「絶景本棚1・2」

妻が書店で見つけてきた本をちょつと拝借。

「本の雑誌」の巻頭連戦が書籍化。

本好きにとって他人の本棚は、とても気になる。どんな本を読めば、あんな発想が浮かぶのか、あの文章力は、どんな本を読んで生み出されていったのか。どんな服を着ているか、どんな時計をしているかなどより何よりも本棚に関心がある。

又、本棚の有り様も気になるところである。すっきり整然としているか、床積みか、野放しか、この本では趣味も職業・専門も異なる1巻、2巻あわせて67人の本棚が登場している。

高校生の時にその詩集を読み漁った渡辺武信さんの本棚も紹介されていた。詩人・建築家・映画評論家であるだけに本も多彩で、それらが同居している。まだお元気なんだと一安心。

我が家の本棚整理は背表紙整列で、基本的に前後二列にはしないようにしているが、増え続ける本とか雑誌類で中々理想通りにはいかない。建築、歴史、漫画、文学、化学、食品、科学等と五目畑状態。以前は多くの本を段ボールにしまい込んでいたのだが、昨年開架式の本棚に展開したので、少しは本に囲まれてる感がする。

「人の魂、本棚に宿る」とある。本棚を公開することは、自分の頭の中を覗かれているような気がしないのかな、もうそういった次元は超えているんだろうなと思うけど。