旧京都市立清水小学校 @ 映画の中の建築

nfld-1

昨年2015年8月8日に公開された「日本のいちばん長い日」には、多数の戦前の建物がロケ地にされている。

日本のいちばん長い日 ロケ地

その中のひとつで記憶に残っていたのがこのシーンに使われていた建物

nfld-2

映画の中では、陸軍軍事課・軍務課・情報局オフィスのシーンで使われた。

徹底抗戦を叫ぶ青年将校達が作戦を立案したり、東条英機に徹底抗戦を促されるシーンのロケ地。映画の中では、わりあい重要なシーンの背景になつている。

そのシーンのロケ地が、「旧京都市立清水(きよみず)小学校」。「きよみず」と言われるとピンとくるでしょ。そう「清水寺」の近くにあった小学校。

[mappress mapid=”18″]

 

この建物は、昭和8年に竣工し平成23年3月に閉校した御年83歳の老建築。

しかし、この建物なかなか風格がある建物で、メンテナンスが行き届いていたのか状態が良い。京都市から耐震診断の報告書が公表されているがIs値もそんなに悪くない。

21-666x500_R

31-666x500_R41-666x500_R

映画の中で一番多く登場する講堂

51-666x500_R

階段

実は、この建物 2004年「京都市資産有効活用基本方針」に基づき、2016年にプロポーザルが行われ事業者が選定される予定だ。立地的にホテルやブライダル施設への転用が計画されている。一方、民間事業者に賃貸することに対して地元の人たちの反対意見も多いようだ。