てら小屋チーム・第20回WEB打合せ

 計画中、設計中のプロジェクトや秋以降の業務について進捗状況を共有。例年盆明けから3月の年度末までは、とても忙しくなるので協力を依頼した。

Aプロジェクトは、既存建築物の改修工事に伴う各種補助金について、詳細な内容が担当者から説明があり、申請する補助金を絞り込み、行政にヒアリングするものを決めた。

Bプロジェクトは、シニア向け共同住宅にコンバージョンする計画だが、既存一般図、計画図ができたので担当者から説明。設備・電気や他のチーム員から意見をもらった。

Cプロジェクトは、専用住宅で既存図、計画図について担当者から説明。子供室の在り方について意見が交わされた。

Dプロジェクトは、実施設計が完了したので設計予算の算定のため現在積算中。中部圏の業務については増改修工事に伴う設計事務所としての工事見積書は、より実勢に近い見積書を作成する事している。東京圏に関しては今後の検討課題。

 実践的な演習課題を出した。

 都内の検済無し住宅の上増築に対するガイドライン調査、条例に基づく申請、増築確認申請、設計、工事監理の業務見積書の作成。工事金額に対する料率ではなく、人工計算を積み上げた報酬の見積書作成を課題とした。

 木造住宅2階程度の検済無し住宅の増築は、今後一定の需要が見こまれるが、これを適切に調査・申請・設計・監理を一括してできる設計者は多くない。

 適切な調査項目、調査人工を把握しているか、設計粗利率をどのように設定するのか等、こうした実践的な課題は、それぞれの業務に役立っていくだろうと思う。