門司港ホテル -2

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門司港ホテルの竣工は1998年1月

門司港レトロ地区の観光の拠点として整備された。

アルド・ロッシは竣工前の1997年9月4日に死去

設計のテーマは門および鮫。

門司港ホテルのデザインは、

門司港のレトロな景観・雰囲気に合っている

古典的デザインに基づきモダニズムを前進させた

アルド・ロッシの作風だからこそ。

インテリアデザインは内田繁。

港湾・船舶関連企業が入居するオフィス

(門司港レトロスクエアセンタービル)が併設されている。

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旧大阪商船

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旧大阪商船は、大正6年(1917年)に建てられた

大阪商船門司支店を修復したもの

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タイルと石のラインが明確なデザイン

八角形の塔がとても美しい

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当時は、この門司港から一か月に台湾・中国・印度・欧州

に60隻もの客船が出港していたとのこと。

往事の活況ぶりが伺える

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今、1階は門司デザインハウスとギャラリー

2階は出光美術館・門司の特別展示室となっている。

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旧門司三井倶楽部

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 北九州市に日帰り出張だった。

朝5時に家を出て日が変わる前に家に到着

写真は門司港レトロ地区にある旧三井倶楽部

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大正10年に三井物産の社交倶楽部として造られた

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ハーフティンバー様式(木骨様式)

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背面から

重要文化財に指定されている

京都三条通りを歩く -5

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   京都文化博物館・別館(旧日本銀行京都支店)

  東側

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建物は煉瓦造り

設計は辰野金吾とその弟子長野宇平治による。

1906年(明治39年)に竣工し、

1965年(昭和40年)まで日本銀行京都支店として使用された。

1969年(昭和44年)国の重要文化財に指定。

建築面積884.4m2(別館本体)・181.0m2(旧金庫棟)

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別館内部は見る時間がなかつた。

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格式あり

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別館西側

この辺りは地下鉄烏丸御池駅から歩いた方が近い

ところで、この三条通りに面する一帯は、

商業地域・防火地域・容積率400%・建ぺい率80%

職住共存特別用途地域・三条通界わい景観整備地区(歴史遺産美観)

屋外広告物第三種地区に指定されている

これから西側の烏丸通りに面する新風館は以前見たことがあるので

烏丸通りから西側も今度ブラブラしてみようと思う。

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それにしても京都の「田の字地区」は中々面白い

京都のお寺や神社もいいけど、

「田の字地区」は魅力がいっぱい詰まってる。

京都三条通りを歩く -4

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日本生命京都三条ビル

1914年(大正3年)に辰野・片岡建築事務所の設計

によって建てられた旧建物の一角を残して

1983年(昭和58年)左側部分を建て直した。DSCF1632_R

1914年(大正3年)の、このレトロな部分が登録有形文化財となっている

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煉瓦/石張り2階建て

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1983年(昭和58年)に増築された部分のエントランス

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増築部分エントランスの上部

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背景は、1983年(昭和58年)増築部分

京都三条通りを歩く -3

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  昼食を兼ねて一休み

チャイナカフェ・柳華(ryu-ca)

柳と竹に出迎えられて石畳のアプローチを抜けると

モダンな空間が広がる。

とてもハイカラ中華料理店

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2階はイタリアンレストラン

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冷やし坦々麺を食べた。

スイーツとか中国茶のメニューも充実しているようだ

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こんな現代的な商空間の建物も

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勿論 こんな京町屋もあちこちに

そういえば蕎麦屋さんが目についた。

京都の人は蕎麦が好きなんだろうな

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京町屋あり、レトロあり、モダンありの

たまんない空間が連続している

京都三条通りを歩く -2

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家邊徳時計店(登録有形文化財)

1890年(明治23年)に建てられた木骨レンガ造り2階建。

1階の三連アーチ。

二階は少し奥まっている。

全体に赤煉瓦が黒く変色していて、歴史を感じる佇まい

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三条通から少し横道に

京都デザインハウス

2009年にできた安藤忠雄建築研究所設計の「NIWAKA(俄)ビル」

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旧不動貯金銀行三条支店〔現SACRAビル〕

関根要太郎・日本建築株式会社の設計

1915年(大正4年)12月
煉瓦造り3階建て

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正面のこの雰囲気は、大正初期に流行した

ウイーン・セセッションの影響を受け

直線幾何学的なデザイン

当時の銀行は、ずいぶんモダンな建物を作ったものだ。

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京都三条通りを歩く -1

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 京都市役所から寺町商店街を抜け、三条通りをブラブラしてみた。

そこにはガイドブックには、あまり載っていない、

大人の空間が展開されていた

レトロな建物と現代的な建物が織りなす景観

上質な店舗

にぎわいのある界隈があった。

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1928ビル(旧京都大毎会館)は、

武田五一の設計により1928年(昭和3年)に建築された。

アール・デコ風の鉄筋コンクリ-ト造3階建で、

毎日新聞の社章に由来するバルコニーの形状や

玄関左右のランプカバ-の意匠に特徴がある。

1998年までは毎日新聞社京都支局として利用され、

現在はギャラリー・レストラン・多目的スペースとして活用されている

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タリーズのカフェテラスの正面がこの外壁

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住所:京都府京都市中京区三条通御幸町海老屋町、

同区三条通御幸町東入弁慶石町

京都市役所本館

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役所調査の為に京都市役所を訪れました。

午前10時半に市役所の担当者のアポを取っていたので

朝6時に自宅を出て東海道新幹線で移動

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京都市役所は、武田五一が意匠設計を監修した建物で、

東半分は1927年(昭和2年)に、

西半分は1931年(昭和6年)に完成しました。

 東西に長くシンメトリーの外観、

縦に長いアーチ状の連続窓など、

横のラインと縦のラインを組合わせた変化に富んだ庁舎。

現役の市役所であり京都の顔でもあります。

 中央に時計塔を持つ鉄筋コンクリート造り4階建て。

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東側・ ホテルオークラ側

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正面玄関

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それにしても京都は暑かったですね。

午後には30度を超えていたようですが、

 市役所職員によると、まだ序の口で

あと一か月もすると本格的な「京都の夏」を迎えるとか

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1階正面ロビー

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京都市役所本館 東半分1927(昭和2年)/西半分1931(昭和6)年
設計 : 武田五一、中野進一、京都市営繕課
施工 : 松村組・松井組・山虎組
京都府京都市中京区御池通河原町角

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としまエコミューゼタウン・豊島区新庁舎 -2

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「豊島の森」と命名された10階の屋上庭園

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一応 水(せせらぎ)も流れています

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人が休んでいるが飲食はできない

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屋上庭園の面積は810㎡とあるが、あまり広く感じない

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坪350万のブリリアタワー池袋の住居から見おろされる

金沢駅もてなしドーム

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天気の良い日中に金沢駅で乗下車したことが無かったので写真を撮る

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鼓門

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5月13日の写真だが、とにかく観光客でにぎわっていた。

この日利用したタクシーの運転手も

利用客が随分と伸びたと話していた。

 出帳のたびに金沢百番街(あとれ)で

色々とお土産を物色するのが楽しみなのだが

どの店も混雑していた。

焼き鯖寿司とか金つば、味噌汁に入れる可愛らしい麩などを物色

あと必ず行くのが「黒百合」という金沢おでんの店

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それにひきかえ5月15日に訪れた福島駅は、乗下車する人も少なく

駅構内や駅前も閑散としていた。

かっては、福島駅もにぎわっていたのに・・・

石川県金沢港大野からくり記念館 -2

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エントランスへのアプローチ

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こどもからくり体験館

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庭園灯

【建物データー】

名称 : 金沢港大野からくり記念館
設計 : 内井昭蔵(内井昭蔵建築設計事務所)
所在地 : 石川県金沢市大野町4丁目甲2番29
竣工年 : 1996年
用途 : 博物館

金沢海みらい図書館 -2

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「この外壁は縦4,000㎜×横2,040㎜で、全部で約520枚のパネルを使用する。1枚の外壁パネルには18枚のガラスブロックがはめられている。ガラスは、直接日が差し込むエリアは熱線吸収ガラス、階段の近くは網入りガラス、近隣住宅に近いところはかすみ入りなどいくつかの種類があり、それらの組み合わせは全11パターンにもなる。それに加えて大きさも3パターンある。はめるガラスが異なるため、外壁パネルはすべて仕様が違う。約520枚が厳密に管理されている。」

戸田建設

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 前面道路側

工事名称 : 金沢海みらい図書館建設工事

工事場所 : 石川県金沢市寺中イ1-1

発注者:金沢市

設計:シーラカンスK&H(株)

施工者:戸田・兼六・高田JV

工事期間:2009年9月~2011年3月

工事概要: 地上3階、地下1階/ 地上S造、地下RC造/ 敷地面積 11,763.43m2
/建築面積 2,282.19m2/延床面積 5,609.27m2/最高高さ 18.09m
用途:図書館、集会場、キャノピー、駐輪場

鈴木大拙館 -1

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金沢市役所から歩いて10分ぐらいの住宅地の間を抜けていくと斜面緑地を背景にして鈴木大拙館があらわれた。

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金沢には幾度も仕事できているのに、これまで中々見にこれなかった。

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久しぶりに良いものを見れた。来館者も数えるほどで、静かにゆったりと鈴木大拙の世界と設計者の谷口吉生さんの世界を堪能する事が出来た。

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5月の金沢21世紀美術館

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台風一過で青天が広がる金沢21世紀美術館

青葉がきれいだつた。

検査済み証の無い建物を用途変更するにあたり、建築基準法適合状況調査、耐震診断(二次)、耐震補強案等を添付して法第12条5項報告書を金沢市役所建築指導課に提出し受理された。昨年来の仕事に一区切り。

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金沢は暑かったですね。関東も30度を超えたところもあったようですが。

それにしても北陸新幹線が開通した効果でしようか平日でも観光客が目立ちます。外国人は欧米人が多いように感じました。行きも帰りも北陸新幹線を利用しましたがほぼ満席でした。

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昨年末に金沢を訪れた時は、猛吹雪にあったのにまるで別世界。

金沢市街は緑が豊かなので、爽やかな風が吹くこの新緑の時期が一番見頃かもしれない。これで金沢には春夏秋冬の時期すべて訪れた。

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 金沢は用水の保全にも力を注いでいる。

la kagu

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メトロ東西線・神楽坂駅(矢来町側)を出た、交差点に「la kagu」はある。昨年の秋にオープンした商業施設

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建物は、昭和40年代に建てられた新潮社の倉庫で波型スレートの外壁はそのまま。ずっと前から神楽坂のにぎわいにはそぐわない一画だったけど、隈さんが言う波型スレートの外観が神楽坂の街に根付いた景観要素だとは思えない。

隈研吾さんは神楽坂に住んでいるから、そう思ってしまうのだろうか。

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古いということと、汚いというのは異なる。

人も建物も、老いたるものの身だしなみには 気を使いたいものだ。

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駐車場側からの写真だが、1階店舗への入り口もある

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エレベーターホール

波型スレートの内側は、木毛セメント版が下張りされていた。

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2階店舗・品揃えは少ない、良さそうなものはおいてあるが値段は高い。

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この建物を特徴づけているウッドデッキと2階にあがる大階段

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キュレーターショップというのだが、商業的に成り立っているのかなぁ~

としまエコミューゼタウン・豊島区新庁舎 -1

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3月23日に落成式を終え、5月7日より利用開始される豊島区新庁舎(1階~10階)、建物全体では「としまエコミューゼタウン」と名付けられたらしい。

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「エコヴェール」と名付けられた低層部のファサードを覆う装置

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よくみると透明なガラス、太陽電池モジュール、植樹壁(手摺)、木製のような格子と色々と組み合わされている。

今のところなんだか仮設部材が取り付けてあるような、チープな感じも受けるけど、「樹木のような建物」と隈研吾さんが説明していたようになるのかどうか、しばらく見守りたい。

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有楽町線東池袋駅(池袋側)から地下道が直結される。この近くに副都心線の新駅(雑司ヶ谷と池袋の間)ができるという噂もある。

商売柄もっとも関係深い都市整備部は、6階南側テラスに面して執務スペースが配置されるようだ。

新庁舎は近所なので、そのうち散歩がてら行き 内部写真も紹介する予定。

タワー部分の東京建物の分譲マンションは、すでに完売。坪330万円(正確ではない)と聞くから、一般庶民には高嶺の花のマンション。

林源十郎商店

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岡山県倉敷市の美観地区にある「林源十郎商店」

2014年2月に訪れた時の写真

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林家は江戸時代から続く薬問屋

久しく使われていなかった旧家を地域の活性化の為に改修

複合商業施設として2012年に生まれ変わった。

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地元産のデニムショップ、デザイン雑貨店、

地元食材を生かした飲食店

衣・食・住を総合的に提案している

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それぞれの建物の間を歩いて楽しめる街を作り出している

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雑貨店で買った ハエ取り紙会社のテープ

設計 : 倉敷建築工房 楢村徹

施工 : 藤木工務店 倉敷支店

プロデューサー  :    辻 信行