外宮・新
外宮・旧
外宮は天照大御神の食物をつかさどる神・豊受大神として
豊宇気昆売神(とようけびめのかみ)を祀っている
第21代・雄略天皇の夢枕に天照大御神が現れ
「私はひとりなので、毎日の食事に不自由している。すぐに丹波(京都)にいる御饌の神・豊受大神を自分のそばにつかわすように」に託宣した。
雄略天皇は、この託宣を聞いてあわてて伊勢の山田原に社(かしら)を建て
丹波の真名井というところから豊受大神を勧請遷座した。
これが外宮の始まりとされている。
第21代・雄略天皇は、
曽祖父である第15代・応神天皇に始まるといわれている河内王朝の血脈であるが
史上、最も残虐な天皇として知られている。
平群(へぐり)、大伴(おおとも)、物部(もののべ)の
軍事力をバックに武力と政略結婚によって各地の豪族を従え
専制王権を確立した。