都電荒川線沿いに住むこと、住み続ける為に建築計画上 考慮すべき事はなんだろう。
このところ住宅の計画案をスケッチをしながら考える。
豊島区の都電荒川線の都電雑司が谷駅から東池袋4丁目駅、向原までの都電を挟んで補助第81号線という都市計画道路があり、すでにかなりの部分の建物が移転・解体され、多くの住民が住みなれたこの地域を離れている。
今までは都電に面してはいなかったが、都市計画道路のおかげというか、にわかに日当たりが良くなり、都電の音がダイレクトに室内に入ってくるようになつた住宅もある。
そこで まず都電の騒音はどのくらいあるのか、資料をあたってみた。
上下の表はともに豊島区のサイトに掲載されているものである。
「豊島区清掃環境部 環境課 環境保全係」 表の出典は下記
http://www.city.toshima.lg.jp/kankyo/kogai_souon/index.html
騒音の測定箇所は西巣鴨のものだが、等価騒音は昼間で58dbだから、西武池袋線や東武東上線と比べても低い事がわかる。
電車の速度そのものが違うので、都電は住宅地の中を走っていても共存できる乗り物だといえるかもしれない。
問題は、補助第81号線が開通し自動車騒音+都電の騒音となったときはどうかということだ。
これについては、まだ資料を集めきっていないが、木密地域不燃化プロジェクトの対象地の建物の住環境をどう維持するか課題は多い。