「エンドウ・アソシエイツのデザイン/エンドウ・アソシエイツの物語」

12月の中旬、事務所協会の会議の後に、株式会社エンドウ・アソシエイツの加藤社長から頂戴した「エンドウ・アソシエイツのデザイン/エンドウ・アソシエイツの物語」(70年社史)をようやく読み終えた。

加藤社長とは、メール・電話・ZOOMで継続的に交流はあるのだが、リアルに会うのはコロナ禍前だから3年振りぐらいだった。

私が審査機関に勤めていた頃、エンドウ・アソシエイツの元気なスタッフが相談に来ていて、それから加藤社長とも交流が始まった。歳は私より 少し上で兄貴分にあたる。何しろ精力的に活動されている。長く東京都建築士事務所協会の理事を務め、現在も事務所協会の幾つものワーキンググループに加わっている。しかも所員15名程をひきいる設計事務所の社長であり、自分でもCADやADSを使いこなし、建築のボリューム検討はこなすそうだ。「経営者と設計者の二足のわらじ」と言われていたが、中規模事務所の所長ともなれば営業に専念し実務から遠ざかる人も多いが、加藤社長はとにかく実務に詳しい。法令の勉強も時間をかけて勉強しているのが、会議の発言などから解る。

さて株式会社エンドウ・アソシエイツの、創業者である圓堂政嘉(えんどうまさちか、1920年 – 1994年)は、 元日本建築家協会 会長(1982-1986)。 1966年に山口銀行本店で日本建築学会賞・作品賞を受賞しており、手堅い設計で、当時若い人達からは垂涎の的 (すいぜんのまと)の設計事務所だった。

その圓堂建築設計事務所の個人事務所の頃から70年。この冊子であらためて時代を振り返ることができた。この社史からはエンドウ・アソシエイツは建築事務所の王道を歩いてきたように感じた。時代に順応し、自分自身を変えて生き残ってきた設計事務所の歴史を知ることができた。

また、圓堂建築事務所からのDNAを未来に繋げたいという強いメッセージを受けた。

非売品の冊子にしておくのは勿体ない本だ。