どこかへ行きたい

もともとゴールデンウィークにはどこにも行かないことにしている。かわいい孫達も遊びに来ることだし、天候も不順だけど、何だかどこかに行きたい。

頭を空っぽにする時間が欲しい。

キャンプにも行きたいが 時々ギアを買い集めるのとアウトドア関係の本を買うだけで済ましているものだから、余計ストレスが溜まってきて噴火寸前。

さて5月セミナーの為の原稿をようやく書き下ろした。

A4で30頁にもなった。

4月の東京セミナーでは原稿を作らなかったので言い忘れた事が沢山あった。

果たして90分で収まるだろうか。

配布資料を増やしてポイントだけ説明するようにした方が良いかもしれない。

原稿をパワポ修正チームに渡して作業に着手してもらわないとならない。

終わらしても終わらしても仕事が積みあがっていく。

「建築ストックの再生・活用技術セミナー」IN 東京 終了

【講師の大貫さん】

4月22日(月)「建築ストックの再生・技術セミナー」IN 東京 会場いっぱいの参加者を得て無事終了しました。

とにかく楽しいですね。

他の講師や参加者、若い人達から刺激を受けて。

一人で仕事をしていると家族以外とはあまり喋らないので、そのうち言葉を忘れて認知症になってしまうのかなと思うことがありましたが、しばらくは大丈夫のような気がします。

さて昨日は、回収したアンケートを読んだり、修正点を講師間で忌憚なく指摘しあうなどしました。改善(リバイズ)にむけての取組みが開始されています。みんな真面目ですね。来月の大阪セミナーでは、よりバージョンアップしたものを提供できるかと思います。

東京セミナーの参加者を見渡した限りでは、木造系の設計者・技術者が多かったので「古民家」のほうが親しみやすかったかなあと思っています。

現役時代はパワーポイントを自分で作ったことが無く、若い人の作ったもの、発表したものに意見を言っているだけでした。

60歳過ぎてから自分でパワポを作るようになり、まだ数回なので技術も稚拙ですね。

講師の野上さんが原稿を作っており感心しましたが、他の人に聞いたら原稿は必要と言われました。ということで早速原稿づくりに着手。

また全体的に弁当箱にいっぱい詰め過ぎとも言われました。聞いている方が満腹になってしまうそうです。もっとゆっくり喋れ、原稿作らないで喋るから雑談みたいになるんだと・・・

この連休にプロジェクトチームが、私のパワーポイントを修正してくれるようなので大阪セミナーでは よりわかりやすい内容にしたいと思います。

写真を取り忘れ、また依頼するのを忘れて大貫さんの写真しかありません。

4月22日(月)「建築ストックの再生・活用技術セミナー」IN 東京

以前から告知していました「建築ストックの再生・活用技術セミナー」IN 東京は、4月22日(月)にいよいよ開催されます。東京会場は、関係者の皆様の御尽力で満席となりました。ありがとうございました。

セミナーというと、とかく一方的になりがちですが、公開カンファレンス(症例・事例研究)に近づけることができればと思って取り組んできました。あまり名前の知られていない建築事務所4社が共同開催なので、「上から目線」ではなく「事例研究」よって今後とも参加者と経験を交流していければと考えています。

カンファレンスは医療の世界のみならず、最近では弁護士事務所の中でも行われていると聞きます。しかし建築の世界では あまり事例がありません。上下の関係が強い企業の中では難しく、こうして設計者や工事関係者が経験を持ち寄って技術や意見を交換することが、技術的な課題も多く残っている「建築ストック再生・活用」の分野では とりわけ大事なのではないかと思っています。

準備は概ね出来てきましたが、私の担当分野については、お話しすることの推敲を未だ行っているところです。

ノートルダム大聖堂火災

あの薔薇窓も溶け落ちたみたいですね。

高熱で爆発したというのが正確らしいです

もう二度と見ることは出来なくなったと思うとショックです。

子供達が小学生の時ノートルダム寺院に行き薔薇窓を見ているはずなのですが、記憶にないとのこと。うちの婆ちゃんも覚えていないとか。ちょつとがっかりしました。みんなで写した写真が残っているのに・・・。

日本の歴史的遺産も火災には充分気をつけてもらわないなりません。

その後の詳しい被害状況が報道等されてきて3つの薔薇窓の内、1つは被害を受け2つは無事のようです。完全修復ではなく 修復の是非を含めた国際コンペをするとか色々と騒がしいですね。

アンドリュー・タロンという建築史家がこの5年ほどかけて、大聖堂の内部と外観をレーザースキャナーを用いてスキャンし、3Dの点群データに落とし込んでいたそうです。これによって、修復はより完全なものに出来そうですから修復の道を選択すべきではないでしょうか。

ノートルダム寺院3D寺院

 

「H1法話グランプリ~エピソード・ZERO」

「H1法話グランプリ~エピソード・ZERO」 昨年病院に入院していた時にユーチューブを見ていて、こういう取り組みがあるのを知った。若いお坊さんの法話技術のレベルアップを図る目的らしいが 聞いていると自然に涙があふれてくる話もある。

爺になると坊さんの法話が心にしみる。

私の高校時代の国語の先生であり、クラブ活動の顧問がお寺の住職だった。色々な僧侶の法話を聞いていると 高校時代の国語の先生を思い出す。

今はギターやピアノを弾きながらの音楽法話、漫才法話、紙芝居法話等 法話にも色々な手法がある。

今年の「H1法話グランプリ」は、昨年までより相当グレードアップしている。審査委員長は釈撤宗先生。全国各地から宗派を超えた8人の選りすぐりの僧侶の法話の競演。チケットが買えれば神戸須磨寺に行ってみたい。

H1法話グランプリ

 

プロフェッショナル 仕事の流儀「疾走、あんこ道~菓子職人・小幡寿康~」

4月9日に放送されたNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀「疾走、あんこ道~菓子職人・小幡寿康~」』を見て、放浪と言うか流しのコンサルタントというスタイルにあこがれてしまった。

これぞ私が目指す道と。

かねてからキャンピングカーを事務所と車中泊ができるようにして全国各地を回って歩こうとパートナーに提案しているのだが、何度言っても否決されてしまう。パソコンとネットさえあればどこでも仕事ができるし、たまに東京に戻ってくるだけで良いではないかと説得しているのだが、なかなか城は落ちない。

菓子の世界でも餡を作らず他所から買って済ましている店があると知った。餡は菓子の根幹をなす部分である。建築設計業界でもワードとエクセルしか使いません。図面は全て外注ですと自慢している人がいたが、それってどうなのよ。設計者としてと思う。

私は図面の外注は好きでない。目配せができなくなるような大規模な設計は引き受けていない。

メディアで取り上げられるのも好きじゃないし、図体は大きいが目だたない存在だとパートナーは言う。あんたが人一倍目立つから良いんだと切り返す。

「一店主義」や「隠れ家レストラン」の店が好きだ、御中元やお歳暮は極力そういう店から買うようにしている。均質化する世界の中で孤高を死守している人が好きだ。

先日お客さんと話していて、知る人ぞ知る「建築コンサル業界の隠れ家レストラン」ですと紹介した。その代わり美味いもの食わせまっせ。

「建築ストックの再生・活用技術セミナー」を開催します

このたび「都市×地方それぞれの建築ストック再生」を副題として「建築ストックの再生・活用技術セミナー」を開催する運びとなりました。

弊社で近年取り組んできた都市の多層階住宅のリノベーション・重量鉄骨造検査済無建物の増築改修と、野上氏・大貫氏が取り組んできた養蚕農家のホテルへのリノベーション・増築改修の二つのテーマで公開セミナーを行います。いずれも調査・申請・設計というプロセスに焦点をあてた実務者に役立つセミナーになっています。

講師陣・建築系事務所4社共同主催・共催 (一社)住宅医協会です。

是非 御参加いただけれは幸いです。

【東京会場】4月22日(月)13時~17時 連合会館401号室

<終了しました>

詳細及び参加申込書・PDF

ストック再生セミナー・東京

【大阪会場】5月15日(水)13時~17時 (株)ニチネン本社4階会議室

<終了しました>

詳細及び参加申込書・PDF

ストック再生セミナー・大阪

*新建ハウジング・WEBで紹介されました。新建ハウジング

*(一社)住宅医協会・WEBで紹介されました。住宅医協会


【3/26 講師陣打合せ】

4人の講師陣がセミナーで発表するパワーポイントを持ち寄り、それぞれの担当部分を説明し、みつちり4時間にわたり意見交換等を行いました。調査・申請・設計にわたるプロセスが詳細に語られ、経験やノウハウも語られるレベルの高いセミナーになりそうな予感がします。

リノベーションセミナーは最近多くなっていますが、どちらかというと「まちづくり系」で、実務者(建築設計者・建築技術者)の知りたいことに寄り添った「技術セミナー」は、あまりないと思います。今回のセミナーは、再生・活用技術を深化させたセミナーとなっています。

野上氏・大貫氏の養蚕農家を旅館にリノベーションした事例は、木造の一体増築にチャレンジした意欲的な作品です。用途変更した事例は数多いのですが一体増築は現行法の構造規定に遡及しなければならないので技術的にハードルが高く、それをひとつひとつクリアした経験が述べられています。プレゼン資料も美しく、説明も親切で感心しました。

私、寺田と構造設計担当の伊藤氏による「多層階住宅のリノベーション」は、数件の同様事例を比較する事で、法的な問題点、調査項目や行政の対応など分かってくる事が多いと思います。そして今のところ重量鉄骨造の多層階住宅がスケルトン・インフィルが実現できる最適な構造ではないかと考えています。

個々の説明時間を調整した結果、私の持ち時間が増えました。

また学生参加費を1,000円としてリノベーションに取り組んでいられる大学の研究室を通じて参加をお誘いすることにしました。


【4/10 東京セミナー満席】

おかげさまで東京セミナーは、満席となりました。

東京セミナーは秋田県、宮城県、群馬県、名古屋市、埼玉県各地等 遠方からも参加申し込みがあり、建築ストックの再生活用技術への関心が全国各地に広がっていることを新めて実感しました。

ありがとうごさいます。


 

 

夜の椿山荘

神田川沿いから椿山荘の庭に入る

右手に長松亭

夜の椿山荘の庭を歩く。

爺と婆で

幽翠池

羅漢石 総勢20あるとの事

ほたる沢の脇の階段を上がってバンケット棟へ

「リフレクション」

「リフレクション」(省察・内省)という言葉がビジネス界や教育現場で注目されているようだ。

「リフレクション」とは実践を振り返り教訓を導き出すこと。「リフレクション」を「主要能力の核心」と位置付けているところもある。反省とはことなり実践して起きた事象を振り返り本源的なものに気付く事と本には書かれている。

現役の頃は、忙しさにかまけて振り返ることがなかった。今も現役と言えば現役で、たぶん今の方が仕事の時間は長いと思うが、毎週毎週作らされた業務報告書や会議に忙殺されていたころよりも何故か時間を作れる。現在は、年に一度程度セミナーをすることでようやくリフレクションすることができている。

今年東京と大阪で開催する「建築ストックの再生・活用技術セミナー」は、多層階住宅のリノベーションに対象を絞ってリフレクションした為に、色々な課題が明確になった。

ほとんど書下ろしみたいな内容になっているので、以前のセミナーで使ったパワーポイントのページはあまり使えなかった。現在も4月22日のセミナーに向かって推敲を続けているが、自分なりに面白いもの、若い技術者に役立つものに仕上がってきたと思っている。

このセミナーには東京会場では、宮城県・群馬県・名古屋市等の遠方の方々。大阪会場では福岡・金沢・兵庫・奈良等と全国各地の方々から参加申し込みがあった。

私なりのリフレクションを公開できると思う。