「日本建築思想史」磯崎新・聞き手 横手義洋

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北九州市で久しぶりに磯崎新氏の設計した建築を幾つか見たせいか、若い時のバイブルにも近かった磯崎新氏の本を読んでみたくなった。

この本は、2015年4月4日初版とあるから比較的最近の磯崎新氏のまとまった著作になるだろうか。

磯崎新氏に初めて建築史を語らせるという趣旨のもと、「堀口捨己―丹下健三―磯崎新―妹島和世」という4人の建築家を軸に、1920年から2020年までの日本の建築思想を語らせている。

磯崎氏の建築作品や建築思想がよくわかると同時に、モダン-ポストモダン-ネオモダンの建築の流れも理解出来るものとなっている。

磯崎新氏も年齢のせいか「自分語り」が多くなっている気がするが、こうして振り返ることも若い人達に残す大事な仕事だと思う。

モダンを代表する建築家として堀口捨己を、ネオモダンを妹島和世に代表させているところが磯崎新氏の視点。

この本は下記のアドレスで試し読み出来る

日本建築思想史