マスからパーソナルへ

大前研一さんが書いていた。

「マスからパーソナルへ」と変化したマーケット。

 広告宣伝・販促手法は、不特定多数に同じ情報を同時に送る「ブロードキャスティング」から特定セグメントの人たちを対象にした「ナローキャスティング」に移行し、さらに現在はターゲットを1人1人の個人に絞り込んだ「ポイントキャスティング」の時代になっているのだそうだ。

つまり「世界の皆さん!」「全国の皆様!」と呼びかけるブロードキャスティングではなく、「あなただけに」「あなたのために」と呼びかけるポイントキャスティングが極めて重要で、実際そういう商品やサービスが人気を集めているそうだ。

ポイントキャステングと言われると魚釣りを思い起こすけど、多分お客さんは「魚」でどうやって「釣る」のかという事なんだろうなと思う。

さらに、今の時代は現地・本物だからこそのリアル感、ライブ感が求められている。

コンサートに始めて行った小学生の孫娘でさえ「婆ちゃん やっぱり本物はいいね」と言ったそうだ。幼児のときからタブレットに親しんできたネット社会の申し子だからこそアナログやライブ感に惹かれるのかもしれない。

その一方で、人々は「自分が欲しいもの」を見つける時はネットを駆使している。ニーズによってリアルとネットを使い分けているのだ。

問題はネット情報の信頼度というかインフルエンサーの介在。彼らはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを活用して情報を発信し、広範な人々に影響を与えることがあり、それを企業は宣伝に活用する。特定の集団の思想や行動、ライフスタイルなどに強い影響を及ぼす人物のこと。ようするに「さくら」という事も多いし、誘導されている事を考慮しなければならないと思う。

最近、ネットフリックスで見たドラマで「会社は学校じゃねぇんだよ」というサイバーエージェントの藤田晋さんがモデルのドラマを見た。その中で「インフルエンサ―」の影響力を最大限利用していることを始めて知った。

時代は常に変化している。

現場に行ってみた。

【写真は八重洲通り側から】

19日午後、近くに打合せに行ったので建て方中の鉄骨が落下して死亡者2人が出た工事現場に行ってみた。

朝、ニュース速報を見ていて周囲の写真から現場はすぐ分かった。

東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

事業計画などによると、建設中の複合ビルは地下4階、地上51階。事務所や店舗、バスターミナルなどのほか、演劇やコンサートを開催できる大型劇場も備える。敷地面積は約1万平方メートル、延べ床面積は約22万5000平方メートルの巨大施設。2021年10月に着工し25年7月末の完成を予定とある。

東京駅の目の前の現場だが、事故部分は低層部分のようだ。

午後2時頃だったが、工事用の門は閉鎖され作業は中止されていた。警察車両や消防車両は既になく、メディアの取材クルーが何組か路地に待機していた。

この事件の速報段階では「支柱が倒壊?」「住所が間違っている?」「日本橋?」と。メディアは相変わらず適当な事を書きなぐってネツトに発信しているという事を認識した。また現場近くの人に聞いたところ現場周辺をヘリコプターがずっと周回していて、うるさかったそうだ。

こちらの写真は東京駅側から

19日夜になって詳しい報道が出てきたが、

スーパーゼネコンへの信頼が揺らいでいる時だからこそ、

しっかりした原因究明が待たれる。

工事幹事会社の大林組のサイトにお詫び文が掲載されている

https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20230919_1.html

BLUE NOTE TOKYO 2023

久しぶりに南青山のブルーノート東京に行ってきた

コロナ禍前に来たので 3年ぶりぐらいになる

今日は知人の誕生日会。

2ヶ月程前にBOX席を予約していた

金曜日の夜とはいえ、ほぼ満席。

やっぱり音楽は「生」がいい。

誕生日ケーキのお裾分け

この日のミュージシャンは、NYブルックリンを拠点に活動しているハンタートーンズ + アキー・バーミス(レイク・ストリート・ダイヴ)

ハンタートーンズのパワーにアキーのソウルフルなヴォーカルが重なり、音楽の喜びが伝わって来た。

ところで もう明日になるが日曜日の朝から長期出張なのに何の準備も出来ていない。今日中に終わらせておかないとならない仕事もある。相変わらず爺婆は、仕事に遊びに忙しい・・・

Web講座、顔認証システム

現在受講中のWeb講座に顔認証システムが導入されている。初めてなのでとまどう事が多い。

顔認証システムが導入されると登録した顔写真と受講者の顔が照合され不正受講があれば講義が自動で停止する。速度や再生時間の変更ができない。

そういった機能が搭載されているので、確実に受講者本人に受講させることができる。

下を向いてメモしたりしているとすぐ講義が停止する。段々慣れてはきたが、昨日で全講義の40%を視聴。爺は夜中にお勉強。

ラジオ体操

「新しい朝が来た 希望の朝だ/喜びに胸を開け 大空あおげ/ラジオの声に 健(すこ)やかな胸を/この香る風に 開けよ」

朝6時半に始まるラジオ体操の歌を聞くと、毎日が「希望の朝」なら本当に良いのにと思う。

8月1日の午前中は激しい雷とスコールのような雨で始まった。

おかげで夕方は風が涼しい。

ラジオ体操をしてJR一区間往復の散歩をしてくると一日の体調が良い。ちょっとしたスポーツジムに行くより効果的かも知れない。

このラジオ体操、自主的に集まってくるようだが多い時には100人ほど、周りの住宅地から集まってくる。こんなに爺婆いるんだと思うぐらいだ。

散歩の道すがら、色々な種類の犬達に逢えるのも楽しみだ。

朝6時台でも日差しは強い。自然と日影を歩くようになる。街には日影も大事なんだと実感する今日この頃。

明日は名古屋日帰り出張。

「大名倒産」浅田次郎著

最近は、土日にみっちりディスクワークをする自営業者ならではの「働き方改革」をしている他、夜8時過ぎには寝て深夜に起き出し、朝6時に散歩して6時半にラジオ体操。シャワーを浴びて朝食という生活パータン。このところ平日の日中に打合せや現場と外出が続いたり出張や夜遅くまで用事が続き、暑さもあり少しお疲れだった。

そこで1日、本を読んでゴロゴロする休暇を取った。

本屋で選んだのは、現在映画封切り中の浅田次郎さんの「大名倒産」

幕末の3万石の小藩が、歳入を超える歳出を続け、累積赤字は返済不能。負債を作った親の世代は逃げ切りを図り、ロスジェネ世代が苦労するという物語。時代小説でありながら企業小説としても読め為になった。

「領地経営の骨は、まずは節倹。次に四公六民の収税の正確な実行。加うるに殖産興業」要するに無駄遣いをせず、年貢はきちんと取り、特産物を増やすという基本につきる。これは現代の企業経営に通じており、固定経費を減らし、売掛金はきちんと回収し、新しい事業分野を拡大すると言ったことになるのだろうか。

巻末で浅田次郎さんと磯田道史さんの対談が掲載されている。その中で磯田さんが

「労働力の質では世界最高なのに、労働生産性は先進国中でかなり低い」「おそらくは江戸時代の参勤交代と同じように、高い質の労働力を生産的でない活動に向けているに違いない」。サラリーマン時代、仕事のための仕事がいかに多いか、その為の時間消費にうんざりしていた。

モンゴル帝国に使えた官僚・邪律楚材(やりつそざい)の言葉が紹介されている。

「一事を生ずるは一事を省くにしかず」新しい仕事を加えるより、無駄になっている仕事を省け。

「後進国となりかけている この国をどうやって立ち直させるか」そんなことまで考えてしまう本だった。

「てら小屋」納涼懇親会

7月19日、調査を手伝ってもらったり設計をサポートしてもらっている人達と納涼懇親会を行いました。場所はもんじゃの聖地・月島のいろは本店。

内部は、こんな感じ。誰もまだ来ていない18時前の店内。19時ぐらいには満席になったがフロアー1人、厨房1人の2人だけで回していた。

私は、もんじゃはあまり食べたことが無いので、作り手ではなく、もっぱら食べる側

色々なトッピングしたものを食べました。あっという間に2時間半が経ち解散。さながら女子会のようでもありましたが、年に一二度は集まり食事をするのは楽しいものです。

月島・もんじゅストリートのもんじゃ屋さん。これだけの数の店舗があって生業になっている事に驚き。

押印廃止から2年半

2021年1月に建築確認申請、検査申請に押印が廃止され、それまで あれほど押印押印と言っていたのが、一転して図面や申請書類、委任状まで押印が必要なくなった。

あれから2年半、最近 押印廃止に伴うトラブルを耳にする。

ひとつは、設計と確認申請は受注したが、工事監理は契約しなかった物件で、勝手に名前を使われて計画変更申請が出されていた。これは昔からあり、計画変更申請に認印で押印されて承諾していないのに名前を使われたという相談を受けた事があった。

弁護士から聞いた話では、設計の打合せ中で、まだ工事を発注することも決めてなかったのに、施主の承諾なし知らないうちに確認申請図書が作られ、確認通知書が交付されていた。工事契約に至らなかったのに確認通知まであるのだからと高額の金額を請求されたという事件があったと聞いた。確認申請詐欺まがいの行為だが、これも押印廃止に基づいて容易になった。

そもそも法的行為である「委任状」に押印がいらないというのが、今でも解せない。

とある機関に提出した依頼書も押印不要だが、施主の担当者のメールアドレスを記載しろとあったので、なんでかと聞くと、本当にその依頼をしたかどうか確認するためだという。だったら施主の代表者(社長)の社判を貰ってくると言ったら、結局押印してもらっても良いということになった。

そういえば押印廃止について以前書いていたものがあったが、その時も危惧していたことが現場では起きている。

今揉めているマイナンバーカードの担当は、河野太郎デジタル相。この押印廃止も河野太郎さんが総務大臣だったときだった。「根回しは好きではないが力業をする」という河野さん。結構なトラブルメーカーかも。

ファクト と エビデンス

「ファクト」 は事実という意味なので、根拠というニュアンスは含んでいません。 「エビデンス」 は、証拠、根拠という意味になるので、そのエビデンスだけで主張したい方向性も含んでいることが多くなります。 しかし、ファクトは、事実なので、主張したいことがない場合や、主張したいことに反する場合でも、指し示すことがあります。

なぜこんなことを考えたかと言うと、大成建設の札幌欠陥建て替えビルについて、工事監理者の久米設計は「記録に虚偽の記載がされた場合、施工不良を発見することは極めて困難」とし、工事監理業務に問題はなかったと釈明している。工事監理契約に「建方精度については自主検査記録等をもって確認する」と記載されているのなら法的責任は免れるのかも知れない。

https://www.kumesekkei.co.jp/news/2022_50.html

でもそれで良いのか「自主検査記録等」というエビデンスだけで、現場を確認するファクトは必要ないのか。そこに技術者としての道義的責任は無いのか。

日本のゼネコンも組織設計事務所も商社化が著しい。

正社員を減らし、可能な限り外注化を図りスリムになったのは良いとして、ロストテクノロジーに陥っていないか。

積算の数量ひろいは外注、構造計算・構造図は外注、勿論意匠図の実施設計は外注。設計者が使うのはWordとExcel、たまにPowerPoint。一級建築士と言ってもCADは使えないという人もいる。

それに対して、勿論エビデンスは必要だが、可能な限りファクトを大事にしょう。ファクトを正確に分析していこうと改めて思う今日この頃。

縄文人のSDGs

東京都北区に中里貝塚という大きな貝塚がある。住所で言うと東京都北区上中里2丁目。京浜東北線中里駅近くの東北新幹線と宇都宮線・高崎線との間にある地域。

この中里貝塚の存在は、かなり以前から知っていた。マンションなどを開発をする場合、埋蔵文化財の包蔵地を避ける傾向にあり、このエリアに貝塚があるのは、建築業界では有名だった。

貝塚というと通常ゴミ捨て場のイメージだが、この中里貝塚は違うと知ったのは、随分と後の事で、北区飛鳥山博物館の貝層の展示をみてからだった。

上記の写真は発掘時の調査写真で、白く見えるのは全て貝。層厚が4.5mもあるそうだ。それもマガキとハマグリの貝だけで800年間もの間、何世代にもわたって貝殻廃棄を繰り返した跡。ここにはその他の貝殻や獣骨、土器片などは一切見つからず、生活のにおいがしない貝塚なのだという。

そんな中里貝塚の全貌が判る本が2023年1月出版されたと知り読んでみた「東京に眠る巨大貝塚の謎・中里貝塚」安武由利子著

山手線や京浜東北線に乗って車窓をみればわかるように、この地域は武蔵野台地の端部であり、その下は東京低地で相当の落差がある。縄文時代では奥東京湾と呼ばれている地域。

学際的な調査研究の結果わかってきたことは、ここは縄文時代の水産加工場で、貝のむきみを取り出していた形跡(木枠付土杭や焚火跡)が見られるという。取り出された貝肉は干し貝に加工処理され武蔵野台地の集落に運ばれ消費された。

感心するべきことは、30mm以下の小型の個体は、ほとんど含まれておらず縄文人の選択的漁獲を裏付けている。800年もの長きにわたって漁場を失うことなく採貝を続けれたのは、豊かな海があっことは確かだが、採取季節を限定し若齢個体を除外したことから、限られた資源を枯渇させない資源管理の徹底を垣間見ることが出来る。

まさに「SDGs(持続可能な開発目標)」の「海の豊かさを守ろう」が実践されていた。

遺跡には感動がある。

ジュリー健在

6月25日、日曜日 さいたま新都心に行ったところ凄い人混みだった

今日もコンサートがあるのかなとは思ったが、改札口から出てくる人は

お姉さま、おば様、おばあ様・・・

たまに男もいるがお爺様

今日は一体誰のコンサートだ?と思っていたら

ジュリーこと沢田研二のバースディコンサートだった。

75歳だという

まだまだ健在だった。

この日、さいたまスーパーアリーナには1万9千人のファンが集まったと聞く

ジュリーの歌を聞くと「キャー!」と声が出て娘時代にタイムスリップするらしい

若い時から色気のある人だったし、歌も声もフェロモン全開だった

久しぶりにYouTubeでジュリーの昔の歌を聞いたが、とても良かった。

「斜めの家」

下記は、奇才・渡邊洋治氏の最後の作品と言われている、通称「斜めの家」

今日日の建築にはないブルータリズムの荒々しさ、力強さには惹かれる。その存在感は木造建築であっても健在。

「渡邊洋治設計『斜めの家』再生プロジェクト」

https://www.facebook.com/people/%E6%B8%A1%E9%82%8A%E6%B4%8B%E6%B2%BB%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%9C%E3%82%81%E3%81%AE%E5%AE%B6%E5%86%8D%E7%94%9F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88/100054643380437/

建築家・渡邊洋治生誕100周年記念!「斜めの家」を泊まって学べる名住宅にしよう! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)

現在、クラウドファンディング実施中

渡邊洋治さんといえば学生時代、特別講義で見た新国立劇場コンペの青焼きパースが、いまでも鮮烈な記憶として蘇ってくる。マジラーといわれた渡邊洋治さんの図面に見入ったものだ。今日日のCAD図面とは違い、設計者のパトス(情熱)やソウル(魂)を図面から感じることが出来た。

作品集あったかもと思ったが無いので、建築雑誌と一緒に処分してしまったかも知れない。今中古で買おうと思うと5万円ぐらいする。このクラウドファンディングに協力して作品図面集をゲットしようか迷っている。本ばかり買っていると、オールランドオタクで収集癖のある妻に文句言えなくなるしな・・・。

しかし、やっぱり本類は売れない。けど置くところがない。どうするよ。

死んだらこの本達の生末は・・・。

伝説のコルゲートハウス ゲストハウスとして復活

愛知県東三河にある伝説のコルゲートハウス。エンジニアの川合健ニ氏の自邸が、この夏ゲストハウスとして再出発するそうです。懐かしいですねコルゲートハウス。

ゲストハウスのサイトは下記。素泊まり1泊15万円、5人までは泊まれるとの事。かって建築雑誌でしか見たことがない建物なので、実際に泊まって空間体験をしてみたいけど・・・。

https://corrugatedhouse.com/?fbclid=IwAR3KewdwpanFXa8VsJVrH4Isk9d6Lrgrj2JZJynJ3yaleLGtqfJFiiCwlhQ

コルゲートハウスを商品化したところもあるのを知りました。

http://www.nakamitu.com/coruhouse.html

如来(にょらい)

最近、この言葉の意味を考えている。

如来 (にょらい)とは、サンスクリットのタターガタ(梵: तथागत, tathāgata)の漢訳であり、語義は諸説あるとのこと。
辞書によると次の読み方があるらしい

如とは、そのまま/…のごとく/…のようだなどの意味をもつ漢字。「如」の字には少なくとも、如(ニョ)・ 如(ジョ)・ 如く(ゆく)・ 如し(もし)・ 如く(しく)・ 如し(ごとし)の6種の読み方が存在する。

用語としては

如意【にょい】
物事が自分の思いのままになること。
如v意:意(イ)の如(ゴト)し。
百事如意、手元不如意
[仏]物事を自分の思いのままにする不思議な力。

如露【じょろ】
じょうろ(如雨露、如露)

躍如【やくじょ】
[形動]生き生きしたさま。
[形動]ありありと目の前に見えるようなさま。はっきり表れているさま。

如月【きさらぎ】[暦]陰暦二月(2月)の呼称。
「仲春(チュウシュン)」、「仲陽(チュウヨウ)」、「酣春(カンシュン)」とも呼ぶ。
[歴][軍]旧日本海軍の駆逐艦。

如来【にょらい】
[梵]tathagata(タターガタ)
[仏]真如(シンニョ)を悟(サト)った人。真如と一体であることを自覚した人。
「多陀阿伽度(タダアカド)」とも呼ぶ。

先人は漢字にしたとき、何故「女」「口」「来」という文字をあてたのか。ある人は女の人が発する言葉は尊いもので、女の人の言葉を聞けば運が開けるという。

「原始女性は太陽であった」と平塚らいていは言った。

しかし女性もいろいろいるから選ばなければならない。真如を悟った人を

何だか男達が支配する社会は破滅への道を進んでいるのではないかと感じる今日この頃。「如来」様たちに、権力を移行させても良いのかもしれない。

オタクの世界

ある出版社の編集者が会いたいというので街に出て行った。夕暮れどき、本当に東京は人が多い。

このブログを探しあて関心を持ったとのことで新しい本の企画をしているので話をしたいとの事だった。

私のところは「隠れ家レストラン」だから、見つけた編集者のあなたが偉いと言った。

このブログのどの記事が琴線にふれたかというと、岐阜県中津川市のランプの宿「渡合温泉」に最近泊まりに行ったらしく秘湯めぐりが趣味だという。私は趣味でなく視察に行った工務店の社長が手配してくれたから行ったまでで。ランプが臭かった。渡合温泉のおやじは元気でしたなど、はなしが弾んだ。

もうひとつユーミンのアルバムを収集しているらしく、もう38枚持つているそうだ。私がユーミンのコンサートに行ったことをこのブログで知り、同じオタクかも知れないと思ったらしい。いやいや私はそんなにユーミンのアルバムは持っておらず、ユーミンももう歳だし、50周年を迎えて、これで生のコンサートも見納めかもしれないと思い行ったまでで、曲を聴いていると青春時代の思い出が走馬灯のように浮かぶから普段はあまり聞かないようにしている。

さらに伊藤ていじの門下生が何故こんなに法令に詳しいのかがよくわからない。というもの感心事であったらしい。

確かに学生時代や若い時は、歴史的建造物保存群とか古民家に関心があり、あちこち見に行ったし調査にも参加した。今でもヘリテージには関心はあるが、この分野はもっとすごいオタク達がいて敵わないので、自分は現代の既存建築物活用に道を見出したこと等等、あっというまに2時間のおしゃべりで楽しかった。

げにネットでつながる人の縁は面白い。これだからブログ記事を書くのは止められない。

Keeps

同業者とかタクシー運転手とか、あちらこちらに腰が痛いという人が多い。

かくいう私も最近椅子に座ることが多くなったせいか立ち上る時に腰が痛い

妻が西川の布団売場で見つけたという「Keeps」を購入してみた

私のクッションは「黒」

仙骨・坐骨・大腿部の骨ポジションを安定させ理想の姿勢を自然にキープするとか、使ってみると以前より腰の痛みが軽減され、なかなか良いクッション。

腰痛に悩む同業者にお薦めの商品。

https://www.nishikawa1566.com/contents/keeps/

「建築基準法 (特別法コンメンタール)」

この本は、ずっと買おうか買うまいか迷っている本。

「建築基準法 (特別法コンメンタール) 単行本 – 1990 平成2年改訂版
荒 秀 (著), 矢吹 茂郎 (著), 関 哲夫 (著)」と「建築基準法 (特別法コンメンタール) 単行本 – 1984 昭和59年初版」の二冊、初版本と改訂版本が古本市場には出回っている。

どちらも一冊約6万円ぐらいが市場価格。

何故こんな古い本が約6万円もするのか、単なる法令解説本ではないかと思われるかもしれないが、この本は「詳解 建築基準法」(既に中古購入済み)と並ぶ、隠れた法令解説本のバイブルのような存在。単なる逐条解説ではなく法の理念にまで掘り下げられており、取扱いに迷った時に この本等に立ち戻ると正しい方向に導いてくれる。

出版当時は、会社に一冊あれば事足りた本だったので個人所有はしなかった。

今日、出版社の編集の人と電話で話をしていて、また欲しくなった。

妻が推しのコンサートチケットが転売屋で3万とか5万円とかするけど、行きたい、もったいないと躊躇しているような気持ちに似ているかもしれない。

総合診療医育成プログラム

知り合いの医者から聞いた話。

へき地医療は「医師免許があるだけでなんとかなる」という世界ではなく、志すドクターたちもそれを知っているので、以下の総合診療医育成プログラムなどで研鑽を積んでから着任する場合が多いとのこと。

https://www.sougouiikusei.primary-care.or.jp/

たぶん様々な知見を持つていないとならないのだろう。

そういえば私の通院している総合病院の内科では初診の人は総合診療医が診察し、糖尿、腎臓、消化器などの専門医に振り分けているが、その総合診療医は内科部長だ。

ようするにドクター・ゼネラルはベテランが適任なのだ。

建築設計業界では、このドクター・ゼネラルが極端に少ないように思う。

DX化

DXは、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略です。「DT」ではなく「DX」と表記されるのは、英語圏では交差するという意味を持つ「trans」を「X」と略すことがあるためといわれています。

 経済産業省は、2018年12月に発表した「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)Ver. 1.0」において、DXを下記のように定義しています。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

 DXとは、データとデジタル技術によって商品やビジネス、業務、企業文化等の変革を成し遂げるものであり、その目的は競争力の維持・獲得・強化を果たすことにあります。

 弊社でも 会社の規模は小さいけれど、建築ストックの再生・活用に向けた業務の効率化を図るため、順次有料プログラムソフトを採用・活用している。

50th Anniversary松任谷由実コンサートツアーThe Journey in さいたまスーパーアリーナ

5月20日、ユーミンのデビュー50周年を記念した全国アリーナツアー in さいまたスーパーアリーナに行ってきた。

入場待ちの人達

ユーミンも50年頑張って来たから・・・

自分も一緒だけど、ファンも共に生きてきた

考え深いコンサートだった

腕に装着したフラッシュライト(無線制御式LEDライト)「フリクラ」

光の演出用だけど、効果的

ユーミンの比較的新しい曲は知らないのが多かったけど、古い曲には乗れた

荒井由美の時代の曲が中心のコンサートだったら又行きたい。

妻は結構コンサートに行っているが、私は久しぶりで疲れた

the crack of dawn

【写真は2022年暮れ、群馬県川場村にて】

英語ではとても早い朝のことを言う時に使うらしい。

crackは裂け目、割れ目という意味なので、太陽の光が少しずつ差し込んで朝が明ける「夜明け」をイメージさせるような言葉。とても的確な表現だと思う。

歳をとったこともあるし、会社勤めを辞めた時から、深夜に起きて仕事をするスタイルに変わった。なにしろ電話は来ないから途中で仕事が中断することはない。意外と仕事がはかどる。まあ息抜きと思って見始めたら動画を全部観てしまったということも結構あるが。

寝ている家人にはうるさいと言われるのでBGMは流せない。たまにラジオを聞くが、結構面白い。しばらくラジオの存在を忘れていたが、最近は日中でも結構聞くようになった。なにしろPCに動画だと目が疲れて本が読めないから。

独りの時間が、とつても大切。

そして、しらじらと夜が明けていくときが一番好き。

窓を開け、朝の空気を入れる。

そして朝7時には、毎日同じ音楽が流れるようにセツトしてある。

もう その頃には一日のディスクワークは、ほぼ終わっている。

調査現場の弁当

既存建物の現場調査をしたときの昼弁当

ロケ弁で有名な練馬区にある津多屋さんの海苔弁

マッコデラックスがロケ弁ナンバーワンと推していたということで、妻が注文し池袋西武の売店から21個の弁当を運んでくれた。

調査参加者やクライアントも含めて皆で和気あいあいと弁当を食べることが出来た。久しぶりだなこんな楽しい食事。マツコが推しというだけあって美味しい弁当だった。

海苔は二段だし、おかずは全て火が通っていて、手作りの味

これは、一週間後の2回目調査時の弁当

同じく津多屋さんのロース生姜焼き弁当

この時は、18個

豚肉の生姜焼きが2枚載っていて、おかずが海苔弁の時とは少し違う

ビルが2棟あったので2回に調査を分けたのだが、調査の後にそれぞれの調査担当の感想を言い、質問とかにも答えるカンファレンスを2回とも開催した。クライアントも参加してくれて、とても有意義だった。「てら小屋」らしくなってきたかもしれない。

「ながの社長のハッピーチャンネル」

孫娘からは、「爺ちゃん いつもYouTube見てる」と言われる昨今だが、

ちゃんと深夜には仕事しているんだよ。

そんな私が最近、YouTubeではまっているのが

「ながの社長のハッピーチャンネル」

仕事をしている社長のところに部下がやってきて、油が飛びはねるような料理を作る。社長は「おいおいおい!」と怒りながら、最終的に出来上がった料理を美味しく食べるというお決まりの動画。会社の事業内容を全く言わない。何の会社かもわからない。気になりすぎて、知名度が上がったという創業数年の会社。

何しろSNS総フロワー数190万人だというからビックリ。

実は、15種類の建設業許可を持つ総合建設業の「株式会社リンクロノヴァ」のYouTubeアカウント。宮城・仙台を中心に新築、改修問わず基礎建て方から内装設備全般まで一括で施工管理している会社で、専門は、「空調設備・電気設備工事を手掛けるプロである我々は、モノづくりを通じ、お客様に満足のいく「完成度」を提供して参ります。
我々は商品を滞りなく納めるだけではなく、商品の作り手である職人の技と知識と対応にも満足していただけるよう「モノと作り手を合わせた完成度」を追求し、磨き続けて参ります。みなさまとの1つ1つのご縁と絆を紡ぎ、時代が抱える問題の解決にむけて貢献し続ける企業として存在して参ります。」と書かれており、ちゃっんと理念を持つた会社だ。

建設業のSNS活用方法としても参考になるし、このチャンネルを見て知った機器もある。

「コロナック」という空気循環装置設置型ウイルス抑制システムで、空気循環装置(室内機)に設置し、様々な菌・ウイルスを特殊な波長の紫外線によって抑制する装置。。コロナックの深紫外線LEDは、ナイトライド・セミコンダクター株式会社製。

https://koronakku.com/

孫娘よ。爺ちゃんは遊んでいても 結構仕事に役立つ勉強はしているのだよ

「魚乃目三太作品集①②」

私はスパゲッテイ(パスタではない)だとナポリタンが大好きで

さらに丼物で言えばカツ丼が好き

つい本の題名である「金曜日のナポリタン」と「祖母のカツ丼」

に吸い寄せられて読んでみた漫画家・魚乃目三太さんの作品集

店構え・台所・食卓、食に関わる昭和の情景が懐かしくも魅力的

父母や兄弟たちとの食卓が思いうかび、ついほろりとしてしまう

美味しいものを食べると人は幸せを感じることが出来る

多くの人と集い食事をすることができる

戦争をしない国を残して死にたい。