従来、現場における鋼材種別の調査には、サムスチールチェッカーで行われることが多かった。現在でもサムスチールチェッカーで調査しても良いというところもある。
【鋼材判別機 サムスチールチェッカー M-100型】
アナログ、現在は製造中止。しかし現在でも機器をレンタルしている会社もある。
【鋼材判別機 サムスチールチェッカー D-200型 立花エレテック】
デジタル、M-100型の後継機
サムスチールチェッカーはSM490とSS400の区分を行う装置。SN材等の種々の鋼材が用いられている現状に対応しない面がある。サムスチールチェッカーは、シリコン、マンガン量を電気抵抗率で評価し鋼材の種別を判別しているためその条件に当てはまらない場合があると言われている。
サムスチールチェッカーは、SS材とSM材しか使っていなかった時代の鋼材判別には向いているのかも知れない。
レンタル機器としても広く普及しているし第三者機関の検査は特に必要ないという時は、諸注意に留意して操作すれば専門家でなくても扱えれる機器である
いずれにしても鉄骨材質調査をする場合は、相手先とよく打合せして調査方法を決める必要がある。