「小さな企業が生き残る」金谷勉著

以前、テレビ番組で知った町工場再生のパートナーである金谷勉さんの「小さな企業が生き残る」を、いろんな本と並行的に読んでいた。

「小さな会社でも”強み”は必ずある!!」というメッセージは、時々くじけそうになる心に勇気を与えてくれる。

今夏、弊社としては大きなプロジェクトのプロポーザルを逃し少し気落ちした。爺婆の小さな小舟で鯨を採りに行き手ぶらで帰ってきた焦燥感のようなものに一時期苛まれた。まあ結果として収穫もあったのだが・・・。

そういった反省もあり「爺婆でしかできない事」をしようと思った。その時、この本を思い出して読み、この本に書かれている処方箋を基に「自己分析」をすることができた。結果として「ソーシャルワーカー」になる「社会の為に働く」ということが、残された時間のテーマになりそうだ。

金谷さんが主宰するセメントプロデュースデザインのサイト「コトモノミチ」での紹介記事を転載しておく。

『弊社セメントプロデュースデザインは、広告やweb の制作を行うデザイン会社とし活動する中、各地域における町工場や職人との出会いの中で、小さな企業が直面する危機を見てきました。
その危機を脱するために自社の強みを生かしながら新たな商品作りの可能性を行い、アイデアとデザインと販売をサポートしながら、その企業の業績を上げ続けています。
「日本のモノづくりの課題を、互いに解決し合える方法はないだろうか」を常に考え、下請けの小さな町工場や職人でも、生き残る「手」を提案し続けています。
この本は、「生き残るための12の手」という実例 をテーマに、具体的な解決方法を踏まえ、「小さな企業が生き残る」術 をまとめています。日本の企業の約9割と言われる中小企業のための書籍です。』