過去五年間の仕事を振り返ってみる。

【国立西洋美術館・2018.11】

すでにお気づきかと思うが右側に「建築法務」「企画」「調査分析」「設計」「監理」のアイコンを作り、クリックすると そこから弊社の業務の内容と過去5年間の業務実績について記載したページにいく。

この投稿部分は更新していなくても色々なところを日々少しずつ更新している。

弊社が、どんな業務を行っているかよくわからないとクライアントから言われることが多い。

指定確認検査機関時代に知り合った人は、私が設計ができない、CADは使えないと思っている人が多い。遵法性調査しかできないと思っていたという人もいた。

耐震偽装事件の後 これからは品質管理の時代だと思い工事監理に専任していた時期もあったので、結構 品質管理については詳しい。

以前は「図面を書かない設計事務所です」と煙にまいたようなことも言っていたが、最近は小規模な建物なら設計も手掛けるようになった。

それは「設計」は色々な知識の結晶であり、自分で行政等と打合せを行い建築確認申請を出すことで時代から取り残されず、設計をすることが建築技術者としてメンテナンスする最良の方法だと思い直したことによる。

建物のリノベーションに係わっていくなら、自分自身も時々リノベ―ションする必要があるだろうと気付いたからに他ならない。

昔とった杵柄(きねづか)とはよく言ったもので、最近は段々CAD図面の作成が速くなってきた。

また建築ストックの再生活用検討調査のような「企画」業務が増えている。総じて部分的な業務ではなく総合的な業務になりつつある。

それと弁護士さんから紹介される係争に係る調査や意見書作成業務が増加している。民事訴訟の案件は時間がかかると言う事もあるが、常に数件は弊社の予定表に組み込まれている。世の中には表出することはあまりないが、水面下では色々な建築に係るトラブル案件は多い。

この5年間あまりの業務を整理してみると、主に東京以西だがよく全国に調査に行ったなと考え深い。