「ほたるの夕べ ディナービュッフェ」ホテル椿山荘 -1

孫娘の誕生日会だった。

場所は、東京目白のホテル椿山荘東京で「ほたるの夕べ ディナービュッフェ」

ファミリーが集まり、楽しいひと時を過ごした

椿山荘の庭園 夜

幽翠池

竹籠の照明

LEDが仕込まれている

石焼料理・木春堂の行灯

竹の照明

庭園の所々に蛍の檻(虫篭)が置いてある

「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」

以前から気になっていたフレデリック・ワイズマン監督の「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」を観た。

Ex Libris: The New York Public Libraryは、ニューヨーク公共図書館を主題としたアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画で、DVDディスク1と2合せて3時間以上と長い。

https://moviola.jp/nypl

このドキュメンタリーの中には、まったく知らなかったアメリカがあった。

ベトナム反戦運動の高まりの中で青春時代を過ごしたこともあり、アメリカ帝国主義とアメリカそのものに、長く嫌悪感を抱いてきた。アメリカの民主主義は健在かもと思い始めたのは、さほど以前からではない。

さて、このドキュメンタリーは、ニューヨーク公共図書館の担う探究、交流、学習の平等なネットワークとしての役割に迫る。中心人物はなく、玄関ホールや別館、ミーティングルームなど、あらゆる場所に無名かつ普通の図書館利用者が登場する。

図書館を率いる幹部は多様なニーズに応えるという課題を議論し、ワイズマンはそれを様々な図書館の利用者と対比させ、ノートPCユーザ、研究者、ホームレスの姿をとらえている。

この図書館には分館が92ヵ所あり、それぞれの地域のニーズに合わせ、異なるサービスを提供していることが良くわかる。図書館というものの定義、役割を再認識した。

ワイズマンの手法の特徴は、映像をTVドキュメンタリー番組のようにナレーションや字幕を使って明確に意味づけることを徹底して回避し、映像だけを観客の前に差し出すことにある。観客は、さまざまな解釈の幅を含みこんだままの映像に対して、自ら働きかけて物語を読み込んでゆかねばならない。

私は、あらためて公共とは何か、民主主義とは何かを考えた。

ワイズマンは、プロデュース・撮影・編集を自ら担当し、極めて少人数のスタッフとともに制作するスタイルを貫いている。だからか細部の表現に目が行き届いていると感じた。

The New York Public Library (nypl.org)

この図書館の本館となるシュヴァルツマン・ビルディング(Schwartzman building)はマンハッタンの5番街と42丁目のブライアント・パーク内にあり、その豪奢なボザール建築で観光名所としても知られていて、映像の端々に表れる建築を見るのも楽しい。

「丘の上の本屋さん」

2023年劇場公開されていたが、映画館では見れなかったのでDVDを購入しておいた。

このところ大小の仕事で忙しかったので中々見れていなかったがようやく鑑賞できたDVDのひとつ。

「イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上の小さな古書店。訪れる風変りな客たちを温かく迎え入れるリベロの店は街のちょっとしたオアシス的な存在でもある。ある日、店の外で本を眺める移民の少年エシエンに声を掛けたリベロは、好奇心旺盛なエシエンに、コミックから児童文学、中編小説、長編大作、さらに専門書まで次々と店の本を貸し与えていく。エシエンから感想を聞きながら、様々な知識やものの見方や考え方など、リベロはジャンルを超えて叡智を授ける。そしてイタリア語で「自由(Libero)」を意味する自身の名の通り、エシエンに自由であること、誰もが幸せになる権利を持つことを伝えていくのだった。」

https://mimosafilms.com/honya

とてもシンプルな映画なんだけど味わい深く、心温まる映画。

「持ち主が代わり、新たな視線に触れるたび、本は力を得る」(カルロス・ルイス・サフォン「風の影」2001)

とても良い言葉。

「団地キツチン」田島-1

さいたま市のJR西浦和駅(武蔵野線)近くのUR田島団地に2022年8月にオープンした「団地キツチン」田島を見てきた。

「JR西浦和駅(さいたま市桜区)の南に広がる田島団地。完成から五十七年がたち、高齢化が進む中「食」をテーマにした団地住民の新たな交流拠点が三十日にオープンした。その名も「団地キッチン」。食事ができるカフェに加え、料理教室やイベントで住民が共同で使える「シェアキッチン」やクラフトビールを醸造するブルワリーも備える。地域の魅力を発信することも期待される施設だ。」東京新聞2022年8月31日掲載

https://www.tokyo-np.co.jp/article/199058

この団地キッチンは、団地内の一角にあった旧銀行支店ビルの1階を改装したもの。田島団地はURの中でもマンモス団地のひとつで54棟・1816戸(現在)からなる。1DK~3DKの間取りとなっているが30㎡~50㎡と住戸面積は小さい。

「団地キツチン田島」は、約300㎡のフロアにカフェ、イベント用、菓子・総菜製造向けと用途の違う三つのシェアキッチン、ブルワリーが並ぶ。すべてガラス張りで明るく、開放的な空間だ。田島団地を管理する都市再生機構(UR)のグループ会社である日本総合住生活(JS)が初の試みとして整備した。

西浦和駅から歩いて田島団地に入る入口部分にある。

RC壁構造5階建て・階段室型

耐震性は問題がないだろうが耐久性は?

上階の入居率をあげるには、エレベーター設置しかないだろう

「イギリス人アナリストだからわかった日本の『強み』『弱み』」デービッド・アトキンソン著

日本文化を愛し、日本社会と日本経済の歪を鋭くシニカルに撃ってきた著者が四半世紀見続けた日本社会の「強み」と「弱み」を指摘している。

この本の第1刷が2015年6月なので、もう9年経つている。そこで、この本で使われているデータを幾つか調べてみた。

「購買力平価で見た一人当たりのGDP」だが、一人当たりの生産最終財やサービスの価値を購買力平価(PPP)を用いて算出したもので、簡単に言うと、国民一人当たりの生産性がどれだけ高いのか比較したもの。

この本で取り上げられた「IMF 2014年単位USドル」では、世界ランキング28位。2023年(最新)では世界ランキング37位とランクを下げている。

世界の一人当たりの購買力平価GDP(USドル)ランキング – 世界経済のネタ帳 (ecodb.net)

アウトバンド(海外旅行者)の消費額は、2014年で世界ランキング7位、2020年(最新)で世界ランキング14位。2000年には世界ランキング3位だったのだから、日本人は間違いなく貧しくなっているように思う。インバウンド・インバウンドと騒ぐけど、日本人が世界に旅立ち、色々なところで顰蹙(ひんしゅく)をかっていた時代を思い出す。

 著者は、日本人が生産性の低い民族だと指摘しているわけではなく、職人とエンジニアに見られる技術力と勤勉さを「強み」として評価しており「潜在能力に比べて低い」と指摘している。

 「強み」と「弱み」は、表裏一体。「能力があるにもかかわらず、生産性という結果が出ていないことは、まず考えられるのは、組織や働き方に何か重大なシステムエラーがあるという可能性です。」と指摘する。小西美術工芸社では、プロセスを重視しすぎていたことから数字という結果に重きを置くようにして経営改善が出来たという。

 私も数字という結果には、かなり重きを置いていて、建築の技術的な本より経済とか経営の本をこの10年多く読んできた。プロジェクト毎の原価管理、毎週経理ソフトへの入力を自分でやるようになって、弊社の適正な粗利率、諸物価の上昇率をリアルタイムで把握できるようになった。

 もっとも弊社はコアスタッフが少人数なので、毎日が株主総会。毎日が役員会議みたいなものだから、軌道修正も早い。

 まあ、オーナー社長は、なんでも勉強して、何でも自分でやらないとならない。

槇文彦さんが亡くなった。

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槇文彦さんが6月6日、老衰のため亡くなった。95歳。

私にとって一番の思い出は、代官山ヒルサイドテラス

大学の集合住宅の演習では、代官山ヒルサイドテラス1期の図面を写すことで学ばさせてもらった。学生時代、何度かヒルサイドテラスを見に行った事が懐かしい。その後も折につけ代官山ヒルサイドテラスを訪れている。

もうひとつは、美術館の課題で、鹿児島の岩崎美術館の配置を活用して美術館の計画をするものだったように記憶している。非常勤講師で来ていた槇事務所の小沢明先生が指導されていた。小沢明先生は、その後 東北芸術工科大学第三代学長となり同大学名誉教授となられた。

間接的にせよ影響を受けた建築家のひとり

槇総合計画事務所の作品は、品が良いから

合掌

松月庵・渋谷区東2丁目

食べたものの記事が続きますが

仕事で渋谷・氷川神社近くに行った時に食べた「町の蕎麦屋」さん

明治通り沿いの東渋谷と恵比寿の間にある「松月庵」

「松月庵」という蕎麦屋さんは、各地にあるけれど渋谷区東2丁目の「松月庵」

鼻が利く妻が、匂いに吊られて「ここ、美味しいよ」と言うので暖簾をくぐる

鰊蕎麦か肉南蛮蕎麦か迷い、鰊は単品で頼む

旨し

私は肉南蛮蕎麦、妻はカレー南蛮饂飩

つゆが甘くて濃い

なんか懐かしい味

駅の立ち食いソバばかりで、久しく蕎麦屋さんに入っていなかった。

というか町の蕎麦屋さんが少なくなった

ここは創業50年以上という。見るところ家族で経営している

午後3時頃なのに、客がひっきりなしに入ってくる

時代が変わっても、美味しい処、消費者ニーズに合致したところは繁盛している

「絶対、カツ丼とか親子丼が美味しいはず」だと妻が言うので

上カツ丼・御飯少な目で追加注文

半分ずつ食べる

旨し、旨し

これだよな「カツ丼」は

美味いものに出会い、パワー充填。

HP・MP回復

BROOKLY RIBBON FRIES KOMAZAWA

仕事で駒沢に行ったので、ランチをした店「BROOKLY RIBBON FRIES 」

住所は、世田谷区ではなく目黒区東が丘2丁目

田園都市線・駒澤大学前から徒歩10分ぐらい

以前デパートの催しで、この店の自家製ジンジャエールが美味しくてシロップを買ったことがあつた。

まずは、サラダを注文

最近はサラダで店の品定めをする事が多い

野菜の鮮度は良い。カリカリベーコンが面白い。

ドレッシングはジンジャーシロップのようなもので少し甘い。

二種類のサンドイッチを半分ずつ、ピクルス付き

内装はブルックリンをイメージしたインテリア

まあ、良くも悪くもアメリカ的な店かな

医者に例えると・・・

ある人に「既存建築物の再生と活用」に関わっている設計者の違いについて聞かれた。

A「リファイン建築(青木茂)とかあるけど、どう違うの?」

Q「一般的な意匠設計者を内科医に例えるとリファイン建築は外科医かな」

A「御社は、外科医ではないの?」

Q「前職が指定確認検査機関勤務だったこともあり、横目でリファイン建築を眺めていて、あそこまで切った貼ったしなくても良いケースもあるのではないかなと思っていた。初めの頃は総合診療医的だったけど、最近は整形外科医かな」

A「じや、デザイナーって言われる人は?」

Q「デパートの化粧品売り場のおねーさん」

A「わかりやすいたとえ」

Q「一般的な内科医は多いけど整形外科医や外科医は少ないのが、現在の設計業界かな」

国産メーカーと決別

先週、携帯電話の機種変更をした。

長年、ソニーのXperiaを使ってきたのだが、一回りサイズの大きい携帯にしたくてGalaxyS24Ultra サムソンに切り替えた。

日本製とはいっても、どこで作っているかわからず、サムソンだって同じようなものだろうから、あえて言えば地球製の携帯電話。

法人契約なので携帯電話3本とiPad1台 計4台の機種変更を一度にした。予約して行ったのに受付から4時間30分かかり、とても疲れた。

受付、手続き・支払、初期設定、データ移行等が分業制で、1回1回、初期料金等の支払処理を済ませないと次の機種変更に進めない。いつもながら書類と説明が多すぎる。

日本の労働生産性の低さが指摘されるけど、実像を見た感じがする。

新しい携帯電話には、まだ不慣れだけどカメラ機能が魅力的。望遠の100倍がある。すごいぞ。

エレベーターピット下の利用

下記の記事は、かれこれ10年ほど前に書いたものだ。自分でも時々書いたことを忘れる。

現在進行形のプロジェクトでテナントからELVピット下を店舗として使いたいという希望があった。

では、ちょつくら確認審査機関に相談してみるかと思ったが、ちょっと知恵を巡らす。

「駄目だと言う法規定はない。ようは構造安全性が担保されれば良いということだ」ということで相談。OKもらう。構造担当者と打合わせしよう。


【2013年1月17日記載】

エレベーターのピット下を居室、物置などとして使用することは原則として禁じられている。

やむを得ず使用する場合には、特定行政庁に事前相談し承認が必要。

また、つり合いおもりに非常止め装置を設けなければならないので昇降路および機械室を広げ、かつ、ピットスラブを2重スラブとする必要がある。

この二点は最低条件。

以下、「昇降機技術基準の解説」に措置方法が記されている。

  • ピット床を二重スラブとし、つり合おもり側にも非常止め装置を設ける
  • ピット床を二重スラブとし、つり合おもり側直下部を厚壁とする
  • エレベーター1基分のみのピツト下を人の出入りのきわめて少ない物置、ポンプ室等に使用するもので、そのポンプ室等の出入口側と反対側につり合おもりを設ける場合は、一重スラブとすることができる。なお出入口の戸は施錠装置を有する鋼製、その他の金属製とする。

「昇降機技術基準の解説 2009年版」付 昇降機耐震設計・施工指針

税込価格8,000円 送料500円

体裁:A4判 約450頁,A4判 約200頁

監修:国土交通省住宅局建築指導課
編集:財団法人 日本建築設備・昇降機センター/社団法人 日本エレベータ協会

八重洲口界隈

東京駅八重洲口界隈をぷらぷら

写真は、東京ミッドタウン八重洲の南面

外壁面の装飾を眺めていた

この辺は東側

西面・テラスの緑化

Q「仕事が忙しいと言いながら、いつもぷらぷらしてますね」

A「自分でも どこまでが仕事でどこからが遊びなのかわからないんですよ」

Q「公私の別はないの」

A「ないかなぁ~。もともと読書したり、映画みたり、家族と過ごす時間を作るため自営業者の道を選択したから。自由な時間が欲しかったからね」

Q「いいね」

A「もう残り少なくなってきたからね。時間が」

日除け 

暑い夏がやってくる

街路樹は切られ、何十年も経った樹木が簡単に伐採される

SDGsもくそもあったものではない

都市に木陰が少なくなった。

写真は、さいたま新都心のコクーン2の前の「日除け」

シェード、オーニング・・・

帆布を巻き上げる方式

最近は庭や植栽に興味がある。

土とタイルの間に境界石みたいなものを最近は作らないようだ

「既存建築物の法適合調査ガイドー円滑な改修のためのAtoZ」(一財)日本建築センター

2024年5月17日に初版が出版された「既存建築物の法適合調査ガイドー円滑な改修のためのAtoZ」が一般財団法人・日本建築センターが届いたので早速一読。

日本建築センターだけあって流石に全体的であり項目も過不足なく網羅されている。

図書の全体構成が、建築基準法の概要・既存建築物に関する法令の整理・建築基準法の変遷・既存建築物に関する調査方法・増築等又用途の変更の改修計画と展開される。

既存建築物の法的調査に関する文献は随分と充実して来た。それだけ既存建築物の再生と活用業務が増加してきているのだろう。

「既存建築物の再生と活用分野」のひとつの課題は、既存建築物の改修に法(建築基準法だけでない)の適用関係を理解し、適法な改修をする為の実務に精通している設計者が少ないことだ。

人間の医療で言えば「診察・検査・診断」=既存建築物の調査・検査・診断と「治療」(手術等)=改修方法・補修方法は一体不可分なのだが、それらに精通した設計者・技術者は多くない。

一級建築士事務所なら、これらのことに精通しているだろうと思われるが、ところがどっこいで、一級建築士といえども昨今では、医療で例えるとメスも使えない、傷の縫合もしたことがない出来ない。つまり実務が出来ない設計者も多い。図面はドラフトマン。設備や構造は別の人。現場に行った事もないから、当然配筋検査もしたくない出来ない。そうした分業化や極端なアウトソーシングの弊害も大きい。

設計者は、医療の分野で言えば「臨床医」であり、「森を見る」ドクター・ゼネラルでなければならないのだ。

私が考える、もうひとつの課題は、建築病理学が確立していない日本では、既存建築物の補修方法が、建築基準法の構造規定に適合しているとは一概に言えない。判断に苦慮するということだ。これについては現在悪戦苦闘中でもあり、別の機会に記したい。

とにかく、この本「既存建築物の法適合調査ガイドー円滑な改修のためのAtoZ」は、「既存建築物の再生と活用」を担いたい者にとって必読本である。

是非、購入をお薦めする。

港区長・清家あい氏に期待

(^^♪

港区長当選 ! 万歳!


 任期満了に伴う港区長選挙が5月26日告示、6月2日投開票の日程で実施されている。今回の港区長選挙には、前港区議会議員の清家愛さん(49)が立候補している。

https://seikeai.jp

 清家あいさんとは、以前面識があり2021年に青山の急傾斜地の問題で港区との仲立ちをしてもらい問題の解決に導いてもらった。その時の印象で優秀な人だな、これからはこういう人が地方自治のリーダーに相応しいと思った。人によると「優秀」とは「やさしさにひいでた人」の事らしい。

下記はその時の交渉経過


2021年東京青山の住宅街。華やかな幹線道路沿いから入ると、古くからの住宅が立ち並ぶ閑静な街だが意外と崖地も多い。本件は東京都の土砂災害特別警戒計画区域に指定されている急傾斜地で、崖地の上の住宅がそれまでの樹木を伐採し、敷地一杯にデッキを作る工事を始めた。

 法面の安全対策に不安を感じた崖下の住民から相談を受け、無所属の港区議会議員「清家あい」さんの紹介で建築指導課長に面談し、実情を話し要請文を渡すことに同席。正式文書に対して後日文書が返書され「違法ではないが、安全対策を講じるように指導する」旨の回答。後日、崖上の建築主と建築業者から安全対策の補強工事等を行うとの説明があり、その後一定程度是正された。

 若い主婦が関係各所を回って「専門家を連れて一緒に来なさい」と言われ続け半年後に、私に相談があった。たったひとりでも声をあげる事の大切さ・勇気を若い人からもらった。リアルな世界では、建築基準法の手の届かない世界はまだ多い。 


神宮外苑再開発で撤去される18本のイチョウ並木は港区のもので、現職の武井区長は港区の18本のイチョウがなくなることを許容しており、イチョウ並木の伐採すら認めていた人物です。6月2日の選挙ではイチョウ並木を守る「清家あい」さんに投票を!

名古屋グルメ

昨日は名古屋出張

名古屋駅に車で迎えに来てもらい、愛知県下の某市に

1件目案件の打合せと下見を終えた後、再び名古屋市内に

東別院の道路沿いにある「甘未処 柴ふく」に寄る

室内はレトロ感満載

いつも行列ができているそうだが、すんなり入れた

連れてきてくれた人も始めて入ったそうだ

で頼んだのは、

黒柴金時ミルク+白玉(黒蜜・きなこ・小豆・ミルク)

旨し

血糖値爆上り

それから夕方の打合せ箇所に向かった 

朝6時半に自宅を出て、帰宅は夜11時

日帰り出張は疲れる。

「幻の料亭・日本橋『百川』」小泉武夫著 

 江戸日本橋浮世小路にあった料亭「百川(ももかわ)」は江戸時代中期に始まり幕末にかけて繁盛した料亭だが、明治の初めに忽然(こつぜん)と消え去った。その史料を掘り起こし謎に包まれた名店の全容を小泉武夫さんが浮き彫りにしている。

 「百川」は、江戸中期の明和・安永頃(1764~1781年)に創業し、文化・文政(1804~1830年)頃に最盛期を誇ったようだ。

 逢引きの場としての茶屋、卓袱料理屋から始まり当代屈指の一流料亭に変貌している。この本によると幕末の安政6年(1859年)の「即席会席御料理番付」には、山谷「八百善」、山下「がん鍋」、両国「亀清」、両国「万八」、深川「平清」、檜物町「嶋村」といった江戸料理屋とともに浮世小路「百川」の名前があげられているとのこと。

 江戸の町民文化が根付いていくうえで、人々がとても大切にしていたもののひとつが「社交」だったという。それは江戸という街が、様々な地域の出身者の寄せ集めで成り立っていたからかも知れない。

 商売の新規開業や家督相続、跡取りの元服、養子取り、火消しや鳶の頭の就任披露といった様々な機会に、関係者や親戚を招いて饗応し、引出物を配った。それらの舞台が一流料亭であり、料理茶屋であったと記されている。

 興味深い記述が盛沢山の本で、江戸時代の一流料亭では、まず風呂に入ってもらい、次に酒席になるのが習わし。料理は「旬」と「産地」に強くこだわる。茸・ジビエ・川魚など多様な食材を活用していた事。またこの頃既に食用花も料理に彩を添えていた。

 日本文化の凝縮した空間が日本料理店にはあり、建築・料理・器・庭・掛け軸による総合的な空間構成である。敷居が高いようにも感ずるだろうが、高級なフランス・イタリアン・洋食店と、さほど料金は変わらない。

 日本文化の探求と継承のために「日本料理店」に行きましょう。

福徳神社-2

芽吹稲荷(めぶきいなり)とも称されるらしいが、結構参拝者が多い

パワースポットと知られており、宝くじ当選を祈願する人が多いのだとか。

「創祀された時は明らかではありませんが、古くからの言い伝えによると貞観年間(清和天皇・859~876年)には既に鎮座していたと云われている。 鎮座地の日本橋室町二丁目付近は、往古は武蔵国豊島郡福徳村(あるいは豊島郡野口村福徳)と伝えられ、農漁家の点在する片田舎だったそうです。 古くは稲荷の祠と呼ばれていましたが、後にその村名をとって「福徳稲荷」と呼ばれました」というような由緒が書かれている。

関東大震災や、戦後の再開発などに伴う4度の遷座を経て、2014年(平成26年)に現社殿に至った。

薬祖神社

福徳の森

周辺の人々の憩いの場にもなっているようだ

右側の建物は、コレド室町1

福徳神社-1

日本橋室町三丁目にある福徳(ふくとく)神社に寄ってみた

日本橋大通りから東に入る小路の奥にある

上の提灯に「浮世小路」とあるが、これは「うきよしょうじ」と読むとのこと

 江戸時代、日本橋大通りの室町三丁目から東に入る奥行20間ほどの小路であり、突き当たりは伊勢町堀からの堀留だった。江戸中期以降には福留神社社務所周辺(現在)に有名な料理屋「百川楼」があった。
浮世小路を加賀言葉で「うきよしょうじ」とも読むのは、古くは加賀藩出身者が住んでいたことに由来しているとのこと。
「百川楼」は明治のはじめ頃まで営業を続けていた江戸屈指の料理屋で、落語「百川」の舞台にもなっていて幻の料理屋とも書かれている。また安政元年(1854)ペリー来日の際には、百川楼の料理人が横浜まで出向き、一人前3両、総額1500両の料理で使節団をもてなしたとある。財政難に陥っていた幕末の江戸幕府から、果たして料金は回収できたのでしようか。

社務所の敷地の隅に、「百川楼」の事が記載されている銘板があった。

「建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」内藤廣

2023年島根県立岩見美術館での展覧会に向けて準備され、書籍となった本だと知った。

内藤廣さんの これまでの作品が整理されて、実現した建物。コンペ等の応募作品で実現しなかった建物。現在計画中の建物。約80プロジェクトが掲載されている。

情熱的でロマンティストな赤鬼に対して、冷静なリアリストの青鬼。

この自問自答のような、内藤廣さんの脳内を見ているかのような文章が楽しい。

手書き時代の青焼き図面、CADの断面詳細図、近年竣工物件に納品している寄贈図(断面詳細図にポイントとなる特徴的なディティールをレイアウトした図面)が模型写真等とともに収録されている。

CADの断面詳細図等は、老眼鏡にルーペを併用しないと活字を判読できない文字の大きさで読むのに苦労したが、やっぱり図面が美しい事務所の作品は、愛と情熱がたっぷりと注入されている。

今まで見た内藤廣さんの作品も幾つかあるので、時々見直し、思いだしながら、大いに学ばさせてもらっている。

平和どぶろく兜町醸造所-2

店内

カウンターの甲板はテラゾー

コースター

真昼間からお酒

どぶろくの概念を一新するどぶろく

梅ジュースソーダ割

どぶろく専門店がビジネスとして成り立つのか

リピート率は、どのくらいあるのだろうか

結局は、テナント賃料にもよるのかな

兜町第7平和ビル-3 

1階から地階への新設階段・吹抜け部分

とっても雑なディティール

鉄筋を切断した後の処理はどうしているのか、開口補強筋は?

と気になって仕方ない

今風のデザイン思潮なのかもしれないが

建物が痛々しく感じ、愛を感じない。

1階のベーカリーbank

空調と換気の状態が良くないように感じた