八勝館 -7 御幸の間

昭和25年、愛知国体の際に昭和天皇皇后両陛下の御宿泊所として、堀口捨巳により設計された。昭和26年日本建築学会賞受賞。平成11年DOCOMOCO Japan最初の近代建築二十選に認定された。

恩師・伊藤ていじは「和風建築では時間はいつも停止しているし、そこにあるのは時間軸が停止している空間があるばかりである。時代という時間は空間に結び付けられていない。」と書いていた。(「和風建築論」新建築1979年6月臨時増刊・和風建築⁻手法とコスト分析)

学生時代から見たいと思っていた八勝館・御幸の間に ようやくたどり着くことができた。確かに そこは時間が停止していた。

眼福・眼福

八勝館 -1

名古屋市昭和区にある八勝館の見学会があり参加してきました

明治十年代に材木商が別荘として建てた屋敷を購入され大正14年に旅館業を始め、時代の移り変わりの中で、現在の料亭になったそうです。

玄関へのアプローチ部分

2020年(令和2年)、堀口捨巳さんが設計された御幸の間棟ほか8棟と庭を含むほぼ全域が国の重要文化財に登録されています。

文化のみち橦木館

名古屋市東区橦木(しゅもく)町にある「文化のみち橦木館」

陶磁器商・井元為三郎が大正末期から昭和初期に建てた邸宅

現在、名古屋市有形文化財、景観重要建造物

名古屋にも戦災で焼けなかった近代建築が残っているのを始めた知った

2階展示室

「青木茂リファインニング建築展」が7/26~8/6まで開催されているのを知ったので、ここに寄ってみた。模型と説明パネルの静かな建築展。

庭園

玄関

ANビル(淺沼組名古屋支店) -2

ドアを開けるなり、木の豊潤な香りに包まれました。

空間が良い香りに包まれると何とも幸せな気持ちになります

聞くところによると吉野杉を天井に使っているそうです

エントランスは2層吹抜けとなっています

エントランス正面の階段

2階から1階エントランス

1階エントランス

ANビル(淺沼組名古屋支店) -1

2021年9月に改修工事が終わった浅沼組名古屋支店を見てきました。

築30年のガラスカーテンウォールの道路面(西側)のファサードを2.5mセットバックしてベランダ空間を作っています。木の柱列は、構造材ではないようで取り外しが出来るそうです。

案の定、西側の植栽は一部枯れているように見えました。植栽の維持管理は中々難しそうです。

この淺沼組名古屋支店改修PJは、第1回 SDGs建築賞の大規模建築部門において「一般財団法人住宅・建築 SDGs 推進センター理事長賞」を受賞しています。

デザインは新古典主義を彷彿させます。

愛知県庁舎

DSCF1999_R

 名古屋市本庁舎の隣にある愛知県庁

DSCF2001_R

本庁舎は、1938年(昭和13年)3月完成

西村好時と渡辺仁の基本設計を基に、

工事顧問の佐野利器、土屋純一の指導の下、

愛知県総務部営繕課が実施設計を行った

頂部に名古屋城大天守風の屋根を乗せた帝冠様式の意匠が特徴的

DSCF2002_R

DSCF2003_R

DSCF2004_R

鉄骨鉄筋コンクリート造、地上6階、地下1階、塔屋1階

平面形状は日の字型で、建築面積4,665.99m²、延床面積28,314.48m²、

高さ39.79m。重量は約73,400トン。

2002年 – 2003年度の構造調査で、

東海・東南海連動型地震で想定される

震度6弱の揺れにより中破もしくは大破すると予測されたため、

2005年(平成17年)12月から2009年(平成21年)12月まで免震工事を実施

DSCF2005_R

名古屋市役所・本庁舎

DSCF1991_R

名古屋市役所・本庁舎

国指定重要文化財

高さ53mの中央塔の上部に二層の屋根を付し

最上層の屋根先端に四方にらみのシャチをのせて、

名古屋城との調和を図っている

いわゆる戦前の帝冠様式の建物

竣工:昭和8年(1933)

構造規模:鉄骨鉄筋コンクリート造・5階建

設計者:名古屋市建築課(平林金吾コンペ当選案)

DSCF1992_R

DSCF1997_R DSCF1998_R

 名古屋市役所に打合せに行ってきました。

行ったのは本庁舎ではなく西庁舎

下の写真

DSCF1993_R DSCF1994_R

住宅都市局は、こちらの庁舎