「山ばな 平八茶屋」

長崎から夜遅く京都に移動、翌日昼

京都洛北の老舗料亭「山ばな 平八茶屋」で会食

威風堂々たる「騎牛門」。

川端通りに面し、店のシンボル的存在。

山口県・萩の禅寺から移築してきたとされ、

築400年~500年と言われているそうです

若狭街道で400年以上の歴史をつなぐ名料亭
16世紀末、天正年間に若狭街道(鯖街道)沿いに立つ

街道茶屋として創業。

以来440年間、

京都・松ヶ崎の現在地で歴史を積み重ねてきた老舗料亭です。

御所から一里(約4㌔)の場所、山端(やまばな)。

旅人にとって、都に入る最初の茶屋であり、

都を出る最後の茶屋でもありました。

魚を運ぶ行商人が、ここで一息ついてかきこんでいったのは、

今なお名物である「麦飯とろろ汁」です。

玄関にそびえる騎牛門をくぐると、そこには木々が生い茂り、

季節の花が彩る庭園が広がります。

徐々に深い自然の中に入っていくような約600坪もの幽玄な空間は時間の経過を忘れさせるほどで、明治以降、夏目漱石や正岡子規、高浜虚子や北大路魯山人らが訪れました。「日常とは異なる非日常の空間、それが料理屋」

高野川のせせらぎ

座敷は全室、高野川(鴨川の上流)に臨み、

せせらぎの音も間近に聞こえる。

対岸の山は京都の夏の風物詩、五山送り火の「法」が灯される松ヶ崎東山