ふたりの女

正しくは、二人の女性刑事

藤堂比奈子と姫川玲子

2019年 警察小説というジャンルの本を 随分と読んだ1年だった。

内藤了さんの猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子刑事

誉田哲也さんの姫川玲子刑事

この二人の女性刑事は、天性のひらめき・直観力で事件を解決に導いていく。

男にはない豊かな個性を持つ女性達。犯罪世界を生き延びるタフさや知恵をもつ女性達。通常の女性達が遭遇するであろう社会的現実とは異なる暴力の世界を綱渡りし、彼女達に迫りくる危機的な状況を突破していく。緊迫感の中で女性ゆえの危うさも表現する。

女性刑事が主人公になる。

ひらめき・直観力という野性的な感覚が大事なのだろうなと思う。

男社会が行き詰まってきたのかな・・・

この現代の閉塞的な状況を切り開いてくれるのは、女性達かも知れないと思う今日この頃。