
この本は、映画「HOKUSAI」を観た頃に買った。もともとは、曲亭馬琴の事が詳しく知りたくて読み始めたのだが、この時代を彩った人々が、実に多才であったことを知ることができた。
この本の監修者である山村竜也さんは、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~の時代考証担当者である。
その山村さん曰く蔦重の最大の功績は「喜多川歌麿と東洲斎写楽を育て世に送り出したこと」に尽きると。
確かに現代でも「歌麿」と「写楽」の絵は、強烈な印象を我々に残している。
ともかく蔦重を取り巻く人々は、奇人、変人、奇才、粋人のオンパレードで楽しい。