「宮脇壇の住宅設計テキスト」宮脇壇建築研究室

書棚を整理していたら懐かしい本が出てきた。

「宮脇壇の住宅設計テキスト」

もう30年前の本。

そういえば宮脇壇さんが亡くなって30年近くなるんだなぁ~

 社会人になりたての頃、法政大学・宮脇研究室出身の先輩がいて、斜め向かいの席から、時々声をかけてくれた。「建築家はどうあるべきか」「建築の表現」について、よく教えてもらった記憶が蘇った。その先輩は若くして亡くなったのだが、導いてくれた先輩の一人だ。

 さて、当時住宅設計の第一人者であった宮脇檀(みやわきまゆみ)と研究室が、20年の設計の軌跡をまとめた本である。「住宅設計は、いかに進めるべきか?」「いま住宅に何が求められているか?」住まいの考え方、手法、技術、ディテールのすべてを公開している。

今読み返しても住宅・住まいの様々な提案を通して語られる内容は、時代を超えた力を持っている。

久しぶりに住宅の設計がしたくなった。