感染症病棟 -3 医療用陰圧テント

【太陽工業・医療用陰圧テント】

今、医療機関では通常の一般外来と別に新コロナウイルス感染の疑いのある人を分けるために「発熱外来」を設けるところが増えているそうです。その際設置されるのが、これまでも災害時の医療用施設で使われてきた医療用陰圧テントです。

上記の写真は、太陽工業(株)の医療用陰圧テントで、CDC(米国疾病予防センター)のガイドラインに準拠しており集塵効率:HEPAフィルター集塵効率 0.3μm以上粒子 99.99%、処理風量:13m3/min、気圧差:10Pa、換気回数:1時間12回以上という能力があります。また前室用テントもあります。

太陽工業・医療用陰圧テント

またアキレス(株)でも医療用陰圧テントを販売しています。こちらもCDC、OSHAの両ガイドラインに準拠可能で、最大気圧差:15Paが可能と書かれています。またクリーンルームや手術室として使えるものもあります。

アキレス・医療用エアーテント

アキレス・エアーテント素材・構造

横浜港のクルーズ船「ダイヤモンド プリンセス号」の時、接岸地の広大な駐車場に、このような医療用テントを設置し検査し隔離すればよいのにと思っていました。

太陽工業もアキレスもエアーテントは、骨組がない形式です。キャンプのテントにもこんなエアーフレームテント最近出ています。勿論仮設テントですから設置は容易ですが、何れも仕様は優れものです。

現在「発熱外来」を設けた医療機関は増えているようですが、地域毎に仮設医療用テントを設置し発熱外来でPCR検査をした方が良いと思います。


ニューヨークのセントラルパーク内に準備されている野営病院の様子。

これもエアフレームの医療用の陰圧テントですね。

自粛と補償はセットであるべきだし、病室が足りないなら必要なものを作るべきだ。オリンピンク選手村だって空いている。