オタクの世界

ある出版社の編集者が会いたいというので街に出て行った。夕暮れどき、本当に東京は人が多い。

このブログを探しあて関心を持ったとのことで新しい本の企画をしているので話をしたいとの事だった。

私のところは「隠れ家レストラン」だから、見つけた編集者のあなたが偉いと言った。

このブログのどの記事が琴線にふれたかというと、岐阜県中津川市のランプの宿「渡合温泉」に最近泊まりに行ったらしく秘湯めぐりが趣味だという。私は趣味でなく視察に行った工務店の社長が手配してくれたから行ったまでで。ランプが臭かった。渡合温泉のおやじは元気でしたなど、はなしが弾んだ。

もうひとつユーミンのアルバムを収集しているらしく、もう38枚持つているそうだ。私がユーミンのコンサートに行ったことをこのブログで知り、同じオタクかも知れないと思ったらしい。いやいや私はそんなにユーミンのアルバムは持っておらず、ユーミンももう歳だし、50周年を迎えて、これで生のコンサートも見納めかもしれないと思い行ったまでで、曲を聴いていると青春時代の思い出が走馬灯のように浮かぶから普段はあまり聞かないようにしている。

さらに伊藤ていじの門下生が何故こんなに法令に詳しいのかがよくわからない。というもの感心事であったらしい。

確かに学生時代や若い時は、歴史的建造物保存群とか古民家に関心があり、あちこち見に行ったし調査にも参加した。今でもヘリテージには関心はあるが、この分野はもっとすごいオタク達がいて敵わないので、自分は現代の既存建築物活用に道を見出したこと等等、あっというまに2時間のおしゃべりで楽しかった。

げにネットでつながる人の縁は面白い。これだからブログ記事を書くのは止められない。