
集まりがあって目白の椿山荘へ

天気も良く、いつもながら 庭園を歩くのは気持ちがよい


木春堂で会食

建築法務/ 建築ストック再生・活用 /長寿命化/ 環境建築 / 建築設計監理 / ㈱寺田建築事務所・一級建築士事務所

集まりがあって目白の椿山荘へ

天気も良く、いつもながら 庭園を歩くのは気持ちがよい


木春堂で会食


年の瀬に横浜市役所に行ってきた。
明日は御用納め。役所は空いていた。

なんとも目立たない建物

遅い昼食を取りたいと思ったが
3時を回っていたので飲食店の多くは休憩時間。
丸善の早矢仕ライスを食べた
最近はハヤシライスを提供する飲食店が減った

この店のレモンスカッシュは、
レモンを凍らせたものが入っているので水っぽくならない。
ちょつとした工夫が光る
往復の湘南新宿ラインでは爆睡


今回、京都モダン建築祭の企画で、学生時代から見てみたいと思っていたウエスティン都ホテル京都・佳水園を見る事が出来た。
ガイドをしてくれた施設課の人の村野藤吾愛には感銘した。例え一部分しか残せなくても、何とか村野建築を継承しょうと外資(マリオット)とも闘っているのだろうという事が推察できた。
確かにウェスティン都ホテル京都の原設計者は、村野藤吾である。しかしその後の改修、とりわけ2018年以降の大規模改修工事には、幾多の建築家・設計者・デザイナーが関わっている。佳水園の改修設計は、中村拓志&NAP建築設計事務所が手掛けたように。
https://www.nakam.info/jp/works/kasuien
ウェスティン都ホテル京都を観て、正直なところ村野藤吾が降下してこなかった。中村拓志さんの改修設計が拙いと言うわけではない。細部にわたりに目が行き届いた素晴らしい仕事をされていると思う。でも村野藤吾建築の持っている「柔らかさ」「芳醇さ」が失われた、村野藤吾のいない村野藤吾建築という感じを受けた。
佳水園に限らず、外形や照明や階段、家具の一部は保存・修景し必死に残そうとしている、でも所詮部分の継承では限界があるのではないか。そんな事をずっと考えていた。
建築ストックに関係するものとして、原設計者が著名な建築家であれ、そうでないであれ、他の建築家・設計者が改修を手掛ける場合。それは「再生」ということではなく「変容」(トランスフォーメーション)となり、別なものとなるのではないかと強く思った。安易に「建築再生」という言葉を使うべきでないのかもしれない。

佳水園室内・リフォーム後



鉄筋で組まれた下地窓














別館・佳水園







村野藤吾さんは屋根にこだわりがあった。
内樋だから、メンテナンス的には支障もあるようだ

まるで折り紙のように薄く連続する屋根

屋根の形がそのまま廊下の天井に。
左側の下がり壁は、スプリンクラー設備の為にあとから天井をこしらえた。



何故これほど屋根を薄く見せたいと思ったのだろうか

8053号室。この部屋は村野藤吾スペシャルとして、ほぼ改修しないで残した宿泊室と聞いた。希望があれば宿泊可能との事。
他の改修後の宿泊室は「日本を代表する建築家・村野藤吾氏の優美さや曲線美をインテリア等で表現し、エレガントモダンな空間を演出」とHPに記載されているが、写真を見る限りでは、似て非なるもの。








宴会場のひとつ、葵殿
収容人員270名


窓の外は東山の風景





葵の模様カーペット


回遊式庭園

京都モダン建築祭の企画参加にて撮影
西館宴会ロビーの階段

村野藤吾の階段は、軽さを強く意識している。
初段を床から離すようにデザインし
ササラ桁を天井から吊る構造にしている

下から見た時の段裏の見せ方も強く意識している


天井から吊っている

通称 ハートの階段

ウエスティン都ホテル外観(公式HPより借用)
ウエスティン都ホテル京都は、1890年4月、油商の西村仁兵衛がこの華頂山麓に保養遊園地「吉水園」を創業。その園内に1900年「都ホテル」を創業したのが始まり。京都で最も古いホテルの一つ。
1900年に創業し、2020年(令和2年)で創業130周年を迎えたウェスティン都ホテル京都。近鉄グループの運営だが、マリオットと業務提携しているので2018年からの大規模改修には、マリオットの施設基準、デザイナーの意思が強く反映している。
歴史を重ねたこの建物の品格は、日本の近代建築の礎を築いた建築家・故村野藤吾氏の設計で、学生時代から このホテル内にある村野数寄屋の佳水園を見てみたいと思っていた。

10月に続き、再び京都へ
11月から開催されている京都モダン建築祭の企画「ウエスティン都ホテル・村野藤吾の名作ホテル特別案内、アフタヌーンティー付き」の参加に合せてもらうために日程を調整してもらった。

10時、ウェスティン都ホテル京都の東館1階メインロビーに集合
この時間に京都の現地に来るためには、自宅を朝5時に出なければならない。


3階のBAR麓座に移動してホテルの人からガイダンスを受ける。
如何に村野藤吾建築のエッセンスを継承しているかという説明
この後、ホテル内を案内してもらった



よさげなBAR

親戚の集まりがあって「うかい鳥山」で会食
記録によると前回きたのは2018年12月なので約6年ぶり

夕方5時、庭の燈がともると、別世界。


うかい鳥山は、創業60年だという。古民家を移築して小川に沿って離散型集合体で飲食店にした創業者は先見の明があったんだなとつくづく思う。都市計画区域外だから個々の建物に接道義務がないので、こうした客室の離散型集合が展開できる。
ここの空間は、子供達や女性陣の記憶にしっかりと刻まれ、必ず会食先の候補にあがる。

以前は、外国人客はあまり見なかった記憶があるが、この日は何組が欧米人客を見た。
もうすぐ七五三だね

で、この日飲んだ日本酒は、田酒 純米吟醸 百四拾 紅葉(もみじラベル)。2年前に青森で始めて飲んで感動した酒。これを東京で飲めるのは貴重。幸せ、幸せ。

いつもながら料理は美味しかったけど、はじけ栗は始めて
旨し

銀杏も沢山食べてしまった

親戚の集まりがあって、京王線高尾山口駅に行ってきた

この駅舎の設計も「腐る建築」で有名なKUMAさん。

こちらは築9年と聞いたが、木部が浸みて黴が発生している



高尾山口駅は、丁度高尾山から下山してくる人が多い時間帯で混雑していた

「野市」というイベントが駅の屋根の下で開催されていた

夕方になるとライトアップされ「黴る建築」を感じさせない

6、7年ぶりに高尾山口に来たのだけれど、随分と飲食店が増えたように思えた。
高尾までくると、山の空気に包まれて、都心より涼しい。

京都市役所道路向いのホテルオークラ京都で打合せ


格調高いインテリア
欧米外国人の利用が多いように見受けられた

17階から望む東山と鴨川
京都から新幹線に乗った途端 爆睡。
新横浜で目が覚める
睡眠は、新幹線乗車時間は2時間くらいで丁度よい。
名古屋-東京間だと時間が短くて良く寝れない。

明治古都館



明治古都館は、1897年(明治30年)5月1日に「帝国京都博物館」として開館した。大和大路通りに面した表門(西門)から七条通りに面する南門に続く塀も、時を同じくして建てられた。
設計は、宮内省内匠寮の技師であった片山東熊(かたやまとうくま)。
建物の外観はフランス・ルネサンス―バロック様式を取り入れながらも、日本的な抒情性や繊細な感覚が見事に表現されている。
1969年(昭和44年)には、旧帝国京都博物館本館、表門、札売り場及び袖塀は重要文化財に指定。
現在、明治古都館は、免震改修他の基本計画を進めるため原則非公開。







館内・ミュージアムショップ
日本的な空間構成を取り入れた直線を基本とする展示空間。開放的なロビーに降りそそぐやさしい陽光。

京都国立博物館・平成知新館 2013年竣工
上賀茂神社参拝の後、南に移動し京都国立博物館をちらりっと視察





上2枚はミュージアムショップ

設計は、ニューヨーク近代美術館 新館、東京国立博物館 法隆寺宝物館、豊田市美術館などを手がけた谷口吉生氏。

午前中だけ私的な時間がとれたので朝のうちに恒例、上賀茂神社に御参り。

参道の緑がきれいに刈られ、秋の青空に映える

この日 上賀茂神社は、新嘗祭だった

偶然にも お馬さんも出社されていた。去年の7月に逢っているから1年ぶり




八咫烏のおみくじが飾られている


東近江市にある「湖月庵・合気道道場」に寄り道してもらった。
国道421号線という、結構交通量のある道路沿いにある



道場と多分お住まいとの間には林檎の樹

道場の廻りを一回りさせてもらった






湖月庵は芦澤竜一建築設計事務所の建築家・芦澤竜一氏と滋賀県立大学環境建築デザイン学科芦澤竜一研究室の学生さん達の多大な協力によって完成したと聞く。2021年にウッドデザイン賞を受賞している。小規模だけど木造ドーム建築。
近くに行くことがあれば見てみたいと思っていたが、念願がかなって嬉しい。

7年ぶりの近江八幡。JRの近江八幡駅から近江鉄道八日市線に乗り換える。上の写真は近江鉄道のプラットホームのもの。
近江鉄道は2両編成のローカル鉄道。実によく揺れる。車両は西武鉄道のお下がりだと後で聞いた。

【本殿】
帰路、JR近江八幡駅まで送ってもらう途中に寄ってもらった日牟禮八幡宮。
ここも7年ぶり「来ましたよ」と挨拶。


【桜門】
「伝記によると、第十三代 成務天皇が高穴穂の宮に即位された折(西暦一三一年)、武内宿禰(たけうちのすくね)に命じて当地に地主神である大嶋大神を祀られたのが、鎮座の始めとされている」と由緒にあるように、とっても古い神様を祀っている。

【能舞台】



日牟禮八幡宮の道路向いにある「近江つけもの山上(やまじょう)」で赤こんにゃくを買い求める。ここの赤こんにやくは、他のところとはちと違う。味噌漬けだからか、プリプリで旨みがあって美味しい。

店内には、色々な漬物が売っていた。

9月上旬に行った名鉄小牧駅

小牧城は織田信長の居城があったところ
交通の要所なんだろうけど、
随分と平坦な土地に居城を構えたんだなと思った

名鉄小牧ホテル・1階ロビー
2階に結婚式場・宴会場
車窓から眺めていたら、二次産業が集積している街という印象を受けた。市街化区域のみならず、市街化調整区域にも工場・倉庫が建っている事から、戦前から工場・倉庫類があったのだろうと推測。

















ホテルフロント

エレベーターホール






植栽を手入れする余裕のあるスペースを確保している

屋上庭園

建設中の新・愛知県体育館


鉄骨のフレームに木のようなものを張りつけているようだ

完成予想パースは、こんな感じらしい

第一印象は、北京国家体育館・鳥の巣の表層的コピペ