北華楼 札幌本館 -1

北華楼 札幌本館は、大正15年に行啓記念北海道庁立図書館として建てられ図書館や美術館として使われてきたが、2016年3月、安藤忠雄氏のリノベーションデザインにより生まれ変わった。

連休前に調査したビルの追加調査で連休明けの5月8日に札幌再訪。二週間前より札幌は寒いように思う。新建築2018年4月号に掲載されていた北菓楼 札幌本館は、調査した建物に近かったので訪ねて見たかった。

店舗の出入口部分

所謂 壁面保存で内側にコンクリートの躯体がある

この階段部分は保存された。

札幌の路面電車

札幌 夜のすすきの交差点

横断歩道で信号待ちしていると路面電車が左折してきた

目の前を電車が通過していく

色々なデザインの路面電車が走っている

路面電車の待合所

寒冷地ならでは工夫もあり綺麗な待合所

待合所の木製の椅子が優しい曲線で作られている

葛西臨海水族館

葛西臨海水族館に行ってきた

実に30年振りぐらいになる

1989年に竣工した当時に来て以来の来訪

設計は、谷口吉生さん

川の向こう側は 孫曰く ネズミの国

葛西臨海・海浜公園は、豊かな自然に囲まれて 子供連れの家族で賑わっていた。

オープン当時は禿坊主だった記憶がある。30年近い月日がこんなにも環境を豊かにさせることに驚いた。

「安藤忠雄展・挑戦」国立新美術館

ちょつくら時間を取って国立新美術館に行ってきました。「安藤忠雄展・挑戦」を見に。

とりわけ 野外展示場に作ってしまったこの実物大の光の教会は見ておきたいと思っていました。

今日は冬空だったせいか、カラーで撮影してもモノクロの世界なんだけど、かえって良い写真が撮れたように思います。

安藤忠雄の生涯を回顧するような作品展になっています。学生時代に安藤忠雄の講演会に行ってから40年近く経ちますが、安藤忠雄は、ずっと挑戦し続けてきたということに感心しました。

パートナーは、安藤忠雄の作品の持つスパンとか比率が私の設計した建物と似ていると言います。今は設計をしていませんが昔は少ししていた事があるので。私はどんなものでも日本的な表現になってしまうのですが、安藤作品も要素をそぎ落としていくところとかが近似しているとか。コンクリート打放しの建物は1件しかやっていないのですが知らず知らずのうちに安藤忠雄に影響をうけていたのかなぁ~。学生時代は磯崎新一辺倒だったのに。

久しぶりに設計してみても良いかなぁと思うことがあります。

冥土への土産に。

あっ冥土には行けないかもしれないけど・・・

松崎町 -4

松崎港

この日の駿河の海は、とても穏やかでした

この松崎の港から那珂川に沿って街に点在するなまこ壁の商家は、かってこの町が漁業で栄えたことを物語っています。現在は、なまこ壁の民家を町が買い取って保存しているようですが、西伊豆は交通の便が悪いし際立つた観光資源があるわけでもないので地方創生と言っても観光を基幹にするのは難しいと思います。

地方を歩いて思うのは、やっぱりその地域の基幹産業である一次産業(漁業・農業)の再生に力を入れるのが一番の近道だと思います。

浄感寺・長八記念館

仕事で三嶋に行ったついでに修善寺で一晩泊まることにしていましたが、まさか西伊豆まで行くとは本人も思っていませんでした。

修善寺に着いたら旅館のチェックインには時間があるし無計画だったのでどこに行くというあてもなく駅前でうろうろしていたら路線バスで松崎行というのが止まっていました。運転手さんに聞いたら修善寺から松崎まで100分。帰りは一時間に一本はバスがあると聞いて、自販機でお茶を一本買い飛び乗りました。

まったくの思いつきの路線バスの旅でした。

伊豆の山道を走る路線バスの中では爆睡。堂ヶ島あたりでようやく目が覚めました。

以前から機会があったら訪れたいと思っていた長八記念館・長八美術館を訪ねることができました。

フラッシュを発光させなければ写真はOKと許可を取り、飛天の図を撮影

対となっている もう一つの欄間にある飛天の図

天井に描かれた雲竜の図は、見る位置によつて表情が違うと言われましたが・・

こちらが山門側・表玄関です

彫も素晴らしいです