おはらい町・おかげ横丁を歩く
平日の夕方近くだというのに参拝帰りの人達で溢れていた
おかげ横丁の人気店・ふくすけで伊勢うどんを食べる
この日、天気は良かったが風が冷たく、
外宮・内宮と歩き、身体が冷え切っていた。
そんな時に食べた伊勢うどんは、最高に美味しかった。
現在の伊勢うどんが誕生したのは江戸時代末期で、お伊勢参りの参拝客にも伊勢うどんが好評だったという記録が残る。旅の疲れを癒す暖かくて胃に優しいうどん。
かつて日本の三大遊郭といわれた古市(外宮と内宮の間に位置した)にあった「豆腐六(どぶろく)」といううどん屋が特に有名で、中里介山が書いた長編小説「大菩薩峠」の中にもこの店が登場している。そこには「豆腐六のうどんは、雪のように白くて玉のように太い、それに墨のように黒い醤油を十滴ほどかけて食う。『このうどんを生きてるうちに食わなけらば、死んで閻魔に叱られる』と土地の人に言い囃されている名物」とある。「ふくすけ」は、そんな「豆腐六」のイメージを再現した店舗だとか。
伊勢醤油本舗でおかげ横丁の新名物と言われている
「伊勢焼きうどん」をお土産に買う
自宅に帰ってから作ってみたが、3分ほど茹で、フライパンにタレを入れ温め茹であがった麺をからめて出来上がり。仕上げに刻んだ葱や紅ショウガを載せてもよし。シンプルなんだけど、これが美味しい。「伊勢うどん」に加えて「伊勢焼きうどん」もファンになった。
赤福本店
今回は赤福は食べなかったし、お土産にもしなかった。
東京でも買えるし。
代わりに買ったのが「太閤出世餅」
中世の時代、百数十年途絶えていた伊勢神宮の式年遷宮の復興をなした太閤秀吉が好んだという伊勢の焼餅を「太閤餅・出世餅」と呼ぶようになったとか。保存料が入っていないとかで、甘みも抑えられていて美味しい餅だった。
また来ます。