WALKAR2

3日間の出張から昨晩帰宅。加齢とともに体力不足を実感。とりわけ日頃の運動不足もあり一日中立っていたり、現場を歩き回るのがしんどい。後日にこたえる。

出張先のクライアントから、来年度の新規案件の相談があり、あまりの敷地面積の大きさと建物の棟数が多いのにたじろぎ検討しますとしか言えなかった。

自転車とか電動キックボードとかあれば移動しやすいかなと漠然と考えていた。

歩いて脚力を回復することより楽する方法しか考えつかない。

そしてネット検索して見つけたのがWORKER2。重量2.9k。航続距離7km。 

持ち運びできるようだ。

爺婆でも乗れるかしら

受注生産のようで、ある程度注文がまとまらないとロット生産が出来ないようだ。

体重制限があり、デブが乗ると故障が早いかもしれない。

https://www.cocoamotors.com

「十一人の賊軍」

また映画を観てしまった。本を読むより映画館で映像を見ている方が目に負担が少ないように思う。もっとも音が少しうるさい。

戊辰戦争時、東北諸藩は奥羽越列藩同盟を結んで新政府軍に対抗したが、新発田藩(現在の新潟県新発田市)が新政府側に付く裏切り事件があった。新発田藩の日和見的対応がベースのチャンバラ集団抗争劇。

壊すための映画のセット。実にお金かかっているなと思う。

この映画の脚本は「日本侠客伝」「仁義なき戦い」両シリーズで、東映の黄金期を築いた脚本家の故・笠原和夫が残した原案を、60年後によみがえらせたものだという。

子供の頃、テレビが我が家に来る前は、家族みんなで夜に映画館に繰り出すのが行楽だった。よく見たな東映やくざ映画。懐かしい。その脚本を書いていた笠原和夫さんの本が原本ということで面白いかもと思っていた。

監督は白石和彌。映画は長く感じたと思ったら2時間35分だった。

それぞれの正義と組織の利害がぶつかり、葛藤が生まれるさまが見どころで自分の道理が通らない中で、各自が選択を迫られる。

長岡藩のように戦場にはならず、新発田城下は無傷で、城下と領民を守ったと言われるのだけど・・・。

人は何のために生き戦うのかが、今問われているのかも知れない。

「八犬伝」

仕事が忙しい忙しいと言いつつ映画館に行ってしまう。シニア割引だから安いしね。

月予定表に、見たい映画の封切り日を書いておくので、この映画も見に行く日を微調整中だった。そのせいで深夜や早朝に仕事をしなければならなくなるのだが・・・。

小学校高学年の頃、夢中になって読んでいた「南総里見八犬伝」(なんそうさとみはっけんでん)が、よもや映画化されるなんて思っていなかった。

何となく素人的には、映像化は難しいんではないかと思っていた。また今時、中世が舞台の怨霊退治ものなんて、どうなのかなと思っていた。けど期待はしていた。

「南総里見八犬伝」は、江戸時代後期に曲亭馬琴によって著わされた長編小説で後期読本となった。

文化11年(1814年)に刊行が開始され、28年をかけて天保13年(1842年)に完結した、全98巻、106冊の大作である。上田秋成の『雨月物語』などと並んで江戸時代の戯作文芸の代表作とされ、日本の長編伝奇小説の古典の一つである。この映画では、晩年は、ほとんど目が見えなかったという馬琴が描かれているのは良かった。

感想は、良くも無く、悪くも無く。というのが正直な感想。

豪華俳優陣だし、映像はきれいなんだけど、いまひとつ掘り下げて欲しいような。脚本に物足りなさを感じた。

総本家にしんそば 松葉

京都国立博物館の後、四条河原町に戻り早めの昼食

南座脇の総本家にしんそば松葉に寄る

松葉の鰊は大きい

鰊、蕎麦、出汁の味のバランスがとても良いように思う。

あまりにも有名な店で知ってはいたが、食するのは始めて

蕎麦を食べ終わって12時・更に打合せ場所に移動

二条有恒

近江八幡から京都に移動し打合せ。夜に「どこか行ってみたいところがありますか?」と事前に聞かれ、幾つか候補を告げておいた。忙しい時間帯なので、ちゃんと席を予約できる店にしたとのことで、19時に京都市役所の北側にある二条有恒の暖簾をくぐった。

お通しは、松茸の茶碗蒸し

日本酒はお薦めの伏見の日日醸造

焼銀杏・殻を取った銀杏をひとつひとつ串に刺し、

焼きあがったら薄皮をとり塩を振り器に盛る。

焼枝豆・茹でたものを炭火で焼いている。こんなの始めて食べた

「有恒」とは、「変わらない為に変わり続ける」という事。食を通じての豊かさを提供しますという心意気に共感する。

アラカルトの和食店というのだろうか、高級居酒屋というのだろうか、なにしろ品書きはあるが、料理の値段は一切書いていないので、若干おっかなびっくり。お酒は値段が書いてあるが、そんなに高い酒を置いてないようで、あくまで料理が主ということのようだ。

とにかく美味しい店だった。満腹・満腹。美味しいものを食べると心は幸せ一杯。

ほろ酔い気分で夜の京都の街を少し歩きホテルに戻った。

爺婆探偵団は行く!・仲御徒町「吉仙」

 メトロ日比谷線仲御徒町駅から歩いてすぐの蕎麦屋さん「吉仙」(きちせん)に行ってきた。新橋に本店がある本陣房の系列店なのだが、特に鮮魚・海産物関係のメニュー―が豊富で、美味しい店だと文芸評論家の故福田和也さんが紹介していた。

 確かに日本酒の品揃えは、とても豊富。蕎麦は勿論だが、あてのメニューも豊富で、あれこれと頼みたくなる。

 一緒に行った人が頼んだ「梅水晶」。鮫の軟骨と梅肉を和えたもので、酒のみの定番のおつまみとの事だが、自分は始めた食べた。日本酒を飲んだ後さっぱりする。

 鮮魚が美味いとの前評判だったが、秋刀魚の刺身があったので注文した。秋刀魚の塩焼きは食べたばっかりだが、刺身は今年初。秋刀魚の刺身が東京で食べれるのは幸せ。そのほか岩ガキとか、白エビの唐揚げが美味しかった。

 締めは三色もり。ゆず切は久しぶりに食べた。確かに蕎麦も美味しい店だ。蕎麦屋というか居食屋というか、飲食店のカテゴリーとしては分類しずらい業態。

 日本酒のメニューに「みむろ杉」を発見したが、一合ではなく一升瓶なら提供できると言う。一升瓶を持って帰っても婆ちゃんの煮物の料理酒になるのが落ちだから、躊躇して「奈良のみむろ杉。名前は知っていたが、飲んだことがなくて一度は飲んでみたかったなぁ~」と店長に言ったら、「系列店に純米大吟醸の四合瓶ならあるかも知れないので電話してみる」と言う。「じゃ。聞いてみて」と頼んだら「神田店にありましたので、今から持ってきてくれます」。そして到着したのが下記。

「みむろ杉・ろまんシリーズ・純米大吟醸35・高橋活日命に捧ぐ」

奈良・三輪山・大神神社近くの今西酒造の酒

特約店限定流通だから、中々お目にかかれないはず。

 奈良の大神神社は、酒の神様としても有名です。

 大神(おおみわ)神社の摂社として鎮座する、酒に関係の深い活日(いくひ)神社。その祖神は、崇神天皇の御代、大神の掌酒(さかびと)に任ぜられ、神酒の醸造に取り組んだのが、活日神社のご祭神「高橋活日命」(たかはしのいくひのみこと)です。

 その高橋活日命に捧ぐと記された酒。いやいや恐れ多くて ちびちびと飲みましたわ。

 広がる豊かな香りと深みのある旨味。高い山脈と深い谷のようなランドスケープが明確な唯一無二の存在です。ブランディングが良いと思う。

みむろ杉。あなたに出逢えて良かった。幸せな気分になり酔っぱらった。

「また、来週お待ちしてます」と帰り際店長に言われたが。「来週は出張なのて又来ますね」と告げて帰って来た。

「CIVIL WAR」

 たまたま魔がさして映画を観てしまった。外出先が映画館の近くで夜の18時過ぎ、この映画の上映時間が19時30分からというので、夕食を取り本屋に寄り、いざ映画館へ。

 前半は単調な滑り出しだった。

 正直、何を描きたかったのが良くわからん映画だった。戦場カメラマンの成長を描きたかったというのか。

 アメリカの風景がきれいだということはわかったが、戦火によって燃え盛る林の中を車が進む時、炎が宙に舞う情景を さも美しいと描き出す感覚が理解できない。

 連邦政府から離脱したテキサス州とカリフォルニア州の同盟からなる「西武勢力」の勝利で、連邦政府に対する反乱を扇動したいのか。

 アメリカの政情は、国内を二分しており、もしかしたら内乱勃発の危険性を孕んでいるのかもしれないが、映画の中では特段の説明もないので何だかピンとこない。

ただただ人を殺しまくるアメリカ映画らしいといえばアメリカ映画らしい映画だった。

 お金をかけてるだろうなということは映像からもよくわかるが、場面場面に流される音楽がピンとこない。人が殺されている場面なのに、何となく陽気な曲に聞こえた。

 個人的には、稀に見る駄作。見るだけ時間の無駄。予告に惑わされてはいけない。

 平日の夜とはいえ観客はパラパラだった。

「拳銃と目玉焼」

2017年に公開された「ごはん」のDVDも探しているのだが、今のところ見つからない。

さて、この映画は現代的な犯罪に立ち向かう昭和のテレビヒーロー(仮面ライダー)を想起させる主人公が、見る者に懐かしくも熱い興奮を呼び起こさせる。見返りを求めない無償の愛。ロマンチックやな。

低予算だと思うけどクォリティーは高い。

安田純一監督は、京都市内で結婚式などのビデオ撮影業を営なんでいたが、中年になって「やりたい事をやらんとあかん」と一念発起して、自ら脚本や衣装の用意までを手がけ、3年間かけて本作品を低予算、少人数で作り上げた。完成後は宣伝配給を行う未来映画社も自ら立ち上げたというのだから、その心意気に感銘した。

「食うための仕事」だけでなく「本当にやりたい仕事」をしたい。人生の終焉が近づいてきた年齢になると余計そう思う。

市井の人々がモデルだ。気弱だけど心優しい中年の新聞配達人(主人公)。零細町工場の社長。喫茶店のママ。喫茶店のウェイトレス。タクシー運転手。だから親近感がわく。

出演している俳優さん達は、一般的には知られていないけど、それぞれベテランの俳優さんなのではないかと思う。

中々の秀作だ。

東京駅で ひと休み

乗り換えの東京駅八重洲北口・八重北食堂の果実園リーベルでひとやすみ

昼食を食べそこねたのでフルーツサンドを食べる

隣のテーブル席に座っていたシニアの男の人が、一人でフルーツパフェの写メをとり、美味しそうに食べていたのに刺激され季節のパフェを注文

この季節のパフェ・栗、梨、柿、葡萄と確かに季節の果物ガ積み込まれているが、皆甘いのだ。クリームとアイスの甘さが相まって甘い。重い。くどい。

クリームやアイスの甘さと果実の酸味とのバランスが本来のフルーツパフェ。こりゃ設計ミスではないか。

おかげで夕食抜かされましたわ。

東京駅タクシー乗り場

いつもタクシー待ちの長蛇の列。バカンスシーズンが終わり外国人は、かなり減ったらしいが欧米人は約1ヶ月間、日本中を旅する人が多いようで、見たことも無いようなキャリーケースを幾つも持ってタクシーを待っている。タクシーの運転手さん曰く、このキャリーケースが重く乗せるのも降ろすのも大変らしい。

同時代の人間でありながら、片や1ヶ月のバカンスがとれ、片や何故多くの日本人は短い期間のバカンスしか取れないのだろうか。

フランスでは随分前に週35時間労働制が立法化され、今は週32時間へと労使がせめぎ合っていると聞く。日本は労働生産性が低いのか、労働者が低賃金・長時間労働に甘んじているからなのか。

そんなことを考えてしまった東京駅でのひとやすみだった。

侍タイムスリッパ―

 この映画の存在をネットで知り、上映映画館を調べてたら、近くの映画館では17日、18日、19日の三日間だけ上映と知り、仕事も色々と押しているけど急遽チケットを予約して18日夜に観に行ってきた。

 朝から出かけ池袋で打合せ後に法務局新宿出張所、新宿区役所と行き戻って来た。何だか慌ただしい一日だった。昼は駅の立ち食い蕎麦。夜は神田しのだ寿司の折詰。夜は映画と充実しすぎる一日。

 この映画は、インディーズ映画(自主製作映画)であり、現在もネット上でしか宣伝されていないと思うけど、平日夜でも結構観客が入っていた。

 落雷によって幕末から現代にタイムスリップしてしまった会津藩士・高坂新左衛門(山口馬木也)が、自らの剣の腕を頼りに、時代劇撮影所で斬られ役として第二の人生に向き合って歩む姿を描いている。

 この映画、わずか10名足らずのスタッフで製作したと書かれている。安田純一監督が私財(米農家でもある)を投げうって、自身も監督・脚本・編集はもちろん、1人11役以上をこなしながらの撮影という映画。脚本に共鳴した人達や東映京都撮影所等の協力を得て、お金のかかる時代劇を作ってしまったというのがすごいと思う。安田純一監督が自作映画の配給のために作ったという未来映画社。なんか生産から販売まで担う六次産業的、町工場的な感じがあって共感を覚える。

 そんなに有名ではないけれどベテラン揃いの俳優陣。会津藩士・高坂新左衛門(山口馬木也)なんか、本当の「侍」って こんな感じだったんではないかと思えるぐらいだった。

 とにかく関与した人達の映画への愛。時代劇への愛。ものづくりへの愛が詰まった映画だ。

 自分も、もっともっと建築に愛をこめて向き合わなければならないと思った。

 公開劇場も1館から全国120館以上公開が決まり、メディアでも報道されるにつれ、映画の評判も上昇している。さらに口コミが広がり多くの人達に見てもらえると日本中に勇気が溢れるだろう。

 もう一回観に行ってもいいな。

銘酒処 串駒

北大塚にある銘酒処 串駒で日本酒好きな知人の誕生日会

最初の酒は、お店のお薦めで奈良萬おりがらみ

続いて新政№6

新政の見えざるピンクのユニコーン(ラベル無し)

その他、新政の農業芸術概論、異端教祖株式会社等の不思議なネーミングの酒を幾つか飲んでみた。新政は、フルーティなワインのような日本酒路線。

お店には誕生日祝い用のケーキが無いので、お店に頼んで鯛を注文しておいた

色々な日本酒を味見したけど、結局は締めに十四代

そして而今に落ち着く

いつになく日本酒を沢山飲んでしまった

まだまだ知らない、飲んだことがない日本酒がある

銘酒処・串駒。東京の日本酒党の聖地とも言われている。酒の肴も、とても美味しい店だ。コロナ禍では休業していたこともあり、約4年ぶりの来訪。串駒は健在だった。

二か月前ぐらいに予約しておいたが、この日も満席。

火災保険

30年前に設計した店舗付き共同住宅(鉄骨造3階建て)のクライアントから電話がかかってきた。

住宅金融公庫の返済が終わり火災保険も終了したので、新たに火災保険に入るのだが、建物は耐火建築物か準耐火建築物か否かという質問だった。

保険会社から確認申請書には書いてあるはずだというが、書いてないという。昔は、確認申請書に、その事を書く欄がなかった。今はあるけど。確か図面の設計概要に書いてあるはずと返事したら、小さく「準防火地域、準耐火建築物」と書いてあったとの事。

それから近況と雑談

民間保険会社の火災保険はどこも高い事。ユニットバスのFRPに細かいヒビが入ってきたが、何故か給湯器が30年持つているので、給湯器が壊れたらUBも交換しようかと思っていると言う。給湯器突然死するかもしれないよと答えると、給湯器とUBとで150万ぐらいかかるとの事。ちゃんと見積は取ってあるようだ。

子ども達が使っていた部屋は、現在空き部屋。クライアントの両親が住んでいた2階も空いている。今は関西にいる中学生になった孫に、東京の大学に進学して、ここから通えばいいと盛んに勧めているとの事。

それにしても、一度外壁や屋根の塗装など改修工事はしているが、家を持ち続けるのも結構金がかかるものだと、つくづく思う。

テラダモケイ 1/100×100

銀座松屋7階で開催されていた「テラダモケイ 1/100×100」を「パンどろぼう展」の待ち時間に見てきた。

「テラダモケイは模型を通じて、モノに縮尺を与え、ディテールを与えることによって生まれる造形の可能性を探っていくことを目的に設立されました。なぜなら、模型には本物を模型に置き換えることで、本物のエッセンスや夢がギュッとつまっていて本物よりもステキなものになる可能性があると思うからです。また、模型は組み立てるプロセスを楽しむことも重要だと思います。テラダモケイは模型を組み立てることの楽しさや、それを想像することの楽しさも伝えていきたいと考えています。」とサイトに書いてあった。

自分は、学生時代から模型製作は あまり得意ではなかった。だから模型の得意な人。上手な人は尊敬するし、憧れる。

模型を見ていると、色々な事を思い出す。

学生時代の課題で作った吉村順三さんの軽井沢の別荘1/50のバルサ模型には苦労した。確か60点ぐらいしか貰えなかったように記憶している。アルバイト先の建物の模型製作では不評だったこと。自分で作ったものは、あまり良い出来のものはなかったかな。

学生時代に模型のアルバイトで某アトリエ事務所に入り、卒業後そのまま正所員になった奴がいた。薄給で仕事が忙しすぎて自宅アパートに帰れないから事務所に寝泊まりし、生涯結婚もせず、たまに逢うと言葉は尖り、眼だけはギラギラしていた。身も心も建築に捧げて若くして死んだ友を思い出す。

テラダモケイさん。同姓だけど親戚でもないし知人でもない。でも尊敬しちゃう。

最近は色々な事象から昔の事を思い出すことが多い、歳をとったのだな。

パンどろぼう展

午前中打合せの後に、久しぶりに銀座に足を延ばし銀座松屋で開催されている「パンどろぼう展」へ行ってきた。

銀座松屋8階のイベントスペース。とても混んでいて整理券を配布して入場まで1時間半待ちだった。

どこが面白くて、何が楽しんだか、自分には、さっぱりわからないが、幼児から年寄りまでファン層は幅広いようだ。

何カ所か写真撮影がOKのところがあつたが、会場が狭いのかグッズ売り場も含めて混雑。夏休みが終われば少し入場者は少なくなるのかも知れない。

同じ松屋8階で開催されていた「WIND BREAKER展」。こちらは若い女性達が長蛇の列。こちらも、なんで人気があるのか さっぱり理解できないが。同時期に人気イベント開催なので混雑・混雑。ぐちゃぐちゃな状態は想像できるかと思う。

多分イベント屋さんが、多数のアルバイトを集め、会場整理・誘導、レジ等に配置しているのだと思うが不慣れなバイトが、さらに混乱を招いているようだった。

デパートにとって、こうしたイベントとのシナジー効果(異なる要素や組織が相互に作用し合うことで、単独での効果や成果を上回る効果が生まれること)はあるだろうが、それは、互いが上手く出来ている場合で、逆に評判を落とす場合もある。

デブはデパ地下が大好きで、あまり行った事かないデパートに行くと必ずと言っていいほど地下におりる。この日もデパ地下を見て歩いて、期間限定の店のプロの販売員さん達の客さばきに惚れ惚れした。8階の混乱、客さばきの素人さと対比して際立っていた。つい買ってしまう。どんな仕事にもプロはいるものだ。

今日のつぶやき

最近は、御無沙汰しているX(旧Twitter)。デマと冷笑が渦巻く言葉のゴミ箱になっているが、たまに見ると記憶に残る投稿もある。

「効率を上げたところで増えるのは給料じゃなくて仕事だしな」という、まさにつぶやき投稿が目に入った。

確かにサラリーマンはそうだろうなと思った。

でも自営業者は、効率(労働生産性)をあげると直接的に報酬に結びつくから、どうしたら効率化できるか、いつも注意を払っている。

溶けそう

朝から外出。

午前中 世田谷消防署で打合せ。世田谷消防署では打合せ議事録を交換して共有してくれるとの事。勿論、議事録は設計者側で起案するのだが、議事録の共有は、とても良い取り組みだと思う。

三軒茶屋駅から世田谷消防署まで片道600m強。往復1.2km。朝から暑くて溶けそうだった。

それでも最近ジムで30分約10kmの自転車漕ぎをしているせいか。少し足腰は戻りつつあるように思う。

世田谷消防署の打合せに同行した機械設備・電気設備設計者と三茶でお茶とランチで休息。色々と話題が尽きず楽しかった。歳をとっても健康で元気な秘訣は歩く事。足腰を鍛えることに尽きるそうだ。

夕方近く新橋に移動して既存建築物の相談案件の下見2件。ビル内だけど空調がなく暑い。

又小さいけど新しい仕事が増えた。帰宅してシャワーを浴び、そのままベッドイン。午前2時起床。頭がすっきりして今日も快調。

世の中は旧盆期間・夏休み中だったのでメールも電話も来なくて、随分とディスクワークが進んだのだが、本を読んだり遊ぶ暇が無くなるのがつらい。

設計者冥利

「どんな仕事だと、やりたいと思うの」と最近ある人から聞かれた事。

「親と同居したいので増築したいけど検査済証が無いので確認申請が出せない。なんとかして」「息子家族と二世帯住宅にしたいので増築したいけど検査済証が無いので確認申請が出せない」「3階に住んでいる年老いた母親の為にエレベーターを増築したいが、検査済証がないので」

これまで他の事務所では出来ないからと弊社で受けてきた業務。建物の規模は、小さくても人の為になったと実感できる仕事。テナントビルを設計すれば全テナントが埋まり満室になる時。

施主の喜びは私の喜び。

それが設計者冥利というもの。

もう年老いてきたから「名」を求めない。

爺婆の事務所だから経費はかからないので、そんなに利益は求めない。「実」が少しあればよい。

本を読み、映画を観て、家族と過ごす。そんな自由な時間を過ごせればよい。

夜中に思いつくままの事を書いているが、今週の出張の準備をしなければならないのだった。

深夜の調査

既存オフイスビルの調査。

各テナントが終業した21時とか22時から現況調査をして、帰りはタクシーという生活が続いた。

何しろ全体で1万㎡を超える建物なので、共用部は昼間、テナント専有部は深夜2回に分けて調査した。

内部だから そんなに暑くないだろうと思っていたら大間違い。完全に就業時間が終わり、エアコンが切られた状態だと室内でも結構暑い。調査をしていたら汗だくになった。空調服を着るまでもないが。

幾つか気づいたのは、オフイスビルの入退のセキュリティーシステムが電子的に進化している事。もうひとつは、テナントとして入居している様々な事務所を見させてもらい、経営陣の考え方によって多彩な事務所空間がある事を再認識した。

【入退管理システム】

入退管理システム | 東芝電波テクノロジー株式会社 (toshiba.co.jp)

ハンズフリー入退管理システム:RFID応用ソリューション:入退管理・動態管理:株式会社 日立パワーソリューションズ (hitachi-power-solutions.com)

先進的なオフイスビルでは、入退管理システム・セキュリティーがしっかりしている。

【多様な事務所空間】

「専有部の半分近くが、まるでカフェのような事務所」

 女性スタッフが多い職場と聞いたが、低価格で飲食物や菓子類が提供されると聞いた。一人用のテーブルやグループ用のテーブルなど多彩な席があり、さながらカフェが併設されているかのような事務所。実物を見て圧倒された。

「ヒエラルキーを感じる構成の事務所」

管理職と思われる人の席部分が一般部分より30cmぐらい床があがっていて、上から監視されているかのような事務所。今時こんな「番台スタイル」の事務所があるんだなと感心した。

「均質な構成の事務所」

整然と事務机が並んでおり、まるで兵馬俑のように整然と並ぶ均質な空間。昔ながらの事務所といった感じ。

各テナントの平面図は先に見せてもらっていた。図面だけでは強く感じなかったが実際に従業員がほとんどいなくなった状態のオフイスを見せてもらうと、事務所空間は、それぞれなんだと思った。やっぱり自分の目で現場を見る事は大切だ。

富錦樹豆花

時々 本を物色しに行くコレド室町テラスの誠品生活日本橋

ここは本のセレクトが面白く、ついつい沢山の本を買ってしまう。

王德傳(ワンダーチュアン)で烏龍茶を補充し

富錦樹台菜香檳 (フージンツリー)で一休み

富錦樹豆花(フージントゥファ)を食す

この寝ぼけた甘さが好き

「不思議の国の数学者」

 「オールド・ボーイ」「新しき世界」というハードな役が多かったチェ・ミンシクが主演を務め、脱北した天才数学者と挫折寸前の男子学生の心の交流を描いた人間ドラマ。

 学問と思想の自由を求めて脱北した天才数学者ハクソンは自分の正体を隠したまま、名門私立高校の夜間警備員として働いていた。無愛想なハクソンは「人民軍」と呼ばれ学生たちから避けられていたが、ある日、数学が苦手なジウから数学を教えてほしいと頼まれる。正解だけが全ての世の中に疑問を感じていたジウに問題を解く過程の大切さを教える中で、ハクソンの人生に思わぬ転機が訪れる。


 そんな異なる生い立ちを持つ師匠と弟子の触れ合いを通じて、学問の本来あるべき姿や学ぶことの意義とは何なのかが描かれていく。

 韓国も日本も受験戦争は異常だ。娘に聞いた話しだと、中高一貫の学校で「受験少年院」と揶揄されている学校もあるらしい。試験点数による徹底したクラス分け、男女共学なのに「恋愛禁止」とか、有名大学に進学し卒業すれば人生バラ色というような甘いものではない。コミュ力無し。好奇心無し。報連相無し。という俗にいう高学歴者は沢山いる。

ともかく、この映画。久しぶりに胸の熱くなるストーリーと爽やかな結末で後味がとても気持ち良い映画だった。

 音楽は、バッハの無伴奏チェロ組曲。この古典的な曲がチェロとピアノで交互に奏でられる。美しい数学と美しい音楽と人の触れ合いのハーモニー。

 あまり知られていない映画だけど秀作だと思う。

「カレーライス物価指数」

時々 サイトを訪問している帝国データーバンクの「景気・経済動向記事」は、経済の全体の流れを把握するうえで参考にさせてもらっている。

https://www.tdb.co.jp/index.html

その記事の中に「カレーライス物価指数」調査(2024年5月)という聞きなれない調査記事があるのを見つけた。

『「カレーライス物価」が急上昇、カレー1食分の費用323円、過去10年で最高
~「カレーライス物価指数」は前年同月比8.3%上昇、12カ月連続プラス ~』という帝国データバンク・オリジナルの物価指数らしい。

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p240710.html

物価が上がっているのは実感していた。毎週末 領収類を項目に振り分け会計ソフトの弥生に入力するのは社長である私の仕事。JOB別に原価計算を徹底するようになって、経営が見えるようになった。以前は人任せ、税理士任せだったのだ。

この記事によると、カレー具材(肉・野菜)が全体の6割を占めるらしい。円安の影響で雄入牛肉の値上がり、天候不順による野菜類も高値で推移しているとの事。

建築設計業界のジェンダー平等

SDGsの「5、ジェンダー平等を実現しよう」

 弊社と調査・設計チームは、男女比でいうと女性の方が圧倒的に多い。暑気払いや忘年会をすると、さながら「女子会」のようになる。調査・設計の協力者を募って10年程仕事をしてきて、意欲がある人は女性の方が多く、自然とこのような形になった。

しかし実質的な男尊女卑は、設計業界でも根強く残っている。

 東京都建築士事務所協会に入会した頃。支部忘年会で事務所の紹介をする機会を得た。当時弊社は、代表取締役は2年交代制で、丁度妻が担当していた。その事を紹介したところ「女が社長なんだってさ」と冷笑を浴びた記憶が蘇る。

当時、親しい人には、弊社は「ヒメヒコ制」を取っている。と説明していた。

 ヒメヒコ制とは、古代に日本各地で成立したとされるヒメとヒコによる共立的統治形態をさす仮説で、ヤマト王権が成立する前後の古代日本では、祭祀的・農耕従事的・女性集団の長のヒメ(あるいはミコ、トベを称号とした)と軍事的・戦闘従事的・男性集団の長のヒコ(あるいはタケル、ワケあるいはネを称号とした)が共立的あるいは分業的に一定地域を統治していたとされている。

 会社勤めを辞め、自分達で会社をつくるなら「ヒメヒコ制」でやってみようと思っていた。だから株式も50%ずつにした。ただ現在は、会社を二つに分けて、別な分野の業務も受けるようにしたので代表取締役2年交代性は取っていない。

 会社を始めてから二人三脚で主要な打合せや調査は二人一緒だ。物事は出来るだけ複眼的に見た方が良い事。正確な情報分析には、共通の体験が必要不可欠となる。友達や先輩達からは「夫婦で一緒に仕事ができて羨ましい」と言われる。

 だが最近 始めて仕事をした人から、「いつも奥さん一緒なんですか」と何度か言われ妻は憤慨していた。建設業界にどっぷり浸かっている人の見方は、こんなものかなぁ~と思って聞いていた。二人一緒に出掛けるから人件費を二人分請求しているわけではない。妻は、建築士の資格を持つていないし、著名な大学で建築を勉強したわけでもないが既存建築物や有名建築物を見た経験数は、そんじょそこらの設計者の及ぶところではない。知識ではなく感性で建物を見ているところが違うところだ。

 以前勤めた組織設計事務所では、女性の正社員は、ほとんどいなかった。会社が女性スタッフを別会社に移籍させ、そこからの派遣社員にした。同じ設計チームで席を並べていても正社員と派遣社員というように身分や報酬を区別していた。これは消費税対策と人材派遣法の脱法的活用という側面もある。この制度は、現在でも同じままと聞いた。それを強く推し進めたのが、数少ない女性正社員の部長というのだから笑える。

 弊社では、男性も女性と一緒に働ける環境を続けることを心掛けるようにしたい。

 住まいでは、台所は女性のもの、書斎は男性用といった家に対する固定概念も、昔のものになってきているが、さらに積極的に育児・介護や家事労働を家族全員が分担しやすい設計。様々な用途の建物でも、利用者や使用者の視点に立った提案していきたいと考えている。

 また、性別によるヒエラルキーを廃し、これまで活用し得なかった女性の持つ能力開発に力を入れていきたいと思っている。

 SNSの中で、ミソジニー達は女性全体にではなく、こういう女性でいてほしいと思う所から 殻を破っている女性に対しての憎しみや嫌悪を噴出させていて見苦しい。

 男の嫉妬なんかに、負けてはいけないのだ。

 女の嫉妬は まだ可愛いところがあるが、男の嫉妬は見苦しい。時に持つ権力を利用するからだ。

 最近、妻の事をキングダムの飛信隊・副将・羌瘣(きょうかい)ですと紹介している。侮っていると羌瘣の愛刀・緑穂(りょくすい)で切られまっせ。

ジャーニー

ラジオで今年(2024年)10月にジャーニーが7年ぶりに来日公演と聞いた。ということで昔懐かしいサンタナとジャーニーの音楽をこのところ聴いている。

サンタナの曲がヒットしたのは、1970年頃だったと思う。私が高校生の頃だった。そのサンタナ・バンドに参加していたニール・ショーンとグレッグ・ローリーを中心として、1973年にジャーニーは結成された。

ジャーニーは、ヴォーカルにスティーヴ・ペリーが加わり劇的に変化したし、今振り返ると、私は歴代のヴォーカルではスティーヴ・ペリーが一番好きだな。ロックバンドの曲は聞いていると元気が出てくる気がするし。

学生時代の友人に髪型がスティーヴ・ペリーそっくりなのがいた。そういう自分もロン毛だったな、あの頃は。

最近は、同時代を生きたが その当時は、まったく異なるレイヤーに存在していた人の本、音楽、映画見る事が多い。人生には幾つも岐路がある。あっちの道を進んでいたら、今頃どうしていたのかなと。

ワンオペ

先週末、知人の誕生日会だった。久しぶりに料理にマリアージュした赤ワインを飲んできた。

ワインは、グラタマッコのボルゲリ・ロッソ。カベルネ・ソーヴィニヨン30%、メルロ30%、カベルネ・フラン25%、サンジョベーゼ15%というセパージュ。

肉料理にあっている。

もう一本は、コルテ・カヴェディーニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ

いつもは、私はシチリアのデザートワインを飲むが、この日はその他にこれらの赤ワインも少し飲んでみた。

アンチョビ風味のオリーブ

店は、代々木公園近くにあるピエモンテ料理の「オストゥ」

誕生日をむかえた知人がイタリア料理が好きなので、この店を選択した

随分前から、時々利用させてもらっていたが、コロナ禍では御無沙汰してしまった。

コロナ禍前は、厨房はシェフを含めて数人いたが、コロナ禍後に訪問したら厨房はオーナーシェフのワンオペになっていた。それがかえって、料理全体を首尾一貫した繊細なものに仕上げているのではないかと感じた。ワンオペになったことで、以前よりバージョンアップしたのではないかと個人的には思っている。

調布・Dキューブ グランドオープン

2023年秋に改修工事の引き渡しを済ませ、2023年末にはKFCがオープン。その後、小型キューピクル等の工事を経て、2024年7月2階に歯医者と紳士服店。1階にすし酒場が開店し、このほどグランドオープンとなった。

1階の「すし酒場くらや」