中学生ぐらいから文学少年で、とりわけ詩歌(詩・短歌)が好きだった。それがなんで建築の道に進んでしまったのか自分でも良くわからない。
リタイヤしたら俳句の勉強をしてみたいと随分と前から思っていたのだが、リタイアしてからの方が現役時代より忙しいような気がして、中々俳句まで手が回らない。
それでも正月に、夏井いつきさんの本を三冊買った。
パラパラとめくって見ただけだが、俳句の奥の深さを知っているだけに これから本腰を入れて俳句を勉強するのには躊躇している。
TVのプレバトを時々見て、やっぱり日本の言葉は美しいと思っていた。言葉を削って五七五 十七文字の宇宙を作り出すなんてすごい事だと。
日本語もおぼつかない幼児の頃から英語を教えるなんてどうなのかなあと思う。
それでも孫達は、ビデオやテレビを見て自然と英語を喋るから こちらがビックリするし、そういう時代なのかなぁとも思う。
3歳の孫に「cucumber(キューカンバー)頂戴」と言われた時は、それが胡瓜だとは即座にわからなかった。彼女達の世代では、日常の中で英語は普通の言語なんだろうなと思う。
理数系だって古文や漢文、詩歌をたしなんだ方が良いのではないかと思う。
学生時代に 伊藤ていじ先生が 時々漢文で学生に訓示されたが、意味が解らず閉口した。先生のように教養豊かになりたいものだと思っていたが、ついに遠く及ばなかった。
まあ 四の五の言わず とりあえず俳句をひねってみようかな。