水音はショパンの調べ?

12月25日クリスマスの夜20時頃。外のPSから水が流れ出ているのを見つけ、PS扉を開けると上から水がポタポタ。やがて洗面所の天井換気扇のあたりからもポタポタ。そして台所の吊戸棚からもポタポタ。

これは上階からの水漏れだろうと上階の住戸を訪ねると、もっと悲惨な状況だった。どうやら我住戸の2層上の住戸が原因らしい。詳しく聞くと台所下部の水道からの水漏れとの事。

関係会社に連絡を取ったが、水道屋さんが来れるのは22時頃との事。2時間近く水漏れは続き、ポタポタの調べは大きく、色々な個所からしてくるようになった。

22時頃 水道屋さん到着。まずは発生原因の処置に向かい。台所の混合水栓に繋がる給湯機からの温水配管が外れて水漏れしたらしい。そんなところ外れるかしら?
工事ミスか? 配管の老朽化?

22時半頃、設備屋さんが我家にも状況確認に来た。若い職人さんで、大切な人とクリスマスの夜を過ごそうとしていたのか、夕ご飯はまだ食べてないと言う。我が国のインフラは、こうした末端の職人さんが支えているのだ。

ポタポタは朝まで続き規則正しい音に、途中で目が覚めてしまい寝れなくなった。
翌日関係会社の担当者から状況確認の電話。とにかくに状況確認に来なさいと告げた。が年明け対応とか。

上階の人が訪ねてきて来て、住戸のかなりの部分が被害にあい、押入の布団も水浸し、天井裏に水が溜まり孕んでいると聞いた。

動画や写真を撮影しておきましょうと確認した。

昔の歌だが「雨音はショパンの調べ」というのを思い出した。水漏れの音は、あんなロマンチックな音ではないな。

集合住宅にあまり住んだ経験がないので、水漏れの洗礼を受けたのは始めて。

眠れない夜でした。

あんこう鍋専門店 いせ源

 2023年最後のヘリテージ建築の見学兼会食は、東京神田須田町(旧連雀町)のあんこう鍋専門店「いせ源」でした。

建物は、昭和5年築で、平成13年に東京都選定歴史的建築物に指定されています。

 設計者 – 不詳、構造規模 – 木造3階、入母屋造りと2階の欄干に施された、菱形模様の彫が特徴。木製の看板は建築当時から使用(平成8年補修済)しているものとの事です。

 この旧連雀町には、先の戦災で焼けなかった幾つかの木造建築が残っていて風情があります。

 今回は、お客様の希望もあり鍋料理。「あんこう鍋いいね!」ということで「いせ源」さんに予約。

 あんこう鍋を食べてきました。どぶ汁と違って醤油ベースで鮟鱇は下茹がされています。こんなに新鮮で下処理が徹底した美味しい鮟鱇料理の数々は、私の中では★★★★★です。

 死角でした。

 近くの蕎麦屋さん「神田まつや」とか、甘味処の「竹むら」には来ていて、存在は大夫以前から知っていましたが、「いせ源」さんは夕方5時からしかやっていなかった事もあり来たことがありませんでした。

 左が煮凝り、右があん肝。こんなに旨いあん肝は始めて。実によく菊正宗の熱燗にあう料理です。私は御猪口で二杯ほど舐めただけですが、日本酒好きの人には堪らないと思います。

あんこうの唐揚げも旨かった。

最後は おじやです。

 何よりお客様が「旨い」「旨い」と十数回言ってくれ、とても喜んでくれたのが良かったです。客層の年齢は上の方ですが神田須田町という立地上、ビジネスマンが多かったように見えました。

 お店の人から聞いたところ、鮟鱇は3月4月の産卵期の物が一番美味しいそうです。その頃は、比較的閑散期だと言っていました。又、是非来たいです。