ぎょうざの満州

 ぎょうざの満州は、埼玉県川越市にある主として埼玉、東京に店舗がある中華料理チェーンで、最近よく食べに行ったり、テイクアウトしている。

 数年前に一度食べたことがあり、あまり美味しくないという印象を持っていたが、最近食べてみて以前より格段に味が良くなっていた。それと油が強くなく、餃子はあっさりしていて爺婆でも毎日のように食べられるように思える。

 それで株式会社ぎょうざの満州のことを検索してみたら、なるほどなと思う企業戦略の宝庫だった。

「食品の製造及び販売・中華料理店の経営」と企業概要にあるのは普通なのだが、植物油を使い、麺も餃子の皮も国産小麦を使用している。さらに自家製農園も持っている。

 全店直営店舗 101店舗(2021年12月現在)、従業員数 2,050名<正社員320名>(2021年6月現在)とあるから餃子の王将や日高屋といった他の中華料理チェーンに比べて規模が大きいわけではない。

 全店直営店舗ということもあり社員教育が徹底しているように見える。実に店が清潔だ。他の中華料理チェーン店のように、油ギトギト。客が食べて帰ったあとの食器をいつまでもテーブルに置いておかない。

 社長が創業者の2代目で女性ということもあり、客の視点が貫かれているように思える。

「顧客に届けるべき価値が明確」な戦略ストーリーが展開されている。

 財務から言って3・3・3・営業利益1というのは、結構大変。

 最近は玄米チャーハン+餃子+小松菜と玉子炒めに、はまっている。

深夜のお仕事

 華金の深夜に東京を横断して既存建物のエレベーター入れ替えのための設計調査に立ち会いました。

 25時のテナントの閉店を待って調査開始。上の写真はエレベター。

 こちらはエスカレーター。保守点検を兼ねたメーカーの技術者と設計担当者による調査で、色々な個所を計測していました。エスカレーターも新規入れ替えなのですが、もしかしたらエスカレーターの構造体であるトラスは残して現行法の層間変計角はクリアーできるかも知れないということで、詳細な調査が進みます。

 今日はメーカーから設計3人、技術5人、立ち合い2人、警備員さんと深夜の店舗はにぎやかです。

 それにしても夜中は寒い。

てら小屋チーム・第16回WEB打合せ

 毎月開催していたWEB打合せ。1月は諸事情により飛ばし2月になって開催。

 冒頭、現在進行形のプロジェクトの進捗状況の報告。進行形プロジェクトの共用部デザイン検討のための事例、カラースキームを担当者が報告し質問や意見の交換を行った。

 今回のメインは、「ジャンク不動産の商品化」と題して、今までの事例を紹介をした。

 違反建築箇所がとても多い物件の改修。是正工事を行って、全体的にリノベーションを行ったうえで検査済証を取得した。ちょっと内容が濃くて2時間もかかった。その後、チーム参加者からの個別相談を受けた。

 次回は3月。「生産施設の遵法性調査」について説明することにした。

labor、work、play

聞くところによると「仕事」に対応する英語の意味は三つあるそうだ。

「labor」は「労役」である。基本的には強制されて行う奴隷の仕事。嫌でもやらないと生命や安全が脅かされる。

「work」は、企業組織に属し、それぞれ決められた仕事をするような、現代的な仕事の形態なのかもしれない。

「play」は、プロの野球選手などのようにプレーして報酬をもらうう形態。彼ら、彼女たちの事を決してワーカーとは呼ばない。

 我々設計者の仕事は、果たしてlaborか、workか、果たしてplayか。それぞれの所属、立場によって異なるだろうが、私は一生プレーヤーでありたいと思うのだ。

図面? 絵? なにこれ

 古からの知人から送られてきた図面。とある設計者から確認申請の手続きを再委託されているらしく省エネ計算をしてくれないかという依頼だった。

 まあ古くからの知人なので図面を見てみたら「図面?絵?なにこれ」とつぶやいてしまった。建築確認申請の仮受図らしいが、省エネ計算するにしても断熱の仕様も建具の仕様も書かれていない、さらには空調、照明、給湯図もない。

 およそ性能に関しては無頓着な設計者に見受けられたので、省エネ計算をするのに不明なこと、足りない図面を書いて質疑として送付した。

 図面といつても1/100をただ1/50に拡大したような図面。一級建築士でもこんな図面しか書けない人が相変わらずいるんだなと思った。

 ずっと昔の事だが、指定確認検査機関に勤めていたころ上司が、法6条4号の木造住宅の申請図画が明らかに耐力壁も筋交いもない住宅だったので「筋交い計算書」の添付を設計者に求めたことがある。

 建築基準法の細則では「その他必要な書類」として設計者に提出を求めることができるのだが、これが設計施工の住宅会社からクレームが入り、ひと悶着があった。結局は、その会社の確認申請は受けないことになった。

 4号特例は、設計者の責任でとあるが、この国では設計者まかせでは建物の構造安全性は担保されない。そうした実例をたくさん見てきただけに、今度の法6条4号特例の縮小には基本的に賛成だ。

 指定確認検査機関時代にたくさんの図面を見てきた経験から確信を持って言えること。

 「一級建築士はピンキリ」

高齢者向けシェアハウス

 今は爺婆二人住まいだけど、更に歳を取ってからシングルになったらどうしようかと考える。常々婆ちゃんには先に死ぬなよと言っているのだが・・・。

 たとえシングルになっても、老人ホームや特養とか集団生活の管理型施設は嫌だな。

 でもシングル高齢者は「知らぬ間に認知症が発症・進行する」「社会からの孤立」「生活意欲の低下」「詐欺(さぎ)など犯罪に狙われやすい」「孤独死」など、さまざまなリスクがある言われている。

 自分も高齢者になったことでもあり、このところ高齢者の住まいについて調べていた。

 その中で気になったのが、高齢者向けシェアハウスだ。

 一般的なシェアハウスと同じく、高齢者向けシェアハウスに明確な定義はないとのこと。基本的には介護を必要としない高齢者が、複数人での戸建てをシェアする形や、共用部があるアパート型の集合住宅に住む住居スタイルを『高齢者向けシェアハウス』と呼んでいるようだ。

 日本の法律では高齢者が集団生活を送り、介護や食事のサービスが受けられる施設を「老人ホーム」と定義。特別養護老人ホームは生活に制約があるが、サ高住は介護や食事以外のサービスも充実していて入居者の自由度が高いなど、それぞれに特徴がある。  

 高齢者向けシェアハウスは、個人が自由に生活できるのでサ高住に近いが、自立生活が前提なので介護や食事の提供がない。

 サ高住は介護や食事以外のサービスが付くので当然料金が高い。それに比べて高齢者向けシェアハウスは低価格のようだ。

 今、老人ホーム、特養、介護事業の経営は苦しくなってきていると聞く。

 とりわけ介護事業所が経営難に陥り倒産する件数が過去最多を記録している。新型コロナの影響や物価高の煽りを受け、2023年の倒産件数も最多ペースで推移してる。

 ひとつは介護職員不足も背景にある。利用者を増やして収益を増やそうにも、現場で対応するヘルパーの有効求人倍率は15.5倍、さらに65歳以上のヘルパーが4人に1人と高齢化していて、人手不足が解消しないことから利用者を増やせず、経営不振から脱却できないという悪循環に陥る事業所が多くあるとのこと。

 また、介護サービス事業者は介護報酬が法定価格として定められているため、収益を上げて激しい物価高に対応することが難しい一面がある。

 高齢者社会という潜在的需要があるけれども、制度や経営システムが適合していない事例の典型かと思う。

トランプ大統領が政府庁舎の建築様式に関する大統領令に署名。「公共建築は古典的伝統に沿うべき」

 ドナルド・トランプは、アメリカ国内に新設される公共建築物および政府庁舎はすべて、古典主義建築が望ましいとする大統領令に署名した。

 「美しい連邦公共建築(Beautiful Federal Civic Architecture)」と題されたこの大統領令は、「地域の遺産を尊重し、アメリカの古典的伝統に沿った」建築デザインを強調することで、「公共の空間を美しくすること」を目的としている。「古典的」という言葉は、新古典主義、ジョージアン様式、ギリシャ復興様式、ゴシック建築、およびモダニズム建築時代以前の建築様式を指しているという。

https://artnewsjapan.com/article/21553

トランプ政権が公共建築に画一的な建築スタイルを押し付け、国家主義的な理想を強引に推し進めようとしている表れである。

第一次政権時代に署名された大統領令をめぐっては、米建築家協会(AIA)が全面的に反対することを表明していると聞いた。

 かってナチス政権のもとで建てられた建築は、ヒトラーによって建築統制がおこなわれた。 ヒトラーは古代ローマ帝国への憧れをもちながら、イタリアのファシズムにも心酔していて、それらをモデルにしながら都市計画をおこなった。 様式は単純化した古典主義で、国家権力を誇示するような威圧的な建築が建てられたことをすぐ想起した。

 40年ほど前になるが、イタリア・コモにイタリア合理主義の建築であるジュゼッペ テラーニの建築を見に行ったことがある。その頃 テラーニに心酔していたが、その後カテゴリー分けされる「ファシズム建築」とはちょつと異なると感じていた

 そしてEUR(エウル地区)、<ローマ万国のための新都心>も訪れたが、ローマ万国博覧会(1942)開催のために計画された新都心EURの建築には興ざめした記憶がある。

 かって全体主義を達成するため、民衆の意思をまとめる「舞台装置」として建築はフル活用された。

「国民国家」という人為的に人々を一つにまとめ上げるシステムは「伝統」と親和性が高く、権力の象徴としても効果的に機能する。

 やっぱりトランプの本質は、ここにあるんだなと再認識。

 

コンカレントエンジニアリング

 知人に弊社の仕事の進め方を話していたら「コンカレントエンジニアリング」に近いかもしれないと言われた。

 コンカレントとは同時並行のことだそうです。
「コンカレントエンジニアリング(CE:Concurrent Engineering)は、製品設計と製造、販売などの統合化、同時進行化を行うための方法で、1980年代、自動車産業業界で提唱されました。競争の激化で製品開発スピードの向上が求められる現在、国内外、様々な産業において有効な手法として導入・活用されています。」とのこと。

 従来の建築設計では、意匠設計者が設計を進めた後で、設備設計者や構造設計者が進めるバトンリレー。あるいはウォーターフォール(water fall=滝)型と言って、上流から下流へ順番に工程が流れるように進む手法で、後発の部門は原則上流からの成果物を待つスタイルを取っていました。

 これに対しコンカレントエンジニアリングでは、各部門で情報を共有し、設計・調達・生産などを並行的に行います。JISでは「製品のライフサイクル全体を考慮して、これに関連する工程の統合化を行い、相互に情報交換することによって、同時、並行的に産業活動を実施する技術」と定義されています。

 弊社でコンカレントエンジニアリングを進められたのは、上下関係のある会社組織ではなく業務委託関係にある技術者のネットワークで仕事を進めていること。BOX等の情報共有ツール。WEB会議等のツールが容易に利用できるようになったことが前提にある。

 一方でリアルなコミュニケーションを意図的にとるようにしている。

 ただ、それぞれの設計者には多少負荷が加わっているかもしれない。設備設計者や電気設計者には関係の薄い防水材料の選定、外壁材の選定などの設計段階での調査事項にも耳を傾けてくれていることに感謝したい。

 もう少し試行錯誤を進めながらコンカレントエンジニアリングを極めてみたいと思う。

ハルモネア-Harmonair-

インフルエンザでベッドの中にいた時、YouTubeで偶然見つけた「ハルモネア」。第1回大会と第2回大会第二次審査をずっと観ていた。

ハモネプの頃から、アカペラは随分と進化していると思った。

一番上の動画は、第1回大会優勝のRabbit Cat。

https://harmonaire.com

この日本最大級のSNS特化型アカペラコンテストを主催するORGANIZER、Shimo-Renさんは、まだ24歳だという。若さが眩しい。

第2回決勝大会は、2025年2月2日。決勝大会が楽しみだ。

「非武装地帯に春がくると」イ・オクベ作

 今もガザでウクライナで戦火は続いている。世界のどこかで戦争や紛争は絶えることがない。

 日本も5年間で42兆円の大軍拡。敵基地能力の保有という戦争国家づくりと進んでいるように思える。拡大する軍事予算が国民生活を圧迫しているのは確実で、着実に「新しい戦前」に向かっているように思えるのだ。

 この絵本は、朝鮮半島を分断する非武装地帯を描いている。鉄条網でさえぎられ、人が立ち入れない、生き物たちの最後の避難場所でもある。しかしその地中には無数の地雷がしかけられているという。

 その非武装地帯の四季の移ろいを見つめ続けるおじいさんの、分断された祖国の統一と、平和へのあつい思い力強く描いた絵本。

 日本の絵本作家が呼びかけ、中国、韓国の作家12人による「日・中・韓平和絵本シリーズ」の1冊。

 孫達に、戦争国家は残したくないな。

新年明けましておめでとうございます。

新年あけましておめどうございます。

本年も宜しくお願いします。

暮れの28日から大晦日までインフルエンザに感染し寝込んでいました。

年末の片付け、掃除、正月の買い物などを全て妻一人がこなしてくれました。

感謝・感謝

部屋に隔離されていましたが、本日より食卓に復帰

爺婆ともに古希を迎えた昨年から「継承」をテーマに動いてきましたが、今年はさらにそのテーマを発展させれるようにしたいと考えています。自分達には大きな力はないけれど、良いものをパスできる存在でありたいというのが願いです。

医者から「血糖値が上がるから日本酒は控えましょう」と言われていますが、正月なので秘蔵の「みむろ杉・純米大吟醸」の栓を抜きました。それに春日大社から頂いた屠蘇散を入れてお屠蘇を舐めました。そして御猪口に一杯。旨い。

今年のお雑煮には、伊勢醤油を使っているので、大神神社、春日大社、伊勢神宮の神様とまるで感応しあっているみたいです。

横浜市役所

年の瀬に横浜市役所に行ってきた。

明日は御用納め。役所は空いていた。

なんとも目立たない建物

遅い昼食を取りたいと思ったが

3時を回っていたので飲食店の多くは休憩時間。

丸善の早矢仕ライスを食べた

最近はハヤシライスを提供する飲食店が減った

この店のレモンスカッシュは、

レモンを凍らせたものが入っているので水っぽくならない。

ちょつとした工夫が光る

往復の湘南新宿ラインでは爆睡

ドアノックツール

 ドアノックツールとは、見込み客が閉ざしている心の扉をノックし、その扉を開けてもらうためのツール(商品・サービス・資料・レポート・お試し利用など)。

 事務所開設から12年目に突入した。仕事の最初はB to Bが中心だったが、いずれはB to Cへの転換を指向していた。

 出来るだけ頻繁に、このブログに投稿し、日々見聞きした事を書く事。その年を振り返ったレポートを作成して年1回発行する事を続けてきた。

 このブログは、1日平均2,800Visits、1日平均16,000Pagesの閲覧者となっている。閲覧者が増えるとともにメールや電話での問い合わせ、相談も増え、それらに割く時間もかかるが、業務の成約に結びつくこともあるので間違いなく弊社にとってドアノックツールになっている。

 その他のSNSには中々手が出せないでいるが、限られた経営資源の中で選択と集中は必要なので、仕方ないと思っている。

 毎年1回発行するレポートは、以前は年末に準備し年始に名刺交換をした人を中心にメールで配信していたが、現在は年末、年始ぐらいから1年を振り返って構想を練り、年度始まりの4月上旬に発行するようにしている。これはドアノックツールという意味合いもあるが、自分にとっては仕事を振り返り整理するリフレクションという目的の方が強い。

 ドアノックツールとして自費出版で本をつくり残したいと最近は思っている。紙でも電子書籍でも良いと思っているが画像を沢山挿入したいので電子書籍が良いのかもしれない。

 幾つかの本の構想は出来ていて、仕事の傍ら時々取材も行ったりしている。今は、気の合う編集者と出会えたら良いなと思っている。

 

SRC耐震診断資格者・耐震改修技術者講習を修了しました

国土交通大臣登録 耐震診断資格者講習・耐震改修技術者講習の講習修了証明書が一般社団法人日本建築防災協会から届きました。

昨年の鉄筋コンクリートに続き、今回講習が終了したのは鉄骨鉄筋コンクリート造の部門です。

耐震診断には、かれこれ30年ほど前から関わっていますが、近年は高強度コンクリートの開発もありRC造が主流でしたが、現在大規模改修時期を迎えている集合住宅の建物はSRCも多く、SRCも勉強しておこうと思い受講しました。

WEB講習でしたが、顔認証システムが導入されていたので、少し静止していると「顔写真」と判断するのか動画が停止し、うつ向いていると「真面目に聴講してない」と判断するのか動画が停止するというシステムなので、意外と真面目に聴講しました。顔認証システムは良いシステムだと思います。

大宮門街

 大宮門街(おおみやかどまち)は「大宮駅東口大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業」として2009年から具体的な取組が進められ、2022年に竣工。2022年4月から順次開業、2023年の年明けにグランドオープン。

 それから2年弱。ちまたでは再開発の失敗作とも言われている。

 毎年人口が増え続けるさいたま市。その主要駅のひとつである大宮駅東口駅前は、土日にもなると若い人達で溢れかえる。にもかかわらず大宮門街は空き店舗も多く、にぎわいがあるとはとても言えない。

 さいたま新都心のコークシテイだって土日にもなると駐車場待ちになるぐらいの集客がある。浦和のパルコもにぎわっている。それらの施設と比較がされるので大宮門街も辛かろうが。

 総事業費約658億円。491億円の補助金(税金)が投入されている。事業費の75%は税金。

 ひとつは賃料が高いからとも、商業ビルとしてのデザインの魅力に欠けるからとも言われている。確かに箱の積み上げに見える。通路は狭く暗い。開放感がない。キーテナントが無く雑居ビル化している。

 再開発ビルは難しい。

頭を省エネに切り替えて

 12月中旬から頭を省エネ関係のモードに切り替えて、省エネ適判2件。東京都の省エネ促進事業補助金の交付が決定された案件の検討計画書の作成が2件。これを12月中に終わらせておかないとならない。今夜も深夜ディスクワーク中。

 こうしたブログ記事を書くのは息抜き。

 日中は、B to Cの新規相談の打合せが続き、2025年春以降の物件の仕込み中。爺さんは喋りすぎて燃え尽きそう。

  不動産を所有しているカスタマーの悩みを聞いていると、日本の建築業界の長年の悪い所業、いい加減さんにあきれるばかり。

 クリーニング取次店は多いのに肝心のクリーニング店が、後継者の問題、機械設備の再投資等の問題で閉店している。これは建築業界も同じ。職人が高齢化したり、廃業して作り手が急速に減っていっているのに、「営業力」のあるところが中抜きし威張っている。威張っていられるのも時間の問題なのに。

 と毒を吐いてみた。

ジェラピケ

急に冬になり寒くなった。

深夜に起きて仕事をする私の為に、妻がジェラートピケの室内着を買ってくれた。

黒いモコモコのジェラピケと黒白縞々のジェラピケ。

このジェラピケの室内着を着ると熊の縫いぐるみになった気分になる。

暖かいが、ディスクワークはしやすい。優れものだ。

ありがとね。

14代 龍月

時々行く店に、14代の龍月があったので始めて飲んでみた。

毎年11月に出荷される限定酒との事で、14代の中でもさらに入手しにくい酒で、私は飲むのは始めて。

今まで飲んだ14代の中でも群を抜く旨さだった。

口に含むと甘みが広がり、芳醇だけど雑味はなく、フルーティーな香りと驚くほど綺麗な味わいが持続する

山形、高木酒造 凄い。

2合だけしか分けて飲ましてもらえなかった。

この後、女将さんの薦めで 色々な日本酒を飲んだので酔っぱらった。

次の日は 眠たくて仕方なかった。

多分 血糖値爆上りだったのではないか。

日本酒は 奥が深いとつくづく思う。

仕事が一区切りしたが、原稿に追われる

 港区内の延12,000㎡の事務所ビル。1フロア1,500㎡で機械排煙設備(天井チャンバー方式)が設けられていたが、テナント区画発生により法不適合箇所が生じるビルを階避難検証法により機械排煙設備、防煙垂れ壁を緩和する改修設計が終わり、このたび日本建築センターから「改修計画の法適合性審査報告書(意匠)」が交付された。これで年内の仕事は一区切り。

 一部鋼製不燃扉を防火2号(遮煙)に改修する工事が必要になり、鋼製建具施工図の確認、現場工事監理等が次のフェーズとしてあるが、現場調査、実測、計算等5か月余りの仕事が終わった。勿論他のプロジェクトも同時並行で実施しているし、次の展開の為に色々と考えることもあるが、次の締め切りまでは少し間がある。

 来週末には、コロナ禍で途絶えてた人前で話す機会を得た。演題は「建築ストックの選択」。不動産経営者の集まりなので、所有する建築ストックが改修時期になった時に、どういう選択肢があり、それぞれにどんな課題があるかという内容にした。が事例整理をしばらくしていなかったので、パワーポイントとそのコメントの作成に火がついている。

 オーナーが建築関係者に相談したら7割から8割ぐらいは「ガラガラポン」「建替え」しましょうと言われると思うが、既存建築のリノベ―ションも一つの選択肢でしかない。弊社は必ずしも設計業務に結びつく選択肢を推奨するわけではないのだが、やっぱり設計に結びつく仕事は楽しいし、やりがいがある。

 設計チーム(てら小屋チーム)も意匠、設備、電気、構造に施工分野の人も加わり、さらに首都圏だけでなく中部圏のメンバーも増えた。第一線で実務を行う建築ストックに本格的に携われる体制が出来てきた。

 目指すは、エージェントではない「ものづくりのチーム」。

てら小屋チーム忘年会-2024

 てら小屋チームの忘年会を開催。

 場所は10月に下見に来ていた仲御徒町「吉仙」。

 今年は、設備、電気、構造のメンバーも加わったので男女比が同じぐらいになったが、世代構成が20代から70代後半まで幅広いので賑やかな忘年会だった。私以外は、WEBではずっと顔を見ていたが、リアルに会うのは始めという人もおり、最初は名刺交換会の様相だった。

 昔、えーちゃん(矢沢永吉)が、レコーディングでは、ちゃんと音を出してくれるミュージシャンでよいが、コンサート・ツアーのメンバーは何よりも気があうことが必要だと言っていたように覚えている。我々の仕事も同じで気が合わないと、長くは続かない。不思議と気の合うメンバーしか残らないものだ。

 最後に弊社から各自にささやかなプレゼントを渡してお開き。来年も元気に頑張ろう。

「狂気のチェロ」中木健二

中木健二さんの三枚目のアルバム「狂気のチェロ」。2枚目アルバム「JSバッハ、無伴奏チェロ組曲(全曲)」に続き、今度も無伴奏のアルバムだ。

11月15日のリサイタルはチェックしていたが、丁度出張と重なっていたので断念。

「おもねったり表面的な同調を求めるものではなく、強いエネルギーを帯びて突き抜けたものこそが、結果的に強い共感のうねりを巻き起こす。」

それにしても300年前のヨーゼフ・グアルネリのチェロは、豊かな響きだ。

WALKAR2

3日間の出張から昨晩帰宅。加齢とともに体力不足を実感。とりわけ日頃の運動不足もあり一日中立っていたり、現場を歩き回るのがしんどい。後日にこたえる。

出張先のクライアントから、来年度の新規案件の相談があり、あまりの敷地面積の大きさと建物の棟数が多いのにたじろぎ検討しますとしか言えなかった。

自転車とか電動キックボードとかあれば移動しやすいかなと漠然と考えていた。

歩いて脚力を回復することより楽する方法しか考えつかない。

そしてネット検索して見つけたのがWORKER2。重量2.9k。航続距離7km。 

持ち運びできるようだ。

爺婆でも乗れるかしら

受注生産のようで、ある程度注文がまとまらないとロット生産が出来ないようだ。

体重制限があり、デブが乗ると故障が早いかもしれない。

https://www.cocoamotors.com

総本家にしんそば 松葉

京都国立博物館の後、四条河原町に戻り早めの昼食

南座脇の総本家にしんそば松葉に寄る

松葉の鰊は大きい

鰊、蕎麦、出汁の味のバランスがとても良いように思う。

あまりにも有名な店で知ってはいたが、食するのは始めて

蕎麦を食べ終わって12時・更に打合せ場所に移動

二条有恒

近江八幡から京都に移動し打合せ。夜に「どこか行ってみたいところがありますか?」と事前に聞かれ、幾つか候補を告げておいた。忙しい時間帯なので、ちゃんと席を予約できる店にしたとのことで、19時に京都市役所の北側にある二条有恒の暖簾をくぐった。

お通しは、松茸の茶碗蒸し

日本酒はお薦めの伏見の日日醸造

焼銀杏・殻を取った銀杏をひとつひとつ串に刺し、

焼きあがったら薄皮をとり塩を振り器に盛る。

焼枝豆・茹でたものを炭火で焼いている。こんなの始めて食べた

「有恒」とは、「変わらない為に変わり続ける」という事。食を通じての豊かさを提供しますという心意気に共感する。

アラカルトの和食店というのだろうか、高級居酒屋というのだろうか、なにしろ品書きはあるが、料理の値段は一切書いていないので、若干おっかなびっくり。お酒は値段が書いてあるが、そんなに高い酒を置いてないようで、あくまで料理が主ということのようだ。

とにかく美味しい店だった。満腹・満腹。美味しいものを食べると心は幸せ一杯。

ほろ酔い気分で夜の京都の街を少し歩きホテルに戻った。