
ぎょうざの満州は、埼玉県川越市にある主として埼玉、東京に店舗がある中華料理チェーンで、最近よく食べに行ったり、テイクアウトしている。
数年前に一度食べたことがあり、あまり美味しくないという印象を持っていたが、最近食べてみて以前より格段に味が良くなっていた。それと油が強くなく、餃子はあっさりしていて爺婆でも毎日のように食べられるように思える。
それで株式会社ぎょうざの満州のことを検索してみたら、なるほどなと思う企業戦略の宝庫だった。
「食品の製造及び販売・中華料理店の経営」と企業概要にあるのは普通なのだが、植物油を使い、麺も餃子の皮も国産小麦を使用している。さらに自家製農園も持っている。
全店直営店舗 101店舗(2021年12月現在)、従業員数 2,050名<正社員320名>(2021年6月現在)とあるから餃子の王将や日高屋といった他の中華料理チェーンに比べて規模が大きいわけではない。
全店直営店舗ということもあり社員教育が徹底しているように見える。実に店が清潔だ。他の中華料理チェーン店のように、油ギトギト。客が食べて帰ったあとの食器をいつまでもテーブルに置いておかない。
社長が創業者の2代目で女性ということもあり、客の視点が貫かれているように思える。
【ぎょうざの満洲スローガン】
「おいしい餃子で人々を健康で幸せに」
「安くておいしい食事を安心して食べられる店」
「出来たてのおいしさを農家と共に」
【全て自家製3割うまい!!】
(うまい、安い、元気)を合言葉に営業してまいりました。
3割とは、原材料費、人件費、その他経費が3割ずつで、いつの時代でもバランスのとれた営業をし、お客様の期待以上の高品質を提供する事を目標としております。これからもおごることなく、生産農家の方と喜びを分かち合い、社員と共に一丸となって取り組む所存です。
「顧客に届けるべき価値が明確」な戦略ストーリーが展開されている。
財務から言って3・3・3・営業利益1というのは、結構大変。
最近は玄米チャーハン+餃子+小松菜と玉子炒めに、はまっている。