建物の中央にあるあわくらホール。
西粟倉村議会議場も兼ねていると聞く
ウェーブ型重ね透かし梁構造
百森ひろば
「あわくら会館」は、森林経営、素材生産、木材流通や木製品・木製家具デザインなど、地域の川上から川下までの事業者が協働することにより建てられた木造庁舎及び多目的交流施設で、工期の分割や木材供給スケジュールに合わせた工程の設定等の工夫により、建物に使用する木材の村産材率97%を実現しているとの事。
地域の木造活用の為に材料寸法の制約も多かったようだが120×240という寸法を上手に利用していていた。
健全な森林経営の推進を目指す「百年の森林構想」に基づく計画的な設計プロセスと美しいデザインを実現している。
「あわくら会館」(岡山県英田郡西粟倉村)は、施主が西粟倉村、設計がアルセッド建築研究所、施工が梶岡建設です。
主要構造は木造軸組と鉄筋コンクリート地上2階建て(延べ3461平方㍍)。主な使用樹種 スギ、ヒノキ、クリ、カシだそうです。
内外装の大部分に同村産のスギとヒノキが使われています。
ドア開けると無垢材の木の香りが。大断面集成材の木造建築とは一味違う。人への優しさを感じる建物でした。