「大地の家」アンサンブル・スタジオ

スペインとアメリカを拠点に活動するアントン・ガルシア=アブリルとデボラ・メサが率いる職能横断型建築チーム「アンサンブル・スタジオ」の初期作品集。

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TOTOギャラリー・間(東京都港区)でアンサンブル・スタジオの日本で初めての個展「Architecture of The Earth」が2021年6月8日(火)~9月12日(日)の会期で開催されている。個展は見に行けるかどうかわからないので、先に本だけ読んでみた。

アンサンブル・スタジオの作品からは、「大地の気」を感じる。それほど力強い。

日常的な世界にどっぷりつかっていると「建築とは何か?」と自問することを忘れてしまう。というか避けるようになる。時々 アンサンブル・スタジオのような「建築とは何か」考えさせてくれるような作品を眺めないと商業化の中で埋没してしまいそうだ。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の終着地にある「音楽高等学校」と「スペイン著作権協会本部」の建物は、実際見に行きたかったのだが、聖地巡礼の旅路につくことが出来ずに歳を重ねてしまっている。