写真に映っているひとの中には故人となった人もおり懐かしい
ジュゼッペ・テラーニが生きた時代は、ムッソリーニ政権下のイタリアファシズムの時代だった。
その中にあって、テラーニはモダニズム運動の旗手の一人として「<新しい体制>の表現としての建築」にその生涯を託した。
彼の作品はモダニズムの建築として、近代イタリアという枠を超えている点で高く評価されている。
インターナショナリズム(ラショナリズム)とナショナリズム。アヴァンギャルディズムとクラシシズム。
「大衆のための建築」と「国家の建築」といったアンヴィヴァレントなジレンマが含まれているという。そこにテラーニの悩み、自殺の要因が秘められているように思う。
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