てら小屋セミナー2025 加子母フィールドツアー 木材の流通経路-1

JR中津川駅に集合し貸切バスに乗車して加子母地区に向かう

「ふれあいのやかた」で昼食(写真は借物)

昼食は朴葉寿司・白川茶・大福

加子母の山林(植林地)を視察

次に向かったのは、山から伐られた木が運ばれる原木市場

山林から切り倒して、余分な枝払いをして、

適切な長さに切断(玉切り)して、木材市場に搬出される。

写真は檜の原木だが、材種別・山林別に整理され競りにかけられる

栗の原木

 実は、原木市場で身近に原木を見るのは始めて、ここで丸太の材積計算には、末口2乗法という方法で計算されることを教えてもらった。

 丸太(原木)の値段は、材積(体積)と立米単価でつけられる。

 この材積の計算方法である末口2乗法はJAS規格で決まっていて、長さ6m未満の丸太ならば計算式は「末口の直径×末口の直径×長さ」で求めるとの事で、円周率はかけないのだという。末口とは細い方の小口(木の先端に近い方)

 例えば末口が直径30cm、長さ4mなら材積は0.3×0.3×4=0.36㎥となる。

 仮に立米単価が1万円だと3600円にしかならない。あまりの原木の値段の安さに驚いた。ウクライナ戦争によるウッドショックで それでも1.5倍ぐらいに値上がりしたというけど、何十年も育てて、この値段では そりゃ林業から離れていくはずだと思った。