大垣の水辺空間 -2

途中で見つけた桝屋さん

まだ営業前だった

水門川沿いを南下する

美登鯉橋

アニメ「聲の形」では、「いつもの場所」として物語全体を通して何度も登場するとても重要な場所です。将也や硝子が鯉にエサをあげているシーン、仲間たちとの集合場所以外にもさまざまなシーンで登場します。

まあ、ミニ聖地巡礼をしてきたのでありました。

美登鯉橋の西側水路

虹の橋方面を見る

大垣八幡神社 -3

大垣市は「水の都」だという。しかし日本全国に「水の都」というのは沢山ある。国交省の水の郷百選に選ばれている都市は中部地方だけでも岐阜県の郡上八幡、静岡県の三島市、天竜市等がある。

大垣で水辺空間として興味深かったのは大垣八幡神社東側の水路だけだった。

そういえば東京だって水都だな。

それで思い出したのが陣内秀信さんの「東京の空間人類学」(1985年刊)。東京の山の手と下町の「水の都市」の考察が新鮮だった。昔からデザインというより建築史への関心が強かった。

養老天命反転地 -1

大垣から養老鉄道に乗って養老で降車

写真は2021年11月中旬ですが晴れ渡ってとても気持ちの良い日でした

養老天命反転地記念館

十二単の羽衣を着た天女が空から舞い降りたかのような色鮮やかなイメージなんだそうだ。ともかく平らな床がない。トイレも傾いたまましなければならない。

荒川修作+マドリン・ギンズ

全身でアートを感じる体験型アート空間らしいが爺婆には、ちと大変だった

ランプの宿 付知峡・渡合温泉-2

食事処

岐阜県中津川市加子母の付知峡にある一軒宿。営業は基本的に4月から11月まで。冬季(12月から翌年3月まで)は積雪のため休業。

電気が来ていないので、灯りは日中は自家発電、夜間はランプを使用。ランプは石油なので室内に置くと結構臭い。尚 携帯電話はつながらない。テレビもない。

入浴時間は冷泉を沸かしているため午前7時から午後8半まで。浴槽は下から沸かす五右衛門風呂で高野槙で出来ているとき聞いた。

料理は野草の天麩羅や岩魚の塩焼き等 夕食・朝食ともに美味しい。建物は古びているが掃除は隅々まで行き届いている。

旅館の御夫婦と息子さんで切り盛りされているが、とてもフレンドリーだった。

付知峡 今はまだ深い雪の中

八幡堀

八幡堀

八幡堀は天正13年(1585年)に豊臣秀次(秀吉の甥)が八幡山に城を築き開町したことに始まるそうです。秀次は、八幡堀と琵琶湖とを繋ぎ、湖上を往来する船を城下内に寄港させることで、人、物、情報を集め、さらに楽市楽座制を実施することで城下を大いに活気づけたと書かれています。

八幡堀は交通路や生活の場として長く機能してきましたが、生活形態が変わりだした昭和30年代もなると、忘れ去られた存在となり、草が生い茂りハエや蚊が発生しゴミが不法投棄されるなど公害源となったそうです。

一時は、埋め立てしまう計画があったそうですが、地元から反対運動が起き浚渫と復元により現在の状態になったとあります。

今は映画やドラマのロケ地としても活用されています。

かわらミュージアムの一画

今、八幡堀は近江八幡の貴重な観光資源となっていますが、先人達の環境を守る運動のおかげです。西日本でも江戸時代からの風情を残す数少ない場所となっています。

飛騨高山テディベアエコビレッジ

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飛騨高山テディベアエコビレッジ

こちらは民家を利用したミュージアム棟

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こちらはショップ棟

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ミュージアム棟の中には入らなかった

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ショップ棟の出入口部分・右側はカフェ

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妻側の壁

飛騨高山テディベアエコビレッジのショップには、

既に廃版になった熊さんも置いてあるとか。

料亭 洲さき

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高山の老舗料亭・洲さき

高山陣屋から宮川にかかる中橋を渡ると岐阜県・最古の料亭・洲さきがあります。寛政6年(1794年)創業、建物は高山市有形文化財です。

司馬遼太郎の「街道をゆく」(飛騨紀行)に、洲さきを取り上げた章があり、飛騨美学の結晶が込められていると称えられています。

洲さきのために高山に行く価値があると断言する人さえいます。

たぶん大人になつてしか感受できない空間・料理・おもてなしが、ここには凝縮されています。

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入口

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暖簾を潜ると寛成当時のままの玄関、土間を抜けると右手に囲炉裏があります。

飛騨らしい造りで趣があります。

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室町時代に始まる本膳料理という日本料理の一つの型式・作法を今に伝える店です。

洲さきの宋和流本膳料理は、茶の湯の心をふまえた料理で、第二代高山藩主・金森可重の長男、茶道宋和流始祖である金森宋和が好んだ本膳の形と味を整えたものとあり、現在は、本来30品ある料理を11品に絞り込んだ宋和流本膳崩を提供しています。献立は毎月変わるそうです。

京都の華美な日本料理とは異なる日本料理が継承・進化されているようです。

高山恐るべし。