東大寺大仏殿 -3

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東大寺というと私は恩師・伊藤ていじが晩年に書いた小説・評伝「重源」を思い出す

先生が論文でなく小説を書いたと驚き、急ぎ買い求め

「重源」(新潮社刊)を読んだ記憶がある。

治承4年(1181年)、平家の南都焼き打ちで東大寺が燃えた。

その再建に法然が駆り出されようとしていたが、法然はたくみにこれをすりぬけた。
そこで無名の重源が造東大寺大勧進に抜擢されることになる

重源61歳のときである。

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国宝・金銅八角燈籠

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現在の大仏殿は江戸時代(元禄4年、1691年)に再建されたもので

正面の幅57.5m、奥行き50.5m、棟までの高さ49.1m

「東大寺要録」の「大仏殿碑文」によると創建時の大仏殿の規模は、

幅29丈(約85.8m)、奥行き17丈(約50.3m)、

高さ12丈6尺(約37m)、柱数84という

奥行きと高さは創建当時とほぼ同じだが、

幅は創建当時(約86m)の約3分の2になっている

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仁王門

奈良県庁に車を止めていたので、仁王門には行かず

美術館 の脇を歩いて帰った

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桜の花弁が舞い落ちて

もう一度「重源」を読み直してみよう。