IQよりIKyou

憲法記念日の日、テナント居ながら改修工事中の現場へ爺婆で行く。

電車の中で、前に立っていた男の子に婆さんが声をかけた。

婆「どこ行くの」

男の子「おばあちゃんの家」

婆「一人で行くの」

男の子「そう。お孫さんいる?」

婆「いるよ。女の子2人」

爺「中学生?」

男の子「小学校6年生」

爺「身体大きいね。中学生かと思った」

婆「何かスポーツしているの」

男の子はバレーボールをして大会にも出場していること。身長は157cmあることなどを話してくれた。塾は行っていない。一人っ子だと言う事を話してくれた。私達の住んでいる街の駅の反対側に住んでいること。私達が、ほとんど行かない駅反対側の街の様子などを教えてくれた。

大人になったら必要なのは「IQよりIkyou(愛嬌)だよ」。愛嬌のある子の方が年上の人から可愛がられると言ったら。「コミュ力も必要だと言いますよね」と小学校6年生が言うから、「クラブ活動とか委員会活動で培われていく」んだよと話した。

たった3駅区間の時間だったけど、楽しい会話ができた。

最近は、見知らぬ10代の子供たちと会話をすることが多くなった。

「IQより愛嬌。君は大丈夫だよ愛嬌があるから」と、どこかで再会を約して別れた。