戦艦大和の最期は、映画もあるし出版物も多いので結構知っていたが、大和とともに出撃した駆逐艦の戦闘状況は知らなった。
この本の駆逐艦涼月(すずつき)は、戦艦大和とともに沖縄方面に出撃した軽巡洋艦1隻と駆逐艦8隻の中の1隻。そのうち帰還したのは冬月、涼月、雪風、初霜の4隻のみ。
涼月は、大破、艦首 – 前部主砲付近に直撃弾を受け大火災となり、後進で佐世保に帰還
その時の艦長・平山敏夫中佐が澤さんの曽祖父にあたるという。
澤さんが小学校6年生の時に父親と北九州の軍艦防波堤(正式名称:響灘沈艦護岸)を訪れた思い出から、戦闘中の駆逐艦涼月にタイムスリップし、戦闘状況を記している。
大和とともに出撃した艦についても知らなかったし、軍艦防波堤も知らなった。
涼月(すずつき)
「さわやかに澄みきった秋の月」美しいが物悲しい名
8月は、鎮魂の月。
引き継いでいかなければならない。