多世帯住宅のスタディ

地方都市の郊外に計画した二世帯住宅(下図)

敷地面積は100坪というのは地方都市の郊外では、一般庶民でもさほど非現実的な敷地面積ではない。

一敷地一建物の原則により、左側の老夫婦の住まいと右側の若夫婦の住まいは敷地分割し、駐車場と庭、アプローチをシェアする。

老夫婦の住まいは平屋で延べ面積が18坪、若夫婦の住まいは二階建て延べ面積が34坪。

これなら将来、老夫婦の住まいが不要となったとき、第三者に賃貸することも容易。

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一旦外に出て、行き来するよりは、やっぱり中でつながっている方が使いやすいという意見で修正したのが下の図面。

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洗濯室と老夫婦の住まいの玄関でつながっている。これも玄関と洗濯室の間の戸をふさいでしまえば、左側の部分を賃貸することは容易だろうという意見により修正されたもの。

ところが、「平屋がいいわ」「家庭菜園をしたい」と言う老夫婦の意見に沿った計画も、若奥様の「子供の通学はどうするのよ」「小学校は、公立ではなく私立も選択肢に入れないと」いう事で、もっと駅近くの敷地面積の少ないところに計画地が変わった。

それは、木造三階建て多世帯住宅なのだが、それを紹介するのは後日。

都電荒川線沿いに住まう・・・study-2・風

下記の図は、東京の通年の風配図である。

卓越は北北西

下記の図は、月別の風配図である。

風配図とは、方位別の風の出現頻度を百分率あらわし、放射状のグラフで表示させたものです。

東京の風配図の出典は下記

http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/fuuhai/fu662.htm

ただ、下記のサイトにもあるが練馬・府中・八王寺などのデーターを比較する西側と東側では随分と風配図も異なるという印象を受けた。

http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/tokyo/kikou/t_fuuhaizu/index.html

さて、豊島区の都電荒川線沿いの住環境を考える場合、ビル風による局地風の影響が甚大である。

サンシャインビル・東池袋再開発地区・・・

これらの高層ビルの冬場のビル風は非常に強いが、たぶんこの地域に住んでいないとわからないと思うが・・・

ビル風については後日投稿する。

 

都電荒川線沿いに住まう・・・study-1・騒音

都電荒川線沿いに住むこと、住み続ける為に建築計画上 考慮すべき事はなんだろう。

このところ住宅の計画案をスケッチをしながら考える。

豊島区の都電荒川線の都電雑司が谷駅から東池袋4丁目駅、向原までの都電を挟んで補助第81号線という都市計画道路があり、すでにかなりの部分の建物が移転・解体され、多くの住民が住みなれたこの地域を離れている。

今までは都電に面してはいなかったが、都市計画道路のおかげというか、にわかに日当たりが良くなり、都電の音がダイレクトに室内に入ってくるようになつた住宅もある。

そこで まず都電の騒音はどのくらいあるのか、資料をあたってみた。

上下の表はともに豊島区のサイトに掲載されているものである。

「豊島区清掃環境部 環境課 環境保全係」 表の出典は下記

http://www.city.toshima.lg.jp/kankyo/kogai_souon/index.html

騒音の測定箇所は西巣鴨のものだが、等価騒音は昼間で58dbだから、西武池袋線や東武東上線と比べても低い事がわかる。

電車の速度そのものが違うので、都電は住宅地の中を走っていても共存できる乗り物だといえるかもしれない。

問題は、補助第81号線が開通し自動車騒音+都電の騒音となったときはどうかということだ。

これについては、まだ資料を集めきっていないが、木密地域不燃化プロジェクトの対象地の建物の住環境をどう維持するか課題は多い。