大垣八幡神社 -3

大垣市は「水の都」だという。しかし日本全国に「水の都」というのは沢山ある。国交省の水の郷百選に選ばれている都市は中部地方だけでも岐阜県の郡上八幡、静岡県の三島市、天竜市等がある。

大垣で水辺空間として興味深かったのは大垣八幡神社東側の水路だけだった。

そういえば東京だって水都だな。

それで思い出したのが陣内秀信さんの「東京の空間人類学」(1985年刊)。東京の山の手と下町の「水の都市」の考察が新鮮だった。昔からデザインというより建築史への関心が強かった。

養老天命反転地 -1

大垣から養老鉄道に乗って養老で降車

写真は2021年11月中旬ですが晴れ渡ってとても気持ちの良い日でした

養老天命反転地記念館

十二単の羽衣を着た天女が空から舞い降りたかのような色鮮やかなイメージなんだそうだ。ともかく平らな床がない。トイレも傾いたまましなければならない。

荒川修作+マドリン・ギンズ

全身でアートを感じる体験型アート空間らしいが爺婆には、ちと大変だった

埼玉会館

珍しく電車で埼玉県庁に行ったので帰路、埼玉会館に寄り道

綺麗なプロポーションに惚れ惚れ

打ち込みタイルとコンクリート打ち放しの対比が絶妙

1966年、前川国男氏設計

築56年かぁ~

凄いよなあ。存在感が半端でない

前川建築の定番・エスプラナードから会議室棟

エスプラナードから大ホール

「エスプラナード」は「散策路」という概念に「囲まれながらも周囲の道とつながり開いた屋上広場・中庭」という概念が加味された、都市の中での建築が果たし得る役割。公共広場のあり方を示している。JR浦和西口から埼玉県庁に至る道筋。市街地の中の公共施設としては魅力的な建築

前川建築といえば外観を彩る打ち込みタイル。コンクリート一体化した大判のタイル。

近くでみると決して均一ではなく、目地が通っているわけでもなく、一枚一枚焼きムラがあるし、結構凸凹。でも魅力的な風合いを醸し出している。

埼玉県庁 本庁舎

埼玉県庁 第一庁舎・写真は東玄関側(浦和駅側)

昭和26年から昭和30年に建設された本庁舎

RC地上5F、地下1F、延べ床面積22,836㎡

平成8、9年に耐震診断が行われ構造耐震指標Is値が0.16~0.54だったと報告書にある

平成21年から平成23年にかけて行われた耐震補強工事の結果Is値は0.75~0.89に

アウトフレーム型耐震補強

西玄関側

ランプの宿 付知峡・渡合温泉-2

食事処

岐阜県中津川市加子母の付知峡にある一軒宿。営業は基本的に4月から11月まで。冬季(12月から翌年3月まで)は積雪のため休業。

電気が来ていないので、灯りは日中は自家発電、夜間はランプを使用。ランプは石油なので室内に置くと結構臭い。尚 携帯電話はつながらない。テレビもない。

入浴時間は冷泉を沸かしているため午前7時から午後8半まで。浴槽は下から沸かす五右衛門風呂で高野槙で出来ているとき聞いた。

料理は野草の天麩羅や岩魚の塩焼き等 夕食・朝食ともに美味しい。建物は古びているが掃除は隅々まで行き届いている。

旅館の御夫婦と息子さんで切り盛りされているが、とてもフレンドリーだった。

付知峡 今はまだ深い雪の中

八甲田山 -2

八甲田ロープ―ウェー山麓駅

晩秋の八甲田。きれいだけど、さすがに物悲しくもある

山頂駅

風が強く寒かつたし、防寒具も着てなかつたので速効で下山した

青森は水が美味しい。だからか御飯も美味しい。酒も旨い。食材が新鮮。そして人が優しいし思いやりがある。青森が好きになった。

八甲田山 -1

青森在住の妻の友人夫婦と前の晩に会食。東京に戻る新幹線の時間までの数時間で行けるドライブコースを作ってもらい八甲田山へ行った。

青森駅近くで車を借り、国道103号線を南下した。上の写真は萱野高原あたり。そこから青森田代十和田線・国道40号線に向かった。

ようするに八甲田山死の彷徨と言われている歩兵第5連隊第二大隊が遭難したルートを進んだ。途中幾つかの露営地を経由し、又兵衛の茶屋で、妻の友人に進められた「きのこ鍋」を食し、国道394号線に入り酸ヶ湯温泉を素通りし八甲田ロープ―ウェーに乗り青森市内に戻った。約4時間ぐらいの八甲田山一周コース。

撮影は2021年11月

今頃は、深い雪に覆われているのだろうか

青森県立美術館 -3

晩秋の夕暮れ時

青森で一番期待していた建築だったが正直あまり印象に残らなかった。内部展示を観るときの巡回ルートがわかりづらく、何度も美術館の人に聞く始末。

雑誌で見ていたのと実際の印象は異なることが多いが、今回の収穫は弘前れんが倉庫美術館。安藤さんの国際芸術センター青森は、やっぱりTHE ANDOという感じで、凛とした美、それでいて安藤さんの建築に対する愛を感じれた。