
9月10月と出張が続き、現地調査と打合せ、人に会う機会が多く身体が少し疲れたので1、2、3日の三連休は休むことにした。だらだと過ごし、寝て、DVDを観て、専門書以外の本を読んだ。
私の地学の知識は中学生レベルで、ほとんど素人。高校でも大学でも地学は履修しなかったのだから当然といえば当然。長年、京都大学で教えていた鎌田先生によると激烈な受験戦争を勝ち抜いてきた京大の新入生も受験科目以外のことは、ほとんど知らないらしい。
そんな地学のリテラシイー(読み書き能力)は中学レベルでも、読みこなせる専門書である。
さて日本は、2011年の東日本大震災(M9.0)以降、平安時代から1,000年ぶりの「大地変動の時代」を迎えている。南海トラフ巨大地震、首都直下地震、富士山噴火などがスタンバイ状態と指摘されている。
3.11以来、避難用品・備蓄は怠りなく準備してきたつもりだけど、この本を読んで富士山噴火による火山灰の影響が、首都のインフラに広範囲で長期間なものになるという事を再認識した。火山灰は始末が悪い。
この本を読んで、地学のリテラシイーは高校生レベルに近づけたかもしれない。