反実仮想

歴史学者の磯田道史さんが、テレビ(「英雄たちの選択」「サワコの朝」等)で「反実仮想の教育」の必要性を訴えていた。

「反実仮想」

簡単に言えば「もし~だったら~だろうに」と仮定して考えることだ。これこそ防災教育や現代に生きるものとして必要なことだと磯田さんは言っていた。

未来のまだ起こっていないことは、想像するしかない。

と言っても、単に「津波が来たら」と想像するだけでは無意味で、「もし津波が押し寄せてきたら、村はどうなるだろう」とまで考える能力が必要だ。ともすればこの国では「津波は来ないものとして」処理される。

想定した事態が、諸条件でどうなるのか連想していくのである。

建築のプロジェクトや実際の社会生活では、「反実仮想」のシュミレーションはとても重要だが、若い人達はこの「反実仮想」が不得意ということに直面することが多い。

教育者に言わせると「短期の記憶能力」に優れた人が試験の点数をとり、優秀だとされるからで、試験そのものが「短期の記憶能力」を問う出題形式になっているからだと言う。今の学校教育の中で「考える力」を養うことをしていないと嘆く。

今、私の仕事のネットワークは、ほとんどの人達が65歳以上なので「年金者ネットワーク」と私は言っている。構造・設備・積算・あまたある専門技術者。マンパワーはあまりないが、とにかくみんな「知恵」はある。

私自身が時々想定している反実仮想は「もし突然すべての仕事が途切れたら」である。建築事務所とはいえフリーランスで生きている限り、いきなり、あるいはじわじわと仕事が減って、ある時に仕事が途切れることは十分ありえる。

今が仕事が順調でも、全然安心できないのである。体調を悪くして仕事を断っていたりしたら数か月後には、突然暇になる事だってある。取引先の人事移動で担当者達が変われば切られることだってある。

とにかく何が起こるかわからない。

でも仮想することで、生き残る確率は確実に増える。さまざまな種子を蒔いておき、いつ来るともわからない収穫期に備える。その準備は怠りないよう目配りしておくことが必要だ。

「散り椿」

建築事務所という法人のサイトに映画の感想を書くことは、普通はしないのだろうけど、もともと私生活も業務も混然一体としたブログを書き綴っているので そういうサイトだと思って貰えれば良い。

昨年の暮れに亡くなった葉室麟の原作。黒澤組の撮影担当だった木村大作が監督・撮影。そして黒澤組の小泉堯史が脚本と聞けば、葉室麟・時代劇ファンとしては絶対見逃せない映画。

小説家・葉室麟さんは「人のやさしさと美しさ」をずっと文字として表現して来た人でした。

監督の木村大作さんは「美しい時代劇」を作りたいと言われてましたが、この映画は本当に美しい日本の自然・四季・人を描いていると思います。

今は、デザインや本格的な設計からは少し距離を置いた仕事をしていますが、本当に美しい建築空間を作り上げる仕事をしたいものです。

監督の木村大作さん79歳。脚本の小泉堯史さん74歳。

残された命を振り絞って作品を作り上げていると思いました。

沖縄県の基地負担軽減を求め、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設阻止を掲げ、安倍政権と対峙(たいじ)し先頭に立ち任期途中で亡くなった前翁長雄志沖縄県知事も、思えば命を振り絞っての闘いでした。

散り椿は、残る花弁があると思うからこそ散っていけるのです。

無事 オール沖縄の後継者にバトンが繋がることを願っています。

(^^♪

最近は、人生の諸先輩たちの「有終の美」に感激することが多いですね。

「予約一名、角野卓造でございます。【京都編】」

「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」若山牧水

(しらたまの はにしみとおる あきのよの さけはしずかに のむべかりけり)

昔から酒飲みには詩人が多い。

実は、私は酒はあんまり飲めない。体格から酒豪だと思われることも多いが、最初の一杯程度で あとは飲んでいるふりをしているだけ。

そんな私でも秋になると日本酒を飲みに行きたくなる時がある。

東京では、大塚の「串駒」という十四代が常備されている居酒屋に行く。

この俳優の角野卓造さんの「予約一名、角野卓造でございます【京都編】」を読んでいたら魅力的な店ばかりで京都に酒を飲みに行きたくなってしまった。

歴史と現代が交差する京都の田の字地区をブラブラと歩き、酒を飲み歩くのは大人の散歩。

あらかわ遊園

二人の孫娘を半日預かったので、あらかわ遊園に連れていった。あらかわ遊園は都内唯一の区営遊園地。今年の11月末でリニューアルの為に閉鎖される。リニューアルオープンは2021年春頃が予定されている。

この日は三連休の最終日で、アンパンマンショーが開催されていたためか、いつもより人出が多かったようだ。

都内最後のチンチン電車に乗って、レトロと言うべきかチープと言うべきか、異なる世界に入ってしまったかのように感じた。まるで子供達・未就学児の楽園。

何しろ大人入園料200円、乗り物代も安く家計に優しい値段設定。昔の後楽園遊園地もこんな感じだった。

観覧車などが新しくなるそうだが、あくまでも未就学児対象の遊園地のままであって欲しいなと思う。

二人の孫娘はパワー全開。楽しかった。又来たいと言う。相手をした爺と婆は すっかり疲れ切ってしまった。

大塚天祖神社・神輿巡行

毎年9月17日は、大塚天祖神社の大祭式。それに近い土日、今年は9月16日に神輿巡行が行われた。

大塚天祖神社は、昔の巣鴨村(今の豊島区のほぼ半分)の鎮守さまで、我が家も天祖神社の氏子。

鎌倉時代末の元亨年間(1321~4)に、領主の豊島氏が伊勢の皇大神宮の神さまをお迎えしてお祀りしたのが最初だと言われている。明治6年に天祖神社と名前が変わるまでは、神明社・神明神宮と呼ばれていた。

100基に及ぶ町内神輿が出るのだが、神輿の出発・拠点となる神酒所は33箇所。その開催準備は、町内会の催しものでは一大イベント。まもなく4歳になる孫娘も法被を借りて朝からの子供神輿に初めて参加した。参加した子供には至れり尽くせりで御土産を貰える。

この神酒所を中心として各町内に例祭幟旗が掲げられ、各地で連合神輿を組み祭りを盛り上げている。

常備品

仕事をするときの これまでの常備品は「湿布」と「目薬」だったが、今年の夏から眼を養生するための「アイマスク」と「熱さまシート」が加わった。

「熱さまシート」は、今年の夏に肺炎で入院した時に蜂窩織炎(ほうかしきえん)という感染症に右足がかかり炎症を抑えるために冷していた。蜂巣炎(ほうそうえん)とも言うが毛穴や傷口から細菌が侵入して、皮膚の深い組織が炎症をおこす感染症。抗生物質を飲んでいれば直るのだが、抗生物質で胃がやられ、全然食欲がなくなる。それ以来常備しているのだが、脚が浮腫んだときに使用している。

湿布は保険適用のモーラステープ。目薬は薬局で買えるものだが、最近は「Vロートアクティブ・premium」、薬局に行くたびにいろんなものを買って試している。

常備品が増えてきたのは歳のせいか・・・。

 

サンシャインシティ納涼盆踊り大会

第41回サンシャインシティ納涼盆踊り大会

サンシャインシティの屋上(4階相当)に行ってみた

ここは、飼い犬が生きていた時の散歩コース

サンシャイン60やプリンスホテルに囲まれた階段状広場の上にある平坦部が会場。私たちの子供の頃の田舎の盆踊り大会とは風情が異なるが、池袋の7町会が協力しているとあって「こんなに子供いたっけ」というほど子供達が集まってきて輪投げ、スマートボールすくい、射的で遊んでいた。

時々 アンパンマン音頭なども混じり子供達も参加して踊っていた。孫が「楽しかった」と言っていたので、これはこれで都会の子供達の夏の思い出にはなるのだろう。建築によって作り出された人工台地も年月が経ち地域に浸透すれば「広場」になるんだなと思った。ちなみにこの盆踊り大会は41回目。

そういえば、屋上広場は照り返しで暑いかなと思っていたら、心地よい風が吹き抜けていた。ビル風も真夏にはちょっとは役に立つ。

サンシャインシティ周辺は、再開発ばやりで既存住民は他地域に追い出され新住民が流入している。合わせて住民の高齢化で年々町会の維持も難しくなってきている。子供会が成立しなくなった町会もある。これからどうなっていくのだろうか。

神様への御挨拶

仕事で各地を訪れると出来るだけ神社に参拝することにしている。

いつからか それが習慣のようになっている

私は、無神論者なのに何故だろうね。

写真は 箱根の九頭竜神社元宮

芦ノ湖プリンスホテルから車では行けず徒歩で20分近くかかった。

妻は、神様が留守じゃないかと言っていた。

白龍神社 小さい祠だけど ちょつと感じるものがあるらしい

箱根神社

箱根神社の脇に出来た九頭竜神社新宮

一枚の御礼状

【九頭竜神社元宮】

先日、ある信用金庫に普通口座を開設したら、支店長と窓口担当者の直筆署名入りで口座開設の御礼状が届いた。長い人生の中で金融機関からお礼状が届いたのは初めてで、ちょつと感動した。

沢山の金額を預金したわけではない。2千円で口座を開設しただけなのにだ。

金融機関とお付き合いしていても、あまりいい思い出は蘇ってこない。あるメガバンクに会社の口座開設を申し込んだとき、開設審査に二週間以上かかる言われ 何故うちの銀行に口座開設するんですかと言われた。さも出来立ての零細企業は相手にしませんよという口振りだったので「もういいですと」断り、今のメガバンクにしたが、このメガバンクしても この5年間一度も銀行から挨拶に来たことも令状も来たことが無い。

あまたある金融機関から選択しているのだから、こちらだって多少は選択した理由がある。今は、地域とともに成長しようとする姿勢の見える信用金庫あたりとお付き合いするのが適切なのかと思っている。

そいえばメガバングは どこもリストラと店舗の再編に大きく動き出している。それに応じて弊社の仕事も多くなってきているのだが、「人のふんどしで相撲をとる」という基本の姿勢が変わらない限り、成長は難しい。

なつまつり

保育園の「なつまつり」を見に行ってきた。

普段はセキュリティが厳しいので、完成した後の保育園は中々入れない

子供達用の手洗いは なんとも可愛らしい

ヨーヨーすくい、魚釣り(本物ではない)、ボーリング、モグラたたき

色々な催しがあり、子供達が楽しんでいた。

保育園 どこも深刻な人手不足らしい

子供達の相手をするのは 生半可な労働ではない

この異常な暑さで水遊びは中止、近くの公園に行くのも中止

ビルの中の保育園 子供達はストレス溜まるだろうな

小田原

業務で小田原へ

東京とさほど変わらぬ暑さ

新宿からロマンスカーVSE(50000形)で

室内はきれい

屋根のボールトの都合で頭の上の荷台には大きな荷物は載せられない。

しかし トイレはゆったり、座席の間隔もゆったりしている

年金

ついに年金をもらうことにして年金事務所に手続きに行ってきた。かろうじて300月は超えていた。

あわせて小さい法人=株式会社だが、厚生年金と医療保険に加入する手続きをしてきた。70歳までは厚生年金を払わないといけない。

年金を貰うことになって爺になったんだなと改めて実感する。

年金もこの先ずつと貰えるかとても不安だが・・

ICU、HCU、CCU・・・

最近、病院の集中治療室が沢山わかれている事を知った。若い時から今まで、建築計画の中でも病院、老人福祉施設等には、あまり関心が無い。

ICU (Intensive Care Unit)は集中治療室で、 呼吸、循環、代謝その他の重篤な急性機能不全の患者の容態を24時間体制で管理し、より効果的な治療を施すことが目的。

ICUは、以前 某大学付属病院で頸椎の手術をした後に、1週間以上ICUでお世話になった。手術後2日ぐらいは症状が重たくて口も聞けなかったが、その後は看護師さんと会話できた。ICUでは会話可能な患者さんは少ないそうだ。看護師さん一人が受け持つ患者が少ないので手厚い看護を受けられる。

ICUと聞くと苦い思い出があり、大学の建築計画の試験でICUとは何かという設問に対して「国際基督教大学」と書いて あとから教授にしっかり怒られた思い出が残っている。何しろ出席を取られる授業以外は殆ど授業に出ない学生だったから。

HCU(High Care Unit)は準集中治療室、集中管理病棟、重症患者病棟で、高度で緊急を要する医療を行うための病室。ICUよりは軽症な患者を収容。

これは最近、夜中に高熱が出て息が苦しくなり家人が救急車を呼んだので某大学付属病院のHCUに搬送されて経験した。

HCUは、患者と医療スタッフとの距離が近いからか、患者が軽症のせいか聞いてよい事も悪い事もみんな聞こえてしまう。

自分の結果はマイコプラズマ肺炎とわかり投薬で一日で熱が下がり、意外と早く退院できた。高熱で意識朦朧となるのは初めての経験であの世からお迎えが来たかと思っていたら、まだ来るなと追い返された。

色々と調べられて悪い数値の箇所も出ていたが、結局は痩せろという事なんだろう。

あぁ~又 苦しい、ひもじいダイエットを始めるのか・・・

その他に、病院計画は機会が少ないと思うが集中治療室には次のようなものがある。

CCU (Coronary Care Unit)は 冠疾患集中治療室で、循環器系、特に心臓血管系の疾患を抱える重篤患者を対象としたもの。その他に今は、SCU (Stroke Care Unit) 脳卒中集中治療室 、SICU(Surgical Intensive Care Unit)外科系集中治療室、NCU(Neurosurgical Care Unit) 脳神経外科集中治療室、NICU (Neonatal Intensive Care Unit)新生児集中治療室などいろいろあるようだ。

名古屋市一般(指名)競争入札に参加する資格を取得

縁あって名古屋市が行う契約の一般(指名)競争入札に参加する申請を提出していたのだが、先日 資格を認定致しましたという「登録通知書」が届いた。

一人二人の他県の事務所でも指名競争入札に参加する資格を与えてくれるのかと思った。

特殊業務だと資格を与えてくれるのかな・・・

法務局、税務署、都税事務所に回って証明書を貰ってくるだけだから、縁があれば他県にも出しておこうか。

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また ひとつ 歳を重ねてしまった

【札幌・モエル沼】

昨日 またひとつ歳を重ねてしまった。

何だか あっという間に64年が過ぎたように思う。

まだまだ やりたいことがあるから あの世に行くのは もう少し待ってもらいたいが、こればっかりは何時お迎えが来るかわからない。

23日の沖縄全戦没者追悼式で中3の相良倫子さんが読み上げた「平和の詩」に胸を打たれた。

73年前の戦禍に想いを馳せ、戦没者を哀悼し、沖縄の美しさを謳い上げ、平和を希求する心。

朗読詩「生きる」は 真っ直ぐ心にささり 心が揺さぶられた。

だらだらと「生きる」のではなく、突っ走って崖から落ちて死ぬか

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「都市と野生の思考」鷲田清一×山極寿一

哲学者にして京都市立芸大学長の鷲田清一氏と、ゴリラ研究の世界的権威にして京都大学総長の山極寿一氏による対談。

リーダーシップのあり方、老い、家族、衣食住の起源と進化、教養の本質など、多岐にわたるテーマを熱く論じている。

京都を舞台に、都市の思考と野生の思考がぶつかり合った対話は、人間のあり方を問い直している。

しかし ようやく読み終えた。仕事で目が疲れているせいか本を避けがちになる。しかも移動の電車では少ない睡眠時間を補うために爆睡の日々。

面白いと思ったのは、ゴリラと人間に共通するリーダーシップの話。

松下幸之助さんが社員にリーダーの条件を三つあげたそうです。

まずは「愛嬌」、二つめは「運が強そうなこと」、三つめが「後ろ姿」だそうです。
愛嬌とは、まわりをハラハラさせるけどなぜか憎めない、まわりにいる人に、私が見てあげないと、と言う気持ちにさせる。
運の強そうな人と言うのは、その人のそばいると、なんだかすべてがうまくいきそうな気になる人。
後ろ姿のかっこいい人は、背中だけで見ている人の想像力を掻き立て、まわりの人をアクティブにさせる、ものすごくかっこいいリーダーだと言うのです。
それが全部、ゴリラのリーダーに当てはまるそうです。
オスのゴリラは巨体で200キロを超えるんだけど、その力を抑制できるんで、みんなが安心して寄ってくる。本当は強いんだけどそれを抑えていることができる、それが愛嬌なんだそうです。
ゴリラの運が強そうというのは、そばにいると大丈夫だということ。胸をどんどん叩いてドラミングして、まわりを威圧すると、彼のそばにいれば安心ということになる。
そして、ゴリラのリーダーは群れの先頭を歩いて絶対に振り返らない。背中で語ってるんだそうです。

ゴリラから学ぶこと多いですね。

「家と家族の進化を考える」という第三章も今日的テーマで面白かったです。

<目次>
第1章 大学はジャングル
第2章 老いと成熟を京都に学ぶ
第3章 家と家族の進化を考える
第4章 アートと言葉の起源を探る
第5章 自由の根源とテリトリー
第6章 ファッションに秘められた意味
第7章 食の変化から社会の変化を読む
第8章 教養の本質とは何か
第9章 AI時代の身体性

都電荒川線軌道敷き緑化実証実験

都電町屋駅のホームから下を見ると軌道敷きが緑化されていた。これは今年3月から始まった「東京さくらトラム(都電荒川線)の軌道敷きにおける緑化実証実験」とのこと。

東京都交通局のサイトには下記のように書いてある。

「~官学連携による実験を開始~
東京都交通局では、平成28年3月から「都電荒川線の軌道敷きにおける緑化検証実験」を行い、日照等が良好な箇所における軌道緑化の生育状況等を確認してまいりました。
この結果等を踏まえ、東京都交通局と東京都市大学(総合研究所/環境学部)では、軌道緑化の生育条件や維持管理方法、環境への効果等をより具体的に検討していくため、下記のとおり官学連携による「東京さくらトラム(都電荒川線)の軌道敷きにおける緑化実証実験」を開始するのでお知らせします。」

「実証実験の概要
実施箇所
大塚駅前停留場付近
荒川車庫前停留場付近
町屋駅前停留場
軌道緑化の規模
合計 約430m2
軌道緑化に用いる品種
セダム属(タイトゴメ、キリンソウ、アルブム、ツルマンネングサ等)
主な検討内容
日照環境の悪い区間や停留場など、さまざまな環境下での生育状況の検討
軌道緑化の維持管理方法の検討
軌道緑化による環境面での効果や影響の検討
軌道保守点検時の作業性などを考慮した設置方法や材料の検討
実施期間
平成30年3月から平成32年3月まで 」

実験が成功し、都電荒川線全体が緑の道になると素敵だな。

現場に神宿る

久しぶりに会った大学の先輩が、私の書くこのブログを見てるらしく会うなり「試験の為でも審査のためでもない建築法規の本を書け」と言われた。「わかりやすいイラストを添えて」と、大学を出て役所で定年まで勤めた先輩なのだが、私が役所と渡り合って得た法的知識は貴重だという。若い人達に知らしめたほうが良いというのだ。

そんなものかなぁと思う。

我々ぐらいの年齢になると自分で図面を書き申請書類を持って役所に行く人は少なくなる。役所に指摘された事は、直接聞いているので肌身についている。「現場に神宿る」と昔の人は良く言ったもので、建築基準法の取扱いや指摘された事項には建築基準法の問題点がゴロゴロ転がっている。

建築法規の中に散りばねられている「原動機の0.75KW」「天井高1.4m」「天井高2.1m」「道路幅員4m」・・・これらの数値がどうして決められたのかと、寄り道ばかりしてるから 本になんかまとまらないと思うよとも言ったのだが・・

多くの建築系団体には法規委員会のようなものがあるが、現場から離れた管理職とか経営者によつて構成されているせいからか、法令改正の視点が現場にいる我々の視点とは乖離していることが多い。

まあ 冥土の土産に「悪知恵・建築法規」とでも題し あれこれ書いて自費出版してみようか。暇になったら・・・

東京タワー

写真中央は霊友会釈迦殿

東京タワーの展望台に上ってきました。トップデッキの250mがリニューアルオープンしたのですが、予約していないといけないという事でメインデッキ、150mの高さの展望台に昇りました。

写真中央は、六本木ヒルズ

東京タワー昇ったのは、初めてだと思っていたのですが家人が子供達が小さい時に来ていると言うのです。本人は全く記憶がありません。

今日はお孫ちゃんの高い所デビューです。

床から下を透けて見えるところがあるのですが、ひとつも怖がりませんでした。

写真は、白井晟一のノアビル

東京タワーの鉄骨詳細図が飾っているコーナーがあり、しばし図面に見惚れてしまいました。

南池袋公園

土日ともなれば南池袋公園には、ちいさな子供達が集まってくる。

池袋にこんなに子供がいたのかと思うぐらいだ

今日は天気が良かったので 南池袋公園の芝生の上で御弁当を食べた

滑り台は、いつも大変なにぎわい

開園して1年弱だが、どうやら認知されたらしく人が集まってくる

都心の中の大きな空と芝生は気持ちが良い

役所巡り

仕事柄か色々な役所に行くことが多い。

調査、打合せ、申請、差替え、受理等々・・・仕事だから楽しみを探してはいけないのかも知れないが、役所やその周辺で行く楽しみを見つけると ちょぴっと幸せな気分になる。

中でも行くのが好きなのが世田谷区役所

前川國男さんの作品に触れることができるから。長い時間ではないが区役所のこの広場でボーっとしている時がある。

だいぶ よれよれにはなったが それでも気品は失っていない。建築から、こういう老人にならなければならないんだぞと言われているみたいな気がする。

それと最近増えた楽しみは、世田谷線松陰神社前のパン屋さん。ブーランジェリー・スドウ ここのパンは他店にはない美味しさ。何時も商品が売れてしまい、種類がまばらな時間帯にしか買いに行けない。

何時来たら全ての商品が買えるのかと聞いたら、午前10時の開店と同時に来てくださいと言われた。

これ以上太ったら死ぬぞと言われているんだっけ、糖質を押えれと・・

パン食いて~。

「建築物省エネ法説明会~適判における疑問点と対処法の紹介」

今日は、朝から川越市役所に行き 折り返して永田町へ、午後から「建築物省エネ法説明会~適判における疑問点と対処法の紹介」講習会に参加してきた。地下鉄有楽町線と東武東上線を東西に行き来しているだけなので電車の中で睡眠時間を補えれる。

2017年4月からの建築物省エネ適判は、自分は3件しか経験していないが、建築確認決済に合わせてバタバタと修正し間に合わせたようになった。これから軽微変更や計画変更、完了検査を迎えるわけだが、その経験を踏まえていないので、どういう問題点が発生するのかわかるのはこれから。

夕方 事務所に帰ると、(株)計画・環境建築 代表取締役 澤崎宏氏が今朝亡くなったとの訃報が届いていた。

東京都建築士事務所協会 千代田支部長、工学院大学非常勤講師、工学院大学校友会役員等、数々の公職を勤めている。

彼は大学の後輩にあたるので、会えば働き過ぎだよと注意していたのだが、昨年夏ごろから体調を崩し、入院して闘病していた。暮れに容態を聞いたとき この日が来るかもしれないと思っていた。

無念だろうな澤崎君。

残念だよ 君がいなくなって

合掌

東京・雪

1/21昼頃から積もり始めた雪は、日付が変わる頃やみました

今朝の都電荒川線です。

朝から電車は動いているようです

徐行運転で走っています。

昨晩から家の前の消火栓のところだけは除雪していましたが、

北側道路は、結構雪が残りますので除雪が必要ですね。

俳句

中学生ぐらいから文学少年で、とりわけ詩歌(詩・短歌)が好きだった。それがなんで建築の道に進んでしまったのか自分でも良くわからない。

リタイヤしたら俳句の勉強をしてみたいと随分と前から思っていたのだが、リタイアしてからの方が現役時代より忙しいような気がして、中々俳句まで手が回らない。

それでも正月に、夏井いつきさんの本を三冊買った。

パラパラとめくって見ただけだが、俳句の奥の深さを知っているだけに これから本腰を入れて俳句を勉強するのには躊躇している。

TVのプレバトを時々見て、やっぱり日本の言葉は美しいと思っていた。言葉を削って五七五 十七文字の宇宙を作り出すなんてすごい事だと。

日本語もおぼつかない幼児の頃から英語を教えるなんてどうなのかなあと思う。

それでも孫達は、ビデオやテレビを見て自然と英語を喋るから こちらがビックリするし、そういう時代なのかなぁとも思う。

3歳の孫に「cucumber(キューカンバー)頂戴」と言われた時は、それが胡瓜だとは即座にわからなかった。彼女達の世代では、日常の中で英語は普通の言語なんだろうなと思う。

理数系だって古文や漢文、詩歌をたしなんだ方が良いのではないかと思う。

学生時代に 伊藤ていじ先生が 時々漢文で学生に訓示されたが、意味が解らず閉口した。先生のように教養豊かになりたいものだと思っていたが、ついに遠く及ばなかった。

まあ 四の五の言わず とりあえず俳句をひねってみようかな。

川越

真冬だというのに壱輪の薔薇が咲いた。

今日は川越市役所に行ってきた。

帰り道 天気も良かったので札の辻を曲がって旧市街を歩く

川越の街なみに溶け込んだ蘭山記念美術館があった

蘭山記念美術館は、

川越藩松平大和守家の御用絵師、

舩津蘭山(文化5年(1808)-明治6年(1873))

の作品(下絵・画稿)を紹介する美術館。

時間がなかったので外景写真のみ

亀屋で芋菓子を幾つか買った

歩き疲れたので途中でバスに乗る

帰りの電車では 池袋まで爆睡