師走に

ようやく年賀状の宛名整理が終わった。これから宛名印刷

今年も沢山の喪中の葉書が届いた。

例年は親が死んだという喪中葉書が主だったが、今年は年賀状をやり取りしている直接の知人の喪中葉書が2通。

一人は設計事務所を経営していたMさんで、審査機関に在職していたころJW_CADの天空率計算のセミナー講師をしてもらっていたりして長くお付き合いがあった。享年73歳。今年の初めにはまだ元気で設計活動をされていたのに、病が発見され闘病生活に入ることになり、Mさんが基本設計をしていた住宅の設計を息子さんからの依頼で引き継いだ。施主からの変更要請と長期優良住宅認定をすることになり随分と変更もしたが、かなり久しぶりに意匠図、設備図、電気図は全て一人で書いた。7月に亡くなる直前「あの仕事どうなっている?」と息子さんに問い「無事すすんでいるよ」との返答に安心した顔を見せたと聞く。以前から予定が入っていた仕事の関係上、工事監理は他の人にやってもらう事になったが、工事は進んているようだ。

もう一人は設計事務所勤務時代の一回り下の同僚のOさんで、建設会社で品質監理の仕事を長く続けられていた。コンクリートに詳しく何度か彼に教えを乞うたことがある。享年57歳。奥様とまだ若い2人の息子さんを残して逝くのは、さぞ無念だっただろう。

そして12日28日、建築家の磯崎新さんが老衰のため那覇市の自宅で死去した事を知った。享年91歳。

磯崎新さんは、私の学生時代の建築上の精神的主柱だった。

皆に合掌

【追記載】

年明けに届いた寒中見舞いで若い時勤めていたゼネコン設計部の先輩が亡くなったことを知った。先輩が新婚したての頃に自宅に遊びに行った事を思い出した。私が若い時に体調を崩し会社を休んでいた時、住まいに来てくれ気遣ってくれた。色々な事を教えてもらった先輩の一人だ。ゼネコンを退職し指定確認検査機関に転職し、最近まで構造適判機関に勤務していた。年賀状のやりとりはずっと続いていたが、少し疎遠になっていて昨年11月に亡くなったことを知らなかった。享年79歳。

2023年の1月は感傷的な気分の年明けだ。

もう残された時間は少ないな・・・。