IQよりIKyou

憲法記念日の日、テナント居ながら改修工事中の現場へ爺婆で行く。

電車の中で、前に立っていた男の子に婆さんが声をかけた。

婆「どこ行くの」

男の子「おばあちゃんの家」

婆「一人で行くの」

男の子「そう。お孫さんいる?」

婆「いるよ。女の子2人」

爺「中学生?」

男の子「小学校6年生」

爺「身体大きいね。中学生かと思った」

婆「何かスポーツしているの」

男の子はバレーボールをして大会にも出場していること。身長は157cmあることなどを話してくれた。塾は行っていない。一人っ子だと言う事を話してくれた。私達の住んでいる街の駅の反対側に住んでいること。私達が、ほとんど行かない駅反対側の街の様子などを教えてくれた。

大人になったら必要なのは「IQよりIkyou(愛嬌)だよ」。愛嬌のある子の方が年上の人から可愛がられると言ったら。「コミュ力も必要だと言いますよね」と小学校6年生が言うから、「クラブ活動とか委員会活動で培われていく」んだよと話した。

たった3駅区間の時間だったけど、楽しい会話ができた。

最近は、見知らぬ10代の子供たちと会話をすることが多くなった。

「IQより愛嬌。君は大丈夫だよ愛嬌があるから」と、どこかで再会を約して別れた。

「父が牛飼いになった理由」河崎秋子著

Version 1.0.0

直木賞作家・河崎秋子氏が綴る約400年のファミリーヒストリー


『ともぐい』で第170回直木三十五賞を受賞し、10年にわたって自然や動物と対峙する作品を書き続けてきた作家・河﨑秋子。

こんな平易な文体のものを書けるのか、ちょつと驚きだった


河崎秋子氏の実家は父・崇が公務員を「脱サラ」し開業をした「河﨑牧場」である。


なぜ、父は牧場経営を始めたのか。その謎を辿るため戦国時代からの家系図を遡る。
金沢で武士だった先祖、満洲で薬剤師をしていた祖父、満洲から大阪、そして北海道へと移り住んだ父、そして牧場経営の苦労を背負った祖母と母……400年以上に及ぶファミリーヒストリーが、20世紀の日本と戦後の北海道の酪農史へと繋がっていくノンフィクション。

人は一代で作られるものではないということを再確認した。自分のルーツを探す旅が、必要かもしれない。

テッド・イベール

グランフロント大阪うめきた広場 水景内

テッド・イベール(愛称:クール)Ted Hyber -Coool

フランスを代表する現代アーティスト、ファブリス・イベールの作品。

「テッド・イベール」

特に熊(テディ・ベアー)はファブリスが好んで使うモチーフです。

緑色は自然と人間の関係について提案し続けるファブリスの姿勢をあらわしており、彼の分身のような存在。

ここを通る人々に、水辺の楽しさを感じていただく役割を担っている。

うめきたSHIPホール

工事途中建物の資産価値策定業務

 建築中のRC14階建ての建物が、7階部分施工中に工事会社が倒産し破産宣告を受け工事が中断した。この工事会社の破産管財人弁護士より依頼され、地方裁判所の了承を得て工事途中建物の資産価値策定業務を2024年初頭に行った。

 建築主は破産工事会社に工事前渡金を支払っており、この工事途中の建物について第三者調査機関に依頼して非破壊検査等を行い、施工建物は瑕疵が多数あるとして、その是正などの工事費用が嵩むため、資産価値はないと主張した。

 弊社は、依頼されてから第1回債権者集会までの時間が短かったために、建築主が依頼した第三者調査機関の調査報告書を基に瑕疵の是正方法を計画立案し工事費を積算した。尚工事継続の場合、他の指定確認検査機関では検査等を受任しない可能性があるため、確認申請、中間検査(基礎・2階床)の処分を行っていた指定確認検査機関と打合わせ調整を行った。

 この業務を通じてRC建物の多数の是正方法、補強方法について新たな知見を得ることができた。一方で構造安全性を証明できたとしても、それらが建築基準法に適合しているのかどうか、判断に迷う事、考えることも多かった。

 この業務は2025年も債権者からの質疑に回答するなど継続していたが、2025年4月30日、破産管財人弁護士より連絡があり、この度、資産価値があるものとして工事前渡金を返済しない旨の協議が建築主と整い、地方裁判所の許可を受け和解が成立。工事前渡金を全額返金しないことになったとの事だった。

 これに伴い、一般的破産債権者の方々にも、少ないながらも配当することができる見込みとなり、弊社が作成した調査報告書が役に立ち「希望した期間内に、かつ、詳細で説得的な報告書を作成くださり、誠にありがとうございました」と破産管財人弁護士からお礼が届いた。

 和解で協議が整い 良かった。

 喉に突き刺さっていた骨が取れたような気分。

現場

連休初日の日曜日、

鋼製不燃扉を防火二号(遮煙)に改修工事中の現場へ

告示仕様での防火二号への改修、

テスト施工して、施工図を修正・微調整して本工事に臨んだので

スムーズに施工は進んでいるようだ

隙間なく施工できていた

事務所ビルの居ながら改修なので、土日祝日が工事日となるため

工事監理も、それに合わせて出向かなければならない

この現場は、6月中旬まで土日施工で工程表が提出されている

既存建築物を相手にしていると、どうしても夜間とか土日祝日が仕事になる

休息や個人的時間をどのように確保するのかが一苦労

まあ、用事のない時は昼間でも寝ているのだが

「安藤忠雄×青春」展 -3

VSの壁面緑化

ランドスケープというか、植栽計画に好感を持った

「青りんごコーヒー」酸っぱいけど 癖になりそうな味のコーヒー

安藤さんのサイン入りトートバッグを買った

安藤さんは サービス精神旺盛

クリアファイル6枚セット

サイン入り建築展カタログ

まだ読んでないけど

「流水不濁 忙人不老」

「流れる水は濁らない 忙しい人は老け込まない」

最近、爺婆ペアで仕事に行き、色々な人に本当の年齢を言うと、驚かれる。

身体はボロボロだし、疲れやすいし、歳を取ったなと、つくづく思うけど

知的好奇心は旺盛だ。

何より遊ぶために仕事を続けているからなのだろうか

ファッションも結構若々しいかもしれない

全方位オタクの婆さんと一緒だと、

小さい子供から大人まで会話が尽きなくて、いつも賑やか

つい最近もスイッチ2を予約したとか、

ゲームの話で子供に尊敬されていたっけ

いつまでも

「流れる水は濁らない 忙しい人は老け込まない」

で生きていければ いいな

「安藤忠雄×青春」展 -1

翌日、大阪での打合せは午後からにしてもらっていたので

午前10時に、うめきたのVSで開催されている「安藤忠雄×青春」展へ

壁に絡まる植栽がいい感じ

大阪に来るのは、かなり久しぶり

 最近は大阪本店、東京本社という企業が増えてきて、ほとんど東京での打合せかWEB会議で済んでしまうので、出張で大阪に来ることがなかった。京都には度々来ているのに。梅田周辺は 随分変わったという印象。ただし梅田周辺だけだけど。

大阪駅

名古屋での午前と午後

其々別の打合せを済まして大阪に移動

喋りつかれていたが、名古屋-大阪間は 新幹線で1時間ほどなので

寝ている暇はない

大阪駅からKITTEに向かう歩道橋

KITTEで夕食をとる

名古屋 栄町

出張先に便利なため、初めて名古屋市栄町のホテルに宿泊していた

そうしたら深夜3時頃 消防自動車のサイレンの音が鳴り響き

多数の消防車がホテルの近くで止まった様子なので

現場を見に行った

幸い、火災発生の形跡は見当たらなく、

誤報かいたずらで落ち着いた様子

消防隊の指揮所を間近で見ていた

近くの人に聞いたら、栄町では よくある事とか

この栄町 夕暮れ時から新宿の歌舞伎町のような街という印象だったが

夕暮れ時より深夜3時の方が人通りや車が多い

いたるところにホストクラブの看板

最近のホストクラブのお兄さんたちの顔を沢山ながめてきた

それで泊まっていたのは、アパホテル

初めてアパに泊まってみた

今時にしては安いが客室が狭く、中廊下側の間仕切壁の遮音性が低いため

廊下を歩いている人の話し声が、よく聞こえる

まあ、仕事で来て寝るだけなら アパもありかもしれない

神楽坂

久しぶりに夕暮れの神楽坂を歩く

妻が大好きな「欧州航路」で物色

随分と新しい店も出来ていた

蜜芋パウンドケーキを買ってみた

楽山で買い求めたお茶で食べてみよう

「埼玉 森のカフェと緑のレストラン」

EPSON MFP image

これも妻が書店で買ってきた本

「埼玉で出会える 安らぎの空間へ」とある

免許は返納していないが、最近 車の運転をするのが億劫になった

そのことを取ってみても高齢化の証なのかも知れない

10年前なら、このような雑誌を片手にドライブして

「森のカフェと緑のレストラン」を訪ねただろうな

そんな気持ちになる 魅力的な空間が取り上げられている

都会の人は「癒し」を求めているのだろうか

てら小屋チーム・第18回WEB打合せ

最初に、現在進行しているプロジェクトの進捗状況を報告し共有した。

 前回までの検討成果をもとに内装のカラーデザインと仕様の提案。それらを基にした内外部のCGが出来きて来たので共用し検討。照明計画も叩き台が出来てきたので検討を加えた。

 今回からCGは全て国産化。産休・育休で業務に加われなかったチーム員が担当。以前は営業窓口は日本だったが、実際のCG作成はベトナム。直接制作担当者と打合せができなかったので細かい部分に不満が残った。だからか添景の人間に外国人が多いという事はなくなった。全体的に以前よりCGのクオリティーは向上したと思っている。

 また2025年の新規プロジェクトとチームの主担当について説明した。

 今回は打合せ事項が盛沢山だったので、特別のガイダンスは行わなかった。仕事が混んできたのでWEB打合せも月1では足りくなってきたかも知れない。

  打合せのあと、チームのメンバーから個別の打合せ2件。

BRUTUS CASA 2025.5 「安藤忠雄×青春」

EPSON MFP image

妻が本屋で買ってきた BRUTUS CASA 2025年5月号「安藤忠雄×青春」

久しぶりに この手の雑誌をじっくりと読んで見た

表紙は、韓国にできたミュージアムSANの2023年に増設された瞑想空間

CASAの特集は、グラングリーン大阪のVSで開催されている

「安藤忠雄×青春」展

安藤さんの集大成ともいえる展示会のようだ

7月21日まで開催か・・・

「ブラザーフッド」

「アジョシ」でウォンビンを思い出し、

この映画「ブラザーフッド」を見直した

2004年に公開されているから、もう20年以上経つんだ

とっても切ない思いが募る映画だ。

朝鮮戦争で分断された民族・家族・兄弟

当時、戦闘シーンはハリウッドを超えたと言われた

エキストラ3000人というド迫力に圧倒される

今、見直しても韓国映画は、クオリティーが高いものが多い

トランプショック

 トランプ関税の影響から、米国、のみならず世界の景気が今後減速する可能性が急激に高まってきた。トランプの恫喝は、相手国がビビって、すり寄って譲歩してくるのを待ってかのように見える。

 昔見た伊丹十三監督の「ミンボーの女」を思い出した。毅然と諸外国と連帯して立ち向かうべきだ。

 それにしても経済の動向は とても気になる

 社会人になって半世紀、オイルショック、バブル崩壊、リーマンショック、コロナショック、幾たびか続いた消費税アップに伴う影響等など。

 この半世紀を振り返っても、抱えている仕事が中断したり、なくなったり、クラアントが消滅したり、いろんなことがありすぎた。

 最近は、●●ショックの頻度が短くなっているように思う。何かのきっかけでバランスが崩れていく。それだけ世界経済が脆弱になってきているのか。

 この十年 一番買った本は、経済と経営に関する本。興味を持った本は、とりあえず買って積読するので、全て読んだわけではないが、建築よりは勉強しているかも知れない。

 社会システムそのものが転換期に入っているのかも知れない。と思う今日この頃

「世界で一番おもしろい構造デザイン」日建設計構造設計グループ

2025年 年初に買った本の中の一冊

新しいプロジェクトを構想しているとき、傍に置いて参考にしている

勿論、この本の中で取り上げられているような、

大きなプロジェクトには関与していないが

構造設計者とプロジェクトについて対話するときの

ヒントになる事が書かれている

ずっと半年ぐらい結論が出せていないデザイン・構造上の

悩みを抱えている

幾度か間をあけて計画しているが、ピタッとくる解決方法が見つからない

そういう時に、いろんな本を引っ張り出してきて苦悶する

【てら・アソシエイツ通信2025・第11号】を発行しました。

【てら・アソシエイツ通信2025・第11号】
(VOL11~2024年の業務と現在進行形のプロジェクトの紹介)
を、4月1日発行しました。

内容はA4縦カラー9頁です

主としてメール及び名刺を交換させていただいた方に

メールにて送信しています。

弊社は一斉メールではなく個々にメール送信を行っており

現在あいうえお順で発送しています。

届いていない方は今しばらくお待ちください。

きしめん

名古屋日帰り出張だった。

新幹線の名古屋駅改札から近い「驛釜きしめん」で昼食兼夕食

肉載せと小さな天むすのセット

さすがに天むす 小さすぎやろうと思う

名古屋 乗車時間が短くて寝る時間が少ししか取れず、疲れる

あぁ~ 今年も名古屋出張が続くのかと思うと、ちょつと憂鬱 

何かしら楽しみを発見しないといけないかと思う

名古屋コーチン、きしめん、ひつまぶし、あんかけスパ、味噌カツ、一通り食べたし、駅弁は、とっくに飽きたし、ゆかりも飽きたし、あと何がある??

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そういえば、ちょっと楽しいことがあった

東京へ戻る新幹線の時間待ちに、マクドのカウンターでお茶していたら

向かいの席でポテトを食べている男子高校生とお互いに視線があった

「ポテト美味しそうだね」と声をかけたら

会話が進んだ。

部活帰りで今度2年生になるという

爺さん、特にクラブ活動の大切さを喋った。

社会人にとって、とりわけ会社員だと「人を束ねる力がある人」が出世する事。学歴でもなく、頭の良し悪しだけがすべてじゃない。コミュ力も必要だし。そうなるには、クラブ活動(文系・体育系に関係なく)、生徒会・自治会、学園祭等の委員とかになって訓練しておく必要があることなどを話したかな。意外と労働組合の役員経験者も引きたてられる人が多い。まだ、うぶな感じがする男子高校生3人組と短い時間だけど話が弾んだ。

婆さん曰く、10代の子供たちは、

大人との会話を望んでいるのではないかと

将来の事やら、なにやら 

大人と話したいことが沢山あるんではないかと言う

名古屋の高校生さん。爺婆と話してくれてありがとう

「アジョシ」

2025年2月16日に、キムセロンが自殺したと報じられた。

享年25歳

それで、この映画「アジョシ」のことを思い出し、再び鑑賞

2010年のこの映画「アジョシ」では、ウォンビンと共演し、

キムセロンは、大韓民国映画大賞新人女優賞を史上最年少で受賞した。

アジョシの頃から15年。

20222年の酔っ払い運転から映画界に復帰することが叶わなかった。

若き才能をつぶしてしまったの誰か?

https://japan.hani.co.kr/arti/politics/52439.html

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それにしても、ウォンビンはかっこいい

この映画が、アクション映画は初主演だったはず。

今 見直してもアクション映画としての出来は最高だ

ただひとり心を通わせた少女のために、命を張る その心意気に感動

「一人で生きろ」と最後にいわれたよな キムセロンさん

哀しいよ

クリエイティブペア

 今年2025年1月25日に亡くなられた経営学者の野中郁次郎さんの本を以前読んでいて、ソニーの立ち上げには井深 大さんと盛田照夫さん。ホンダの立ち上げには本田宗一郎さんと藤沢武夫さん。というように、これまで大きなイノベーションを生み出してきた企業の背景には、実は「2人」が関わっていることを知った。

 「クリエィティブペア」と呼ぶのが、個人を組織に向かわせる知的コンバットを行う相手。野中郁次郎先生にとっては『The Wise Company』共著者の竹内弘高氏が相当するという。「自分と違う相手がいい。あちらはお酒飲まない、ぼくは飲む。あちらは英語、ぼくは日本語」と笑う。

 知的機動力、知的創造理論はペアでプログラミングする「対照的な相手と組むことで自律分散が可能になる」「アナログとデジタルの形式知、暗黙知を回すのがリーダーだ」と主張。ダイナミックな総合作用により実践知が生まれる。それがヒューマナイジングであり、共通善(コモングッド)に向かう生き方だ、と先生は訴える。

 弊社のクリエイティブペアは、私と妻=爺婆である。私は建築、妻は食・食品衛生だし、独立して自営になるまでは普通の夫婦。今は毎日が役員会、毎日が株式総会なので、意見もぶつかり合うが、クリエイティブペアになってきたかなと最近思っている。