
京都モダン建築祭の企画参加にて撮影
西館宴会ロビーの階段

村野藤吾の階段は、軽さを強く意識している。
初段を床から離すようにデザインし
ササラ桁を天井から吊る構造にしている

下から見た時の段裏の見せ方も強く意識している


天井から吊っている

通称 ハートの階段
建築法務/ 建築ストック再生・活用 /長寿命化/ 環境建築 / 建築設計監理 / ㈱寺田建築事務所・一級建築士事務所
京都モダン建築祭の企画参加にて撮影
西館宴会ロビーの階段
村野藤吾の階段は、軽さを強く意識している。
初段を床から離すようにデザインし
ササラ桁を天井から吊る構造にしている
下から見た時の段裏の見せ方も強く意識している
天井から吊っている
通称 ハートの階段
ウエスティン都ホテル外観(公式HPより借用)
ウエスティン都ホテル京都は、1890年4月、油商の西村仁兵衛がこの華頂山麓に保養遊園地「吉水園」を創業。その園内に1900年「都ホテル」を創業したのが始まり。京都で最も古いホテルの一つ。
1900年に創業し、2020年(令和2年)で創業130周年を迎えたウェスティン都ホテル京都。近鉄グループの運営だが、マリオットと業務提携しているので2018年からの大規模改修には、マリオットの施設基準、デザイナーの意思が強く反映している。
歴史を重ねたこの建物の品格は、日本の近代建築の礎を築いた建築家・故村野藤吾氏の設計で、学生時代から このホテル内にある村野数寄屋の佳水園を見てみたいと思っていた。
10月に続き、再び京都へ
11月から開催されている京都モダン建築祭の企画「ウエスティン都ホテル・村野藤吾の名作ホテル特別案内、アフタヌーンティー付き」の参加に合せてもらうために日程を調整してもらった。
10時、ウェスティン都ホテル京都の東館1階メインロビーに集合
この時間に京都の現地に来るためには、自宅を朝5時に出なければならない。
3階のBAR麓座に移動してホテルの人からガイダンスを受ける。
如何に村野藤吾建築のエッセンスを継承しているかという説明
この後、ホテル内を案内してもらった
よさげなBAR
親戚の集まりがあって「うかい鳥山」で会食
記録によると前回きたのは2018年12月なので約6年ぶり
夕方5時、庭の燈がともると、別世界。
うかい鳥山は、創業60年だという。古民家を移築して小川に沿って離散型集合体で飲食店にした創業者は先見の明があったんだなとつくづく思う。都市計画区域外だから個々の建物に接道義務がないので、こうした客室の離散型集合が展開できる。
ここの空間は、子供達や女性陣の記憶にしっかりと刻まれ、必ず会食先の候補にあがる。
以前は、外国人客はあまり見なかった記憶があるが、この日は何組が欧米人客を見た。
もうすぐ七五三だね
で、この日飲んだ日本酒は、田酒 純米吟醸 百四拾 紅葉(もみじラベル)。2年前に青森で始めて飲んで感動した酒。これを東京で飲めるのは貴重。幸せ、幸せ。
いつもながら料理は美味しかったけど、はじけ栗は始めて
旨し
銀杏も沢山食べてしまった
親戚の集まりがあって、京王線高尾山口駅に行ってきた
この駅舎の設計も「腐る建築」で有名なKUMAさん。
こちらは築9年と聞いたが、木部が浸みて黴が発生している
高尾山口駅は、丁度高尾山から下山してくる人が多い時間帯で混雑していた
「野市」というイベントが駅の屋根の下で開催されていた
夕方になるとライトアップされ「黴る建築」を感じさせない
6、7年ぶりに高尾山口に来たのだけれど、随分と飲食店が増えたように思えた。
高尾までくると、山の空気に包まれて、都心より涼しい。
京都市役所道路向いのホテルオークラ京都で打合せ
格調高いインテリア
欧米外国人の利用が多いように見受けられた
17階から望む東山と鴨川
京都から新幹線に乗った途端 爆睡。
新横浜で目が覚める
睡眠は、新幹線乗車時間は2時間くらいで丁度よい。
名古屋-東京間だと時間が短くて良く寝れない。
明治古都館
明治古都館は、1897年(明治30年)5月1日に「帝国京都博物館」として開館した。大和大路通りに面した表門(西門)から七条通りに面する南門に続く塀も、時を同じくして建てられた。
設計は、宮内省内匠寮の技師であった片山東熊(かたやまとうくま)。
建物の外観はフランス・ルネサンス―バロック様式を取り入れながらも、日本的な抒情性や繊細な感覚が見事に表現されている。
1969年(昭和44年)には、旧帝国京都博物館本館、表門、札売り場及び袖塀は重要文化財に指定。
現在、明治古都館は、免震改修他の基本計画を進めるため原則非公開。
館内・ミュージアムショップ
日本的な空間構成を取り入れた直線を基本とする展示空間。開放的なロビーに降りそそぐやさしい陽光。
京都国立博物館・平成知新館 2013年竣工
上賀茂神社参拝の後、南に移動し京都国立博物館をちらりっと視察
上2枚はミュージアムショップ
設計は、ニューヨーク近代美術館 新館、東京国立博物館 法隆寺宝物館、豊田市美術館などを手がけた谷口吉生氏。
午前中だけ私的な時間がとれたので朝のうちに恒例、上賀茂神社に御参り。
参道の緑がきれいに刈られ、秋の青空に映える
この日 上賀茂神社は、新嘗祭だった
偶然にも お馬さんも出社されていた。去年の7月に逢っているから1年ぶり
八咫烏のおみくじが飾られている
東近江市にある「湖月庵・合気道道場」に寄り道してもらった。
国道421号線という、結構交通量のある道路沿いにある
道場と多分お住まいとの間には林檎の樹
道場の廻りを一回りさせてもらった
湖月庵は芦澤竜一建築設計事務所の建築家・芦澤竜一氏と滋賀県立大学環境建築デザイン学科芦澤竜一研究室の学生さん達の多大な協力によって完成したと聞く。2021年にウッドデザイン賞を受賞している。小規模だけど木造ドーム建築。
近くに行くことがあれば見てみたいと思っていたが、念願がかなって嬉しい。
7年ぶりの近江八幡。JRの近江八幡駅から近江鉄道八日市線に乗り換える。上の写真は近江鉄道のプラットホームのもの。
近江鉄道は2両編成のローカル鉄道。実によく揺れる。車両は西武鉄道のお下がりだと後で聞いた。
【本殿】
帰路、JR近江八幡駅まで送ってもらう途中に寄ってもらった日牟禮八幡宮。
ここも7年ぶり「来ましたよ」と挨拶。
【桜門】
「伝記によると、第十三代 成務天皇が高穴穂の宮に即位された折(西暦一三一年)、武内宿禰(たけうちのすくね)に命じて当地に地主神である大嶋大神を祀られたのが、鎮座の始めとされている」と由緒にあるように、とっても古い神様を祀っている。
【能舞台】
日牟禮八幡宮の道路向いにある「近江つけもの山上(やまじょう)」で赤こんにゃくを買い求める。ここの赤こんにやくは、他のところとはちと違う。味噌漬けだからか、プリプリで旨みがあって美味しい。
店内には、色々な漬物が売っていた。
9月上旬に行った名鉄小牧駅
小牧城は織田信長の居城があったところ
交通の要所なんだろうけど、
随分と平坦な土地に居城を構えたんだなと思った
名鉄小牧ホテル・1階ロビー
2階に結婚式場・宴会場
車窓から眺めていたら、二次産業が集積している街という印象を受けた。市街化区域のみならず、市街化調整区域にも工場・倉庫が建っている事から、戦前から工場・倉庫類があったのだろうと推測。
ホテルフロント
エレベーターホール
植栽を手入れする余裕のあるスペースを確保している
屋上庭園
建設中の新・愛知県体育館
鉄骨のフレームに木のようなものを張りつけているようだ
完成予想パースは、こんな感じらしい
第一印象は、北京国家体育館・鳥の巣の表層的コピペ
駐車場側
鉄骨ALCの構造体に亜鉛メッキしたCチャンを流し、
それに薄板を止めているようだ
名古屋市の名城公園北園にできた公園商業施設。
食・体・緑・集の4つのキーワードで企画されたという。
2024年9月の外観写真
2017年新築時の外観写真
今ネット上で話題になっている那珂川町馬頭広重美術館。築24年で大規模改修の資金集めで一躍「KUMA害」「腐る建築」と言われている。馬頭広重美術館は、新築してから5年程経った時に見に行ったが、すでにその時 杉材は曲がりくねっていた。
隈の影響か建物の表層に細い・薄い木材を使う事が建築界で流行り、この建物も築7年でこの状況。
どんな材料で処理をしたのか知らないが、年月の風合いを醸し出すどころか汚らしいくなっていくことが予想できないのだろうか。
最初から焼杉加工して、真っ黒くろんちょでも良かったろうに。
設計はマウントフジアーキテクツスタジオ
南側
マルチアクセス
西側
プレートだけで構成した直通階段
正面性のない建築
ここまでが朝9時過ぎ頃の写真
名古屋市北区にある名古屋造形大学名城公園キャンパスを見てきた。朝9時過ぎに着いたが中に入れなかった。守衛さんに聞くと、この日は公開していないという。じゃ外廻りだけでも見て写真撮らせてくださいとお願いし建物の廻りを回っていたら、守衛さんが追っかけてきてくれて、11時ぐらいになったら南北から入れるようになると告げられた。
じゃ道路向いのtonarinoでお茶して、11時頃でなおします。と言い。実際スタバでお茶して再訪。
設計は、山本理顕設計工場
金森洋物館
金森洋物館の隣にある気になった建物「イタリアンゴーゴー」
内部
右手海岸側にラッキーピエロマリーナ末広店、
スターバックスコーヒー函館ベイサイド店
天気予報は曇りだったが晴れた。ずっと海を見ていたいと思った
観光地的なところは駆け足で回ったので、函館でまだ見ていないところは随分とある。特に歴史的建造物の集中している末広地域は、昼と夜に車窓から見ただけなので、じっくり見てみたいと思った。
詳細は、函館市の「伝統建造物一覧」↓
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014021200255
今回の函館出張は、往復ともに東北新幹線と北海道新幹線の「はやぶさ」で行って来たが、帰路の「はやぶさ」では北海道側では木古内。青森では奥津軽いまべつ という駅に停車することを始めて知った。奥津軽いまべつ駅は人家がほとんどない山の中で、「何故こんなところに新幹線の駅があるの」と人に聞くと、考えられるのは自衛隊の基地があるからではないかという。
緑が一杯で空が広い北海道と東北を車窓から眺めてくると。なんとも住んでいる処の窮屈さ、退屈さが気になってしまう。
BAYはこだて
クルージングに乗ってみたかったが、時間がなかった。
金森赤レンガ倉庫は、倉庫の店舗へのコンバージョン(用途変更)の先駆け
小樽よりも横浜よりも早い
金森商船株式会社が管理・運営。金森商船は、大分県出身の実業家、初代渡邉熊四郎が明治時代に開業した「金森洋物店」が起源である。現在はショッピングモールやビアホール・レストランが入居する函館の観光名所となっている。この地域一帯は重要伝統的建造物群保存地区、街並みは北海道遺産に選定されていて、周辺も含めて綺麗に整備されている。
函館市は、世界三大夜景に数えられる「函館山からの夜景」や明治の文明開化の歴史を感じさせてくれる異国情緒ある街並みなど、国内・国外を問わず人気の観光地。
2年続けて函館を訪問したので、多少地理がわかるようになって街の概要を掴むことができた。山あり、海あり、歴史あり、美味いものありでバランスがとれて、ポテンシャルのある魅力ある土地だということが実感できた。
一度は、この目で見て見たかった函館山からの夜景。とても美しかった
展望台はものすごい人だった
タクシー運転手さんの薦めで、タクシーで函館山に行き運転手さんにガイドしてもらったので、展望台とは別のところから函館の夜景を見る事ができた。
函館山ロープウエィは、夏の時期は、乗るのに1時間待ち、降りるのに1時間待ちになるという。実際ものすごい人で溢れかえっていた。ロープウエィの往復運賃が大人1800円/人だから、4人だと7200円。4人だとタクシーの方が安上がり。
携帯電話の写真だから良い画像ではないが、本当に美しかった
北海道のタクシーは迎車料金がかからない。タクシーに待っててもらっても駐車料金がかからない。道が広いので路肩に駐停車していて平気らしい。長距離割引というのもあるとの事。認定観光ガイドになっているドライバーも多いので地域の歴史・食事処など話題が尽きない。その地域の情報はタクシードライバーから得ることが多い。タクシーのドライバーは、ただ運転しているだけじゃない。ライドシェアなんか糞くらえだ。
函館八幡宮は、函館山の南東麓に東面して鎮座し、函館山の緑に囲まれ社地は函館市街を俯瞰する。
かつての蝦夷地総社である。
観光客が少なく、落ち着いて参拝できた。
石造りの鳥居
創建は室町時代の1445年。1880(明治13)年からこの地に移り、現在の社殿は1915(大正4)年に建てられた。聖帝造り(藤原時代の寝殿造りの後方の一間を切り取った形)に、八棟造り(本殿と拝殿とを中殿で連結)を合わせた「聖帝八棟造り(しょうていはちまんづくり)」の荘厳なたたずまい。
参拝前に手や口を清める「手水舎(ちょうずや)」には、時期によって、季節の花が浮かべられた「花手水」が見られる。春は椿、夏はあじさいなどとか。
こちらは鶴若稲荷神社(つるわかいなりじんじゃ)
色々な花手水があり、楽しい