか。

住まいの多様化か、貧困化か・・・

都心では、激セマ部屋というものが繁殖しつつあるらしい。

もとのわずか30㎡のマンションの部屋を6区画(5m2/人)、いや40㎡に12区画(3.3m2/人)でそれぞれ月額家賃3~5万円で貸しているというものである。

しかも保証人不要、敷金なども不要という賃貸条件らしい。

賃貸するほうからみれば、家賃の不払いやら失踪、退去などリスキーな要素も多いが、家賃収入も多い。

ハイリスク・ハイリターンのビジネスモデルというか、社会的弱者を食い物にする貧困ビジネスの一形態か、とにかくきわどいビジネスだ。

居住者は狭さを苦にしない若者中心で、個室は衣類クロゼットや壁掛けテレビ・小型冷蔵庫等も備付けで以外と小奇麗な装いだ。

広さから言えば、私の学生時代(もう40年近くなるが・・・)に住んでいた部屋(4.5帖・K付き)、先輩の部屋(6帖・WC・K付き)に居候していたころ等に比べても、これらの「激セマ」シャアハウスは狭い。もっとも私が借りていた時代のアパートは古かったが。

住民登録できるところがないと就職もままならないのだから、ネットカフェ難民の方々には救いとなる住まいの形態なのかも知れない。

非正規雇用の増加(平均年収の低下)が、住まいの貧困化に拍車をかけているのだろうか。

テレビでも、スーパーJチャンネルで『街角の死角 史上最狭!?”極セマ部屋”のワケあり男女』と題され、シェアハウスの狭小住宅に住む人びとを特集していた。

この極セマ部屋を提供している会社のひとつがルームジャパンという会社。

http://roomjapan.jp/

これらのシャアハウスは、建築基準法的にはどうなの? 消防法上問題があるんじゃないの?というのをはばかってしまう現代社会の現実がある。

当然、法的には問題ありなのだが、

この国では、飲食店ビル、ネットカフェ、グループホーム、エレベーターと 誰か人が死なないと事故調査も法改正も出来ない。

なんだか社会の貧困化が、当事者達が気づかないうちに進行しているように思えてならない。

御用納め

今日が官庁や多くの民間企業の仕事納めだ。

ただ自営業者に仕事納めというものは 事実上ない。

年末にかけて幾つもの設計プロジェクトに関りを持つようになってきた。勿論 プロジェクト毎に設計事務所も建物の用途・打合せをする行政・指定確認検査機関も異なる。

いろいろな設計段階から関与するのだが、多くは基本設計が出来たか出来てないかとの段階でプロジェクトに関り始める。

設計担当者達からの法的な質問や出来ればこうしたい等の意見を聞きながら、設計担当者が行政等との打合せが不充分と思ったら、再度 必要な事前協議等の打合せを行政と行ったり、消防署や指定確認検査機関と打合せをしたりする。

設計というのは問題が複雑に絡み合っていて、法的な規制・建築主の要望・コスト等 まるで連立多次方程式を解いていくがごとくである。

例えば、消防法の無窓階・有窓階の取り扱い。

無窓階にすれば屋内消火栓・火災報知器の機種変更・誘導灯が必要となり、当然建設コストがアップする場合があるとする。有窓階にするにしても東京消防庁の「消防同意事務審査要領」(これは各県で微妙に異なる)に詳細な規定があるし、中庭形式とか そもそも道路側が西向きなので開口部は極力小さく少なくしたい等 と こちら立てればあちらが立たずのような もつれた糸を解くような作業の連続である。

自分なりに法文を再読し、各地の取り扱い事例を参考にして 行政や指定確認検査機関と交渉したりしている。

私がプロジェクトに関与する事で、建設コストが下がったり、面倒な役所との交渉がスムーズになつたりと 業務料金以上にプロジェクトに貢献していると自負している。

そうした事を各設計事務所の若いスタッフとやりとりし、行政や指定確認検査機関と打合せし、橋渡しをする業務といえるだろうか。

だからか単純な建物は あまり相談されないし、建築基準法だけでなく、そのプロジェクトに関わるほとんどの申請・届出などの手続きに関与している。

勿論省エネ法の届出とか単独申請の業務も多いのだが・・・

設計事務所はスタッフはギリギリの人数で活動している。これは現在の中小零細企業はどこも同じで、設計事務所はゼロにもならないC細企業と言われている。だからプロジェクトが重なったりすると図面を信頼して外注できる事務所があれば良いが、そうでない場合はスタッフが施主との打合せ・図面にかかりきりになり、許認可業務が後手後手になる事もある。そうした場合や複雑な許認可(私の得意分野は都市計画法と建築基準法)が必要な時、私が呼ばれる。

「どんな仕事をしているの?」と よく聞かれるが、以前は「図面を書かない建築事務所です」と言っていたが、最近 概略こういう業務と言える様になってきた。

もともと今年、独立開業するつもりはなかった。

たまたま体調を悪くし、入院・自宅療養をしていくうちに、漠然と今の業務のイメージが出来てきた。その後は軌道修正をしながら進んでいる。

まぁ 石橋を叩いて渡るより飛び越えてしまえという気質なので 回りは結構苦労するらしい。

 

JW_CAD & アテンションコントロール

久しぶりにJW_CAD(二次元フリーソフト)で図面を書いている。

約5年ぶりかな

途中簡単なレイアウト図などは書いているが、設計図書を作成するのは久しぶりだ。

ゆえに 大体の操作は身体が覚えていたが、集中力が持続しない。

歳だなぁと感じる

集中力が途切れるとネットをしている

結構悪い傾向

自営業者(フリーランス)は、上司の目も 部下の目もないから 好きな時間の使い方をする。

ついネットをしたり、昼寝をしたり、本を読んだりと 散漫になりがち

だからアテンション(注意力・集中力)のコントロールは、最も大事な事。

昔 二十年ほど自営業者だったので(ただし社員がいた) その辺のコントロールは大丈夫なはずだが、なかなかペースを掴めないでいる。

ところでJW_CADは、とても優れた無料のソフト。

AUTO CADやベクターも訂正程度は操作できるが、身体に染み付いているのはJW

12月から とあるところで建築概論とJW_CADを教える事が内定した。

ということで

図面の書かない事務所などと知人には言っていたが、勘を取り戻す為に図面の応援もしている。

さて また図面を書かないと

締め切りが近い・・・