懐石 近又

「懐石 近又」は、京都の典型的な町屋造りで2001年に国の登録有形文化財に指定されています。建物自体は明治20年代と聞きました。

階段

座敷は七室、そして坪庭と、裏庭があります。京のど真ん中に残った町家で、和の世界満載の建物です。和の心、「わび」「さび」の世界を楽しめる空間です。
 錦小路に近い、京のど真ん中にありますが思いのほか静かです。そしてとても便利な立地にあります。

トイレ脇の照明

コロナ前までは宿泊も出来る「京町屋オーベルジュ」でしたが、現在は宿泊は休止しているそうです。コロナ禍で宿泊者がなかったことで槙の浴槽が使えなくなった事と、人手不足もあるとの事でした。

建物を見せていただいたあと、御主人とおかみさんが見送ってくれました。

「祇園祭の宵山見ていかれないんですか」

「混むから早々に帰ります」

と観光客で混雑してきていた京を後にして東京に戻りました。