WEB会議・Zoomに対応しました。

今話題のテレワークに欠かせないツール・テレビ会議システム「Zoom」に対応しました。

かなり以前からオンラインコミュニティには参加していました。かってはZOOPSでコミュニティ管理人をしていましたし、誘われてMiXIも、スカイプに熱中していた時期もありました。フェースブックはすぐやめたけど・・。現在リアルにお付き合いがある異業種の人達の多くは、以前のオンラインコミュニティで知り合った人です。

最近は、仕事が忙しかったせいで、オンラインコミュニティとは距離感を持っていましたが、新型コロナウイルスの感染により、リアルな打合せが減り、在宅勤務の人も増えていますので、リモートワーク、テレワーク、テレビ会議に対応する為にZoomを使えるようにしました。

通常は、在宅ですっぴんなので、爺の顔など見たくないでしようからバーチャル背景とする予定です。まだ不慣れですので 誰かZoomに誘ってください。

アメリカ大使館が、国内の米国人は日本から脱出するように警告

4月3日、米国大使館は日本国内の米国人は日本から脱出するよう警告しています。以下要旨

・米国民は日本から帰れなくなる前に早急に脱出せよ

・日本政府はなるべく検査をしない方針であり、統計は正しくない

・近いうちに日本の医療は崩壊する

「米国とヨーロッパの陽性例と入院の数と比較して、日本で報告されたCOVID-19の数は比較的低いままです。広くテストしないという日本政府の決定は、COVID-19有病率を正確に評価することを困難にします。私たちの外交使節団は、米国アトランタの疾病予防管理センターと連絡を取り、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、那覇などの他の場所における日本の医療制度の能力を注意深く監視し続けています。今日の日本の医療システムには自信がありますが、COVID-19のケースが大幅に増加すると、システムが今後数週間でどのように機能するかを予測することが難しくなります。症例が急増した場合、既往症のある米国市民は、COVID-19の大流行以前に、日本で慣れ親しんだ医療を受けられない可能性があります。」(原文・米語)

https://jp.usembassy.gov/health-alert-us-embassy-tokyo-april3-2020/

住宅医に認定されました。

1月23日、一般社団法人 住宅医協会の住宅医検定会に臨みましたが、本日2月5日認定通知が届きました。

これから正会員登録をして正式に住宅医となります。

検定会の講評等で寄せられた意見・質問には、この場で回答したいと思います。

たぶん住宅医検定会に参加した人にしか、解りづらいものとなるかも知れませんが御容赦ください。


【Q :  リノベーション物件の不動産としての資産価値については どのように考えていますか】

【A :  既存建築物の検査済証の無い建築物は、建築基準法の集団規定が違反していなければ現在のところ購入の際に銀行融資は可能のようですが、既存建築物を売却したい場合「検査済証」が無いと買い手が中々つかないようです。買い手がついても売却希望価格よりかなり低減されると聞いています。本件のように検査済証の無い既存建築物を増築し全体として工事完了検査済証を取得して適合化することは、資産価値(価格)の下落を防ぐことができます。】


【Q  : 既存との一体増築ではなくEXP.Jにより構造的に分離することにした理由を、もう少し詳しく説明してください。】

【A : これは「増築等に係る制限緩和の主な条件(令第137条の2関係)・出典 東京都荒川区」PDFを見てください。kanwa-joken

本件は「増改築部分の床面積が既存部分の1/2以下」ですが → 「増改築部分の床面積が既存部分の延べ面積の1/20以下かつ50㎡以下又は大規模の修繕・模様替」ではありません。50㎡以下ですが1/20を超えています。 → 「増改築後に法第20条第四号となる建築物」とはなりません。軒高が9mを超えています。 → 「増改築部分と既存部分が構造上分離」ここで一体増築と分離増築の分岐点となります。一体増築なら既存部分は、現行法の「耐久性関係規定」に適合させなければなりません。分離増築ならば既存部分は「地震に対する耐震診断+暴風積雪に対する許容応力度計算」となります。

本件は、平成9年に確認済証取得で今回実施した建築基準適合性状況調査により適合しており新耐震建築物なので、既存部分の暴風積雪に対する許容応力度計算を実施しました。

一方、一体増築の場合は既存部分と増築部分を現行の耐久性等関係規定に適合させ地震+地震以外の構造計算を行わなければならない規定になっています。また既存は構造計算ルート2の建物ですから全体として構造適判の対象となることを避けました。増築部分は軒高を9m以下にしてXY方向ともルート1で構造計算を行いました。】


【Q  : 検査済み証の無い建物の増築にあたって「ガイドライン調査」ではなく「法12条5項報告」で行った理由をもう少し詳しく説明してください。】

【A :  平成26年7月に国土交通省は、既存建築物の建築当時の法適合状況を調査するためのガイドラインを公表しました。調査者は、国土交通省に登録した指定確認検査機関のみに限定しています。この通称「ガイドライン調査」は、法的根拠がない任意の制度です。そもそも指定確認検査機関は、特定行政庁の確認事務をおこなっているにすぎません。法第6条の2第8項に規定されているように特定行政庁が法に適合してないと認めたときは、民間指定確認検査機関の確認済証は効力を失います。その結果、指定確認検査機関、確認検査員、設計者は処分を受けることがあります。

既存建築物の現場では、調査方法や調査結果の判断も含めて建築主事の法的判断が必要となることが多く、決してマニュアルだけでは解決できない問題に直面します。

何故弊社が多くを「ガイドライン調査(民間指定確認検査機関)」ではなく「法12条5項報告(役所)」を選択しているかというと、危機管理意識の問題だと思います。その他具体的には様々な相違がありますが、それは個別に回答します。】

「建築ストックの再生・活用技術セミナー」を開催します

このたび「都市×地方それぞれの建築ストック再生」を副題として「建築ストックの再生・活用技術セミナー」を開催する運びとなりました。

弊社で近年取り組んできた都市の多層階住宅のリノベーション・重量鉄骨造検査済無建物の増築改修と、野上氏・大貫氏が取り組んできた養蚕農家のホテルへのリノベーション・増築改修の二つのテーマで公開セミナーを行います。いずれも調査・申請・設計というプロセスに焦点をあてた実務者に役立つセミナーになっています。

講師陣・建築系事務所4社共同主催・共催 (一社)住宅医協会です。

是非 御参加いただけれは幸いです。

【東京会場】4月22日(月)13時~17時 連合会館401号室

<終了しました>

詳細及び参加申込書・PDF

ストック再生セミナー・東京

【大阪会場】5月15日(水)13時~17時 (株)ニチネン本社4階会議室

<終了しました>

詳細及び参加申込書・PDF

ストック再生セミナー・大阪

*新建ハウジング・WEBで紹介されました。新建ハウジング

*(一社)住宅医協会・WEBで紹介されました。住宅医協会


【3/26 講師陣打合せ】

4人の講師陣がセミナーで発表するパワーポイントを持ち寄り、それぞれの担当部分を説明し、みつちり4時間にわたり意見交換等を行いました。調査・申請・設計にわたるプロセスが詳細に語られ、経験やノウハウも語られるレベルの高いセミナーになりそうな予感がします。

リノベーションセミナーは最近多くなっていますが、どちらかというと「まちづくり系」で、実務者(建築設計者・建築技術者)の知りたいことに寄り添った「技術セミナー」は、あまりないと思います。今回のセミナーは、再生・活用技術を深化させたセミナーとなっています。

野上氏・大貫氏の養蚕農家を旅館にリノベーションした事例は、木造の一体増築にチャレンジした意欲的な作品です。用途変更した事例は数多いのですが一体増築は現行法の構造規定に遡及しなければならないので技術的にハードルが高く、それをひとつひとつクリアした経験が述べられています。プレゼン資料も美しく、説明も親切で感心しました。

私、寺田と構造設計担当の伊藤氏による「多層階住宅のリノベーション」は、数件の同様事例を比較する事で、法的な問題点、調査項目や行政の対応など分かってくる事が多いと思います。そして今のところ重量鉄骨造の多層階住宅がスケルトン・インフィルが実現できる最適な構造ではないかと考えています。

個々の説明時間を調整した結果、私の持ち時間が増えました。

また学生参加費を1,000円としてリノベーションに取り組んでいられる大学の研究室を通じて参加をお誘いすることにしました。


【4/10 東京セミナー満席】

おかげさまで東京セミナーは、満席となりました。

東京セミナーは秋田県、宮城県、群馬県、名古屋市、埼玉県各地等 遠方からも参加申し込みがあり、建築ストックの再生活用技術への関心が全国各地に広がっていることを新めて実感しました。

ありがとうごさいます。


 

 

年末年始のお知らせ

世間一般では2018年12月28日~2019年1月6日まで年末年始の休業のようですが、弊社は、ずっと営業しています。(^^♪

事務所を出入りしていることが多いので御用の方は、メールか携帯電話に御連絡ください。

1月7日、1月15日に二件の確認申請を提出するべく現在奮闘中です。サービス業ですから師走・正月は、精一杯仕事をさせていただきます。

爺に仕事の依頼がある事に感謝して。

2017年を振り返って

【丸ビルから東京駅】

2017年は、秋から仕事が集中してしまい 落ち着いて本を読んだり、ブログに投稿する時間が取れなくなりました。

「忙しい」の「忙」は、「心をなくすこと」と申しますが、昔の人は良く言ったものだと感心します。

2018年も、体調に留意しながら業務を進めていければ思っています。

今年のブログ更新はこれで終了とさせていただきます。

今年1年間のご愛読に感謝いたします。ありがとうございました。

来年も引き続きご愛読のほど、お願い申し上げます。

来るべき新たな年が、皆様にとって良い年でありますように

尚、年末年始は休まず営業中です。寝ていない限りはメール、電話での相談・問い合わせに対応しています。

【師走の東京駅・丸の内】

「建築ストックの活用・再生テクニカルセミナー」講師

久しぶりに人前で喋ってきました。木造住宅のストック再生に取り組んでいる住宅医協会の関東住宅医ネットワーク・スキルアップ講習会のひとつとして企画されたセミナーです。私の題目は、非木造の建物の「建築ストックの活用・再生テクニカルセミナー」とあるように、建築ストックの活用・再生について建築法規・設備・構造等の建築技術面から語るといった内容です。

昨今のリノベーションブームでソフトからアプローチしたセミナーは多く開催されているようですが、ハード面から総合的にアプローチしたセミナーはあまりないと思います。

セミナーの内容は下記のようなものです。

*****

1. はじめに : 事務所紹介、お願い
2. 現状とこれから
3. 基礎調査編
3-1. 資料調査
3-2. 既存不適格建築の場合
3-3. 工事完了検査済証が無い場合
(建築基準適合性状況調査、国交省ガイドライン調査と法第12条第5項報告等)
4. 詳細調査編
5. 事例編
5-1. 増築
: 平面増築 / エレベーター増築 / 入れ子増築 / 減築 /
5-2. 用途変更
: 事務所→有床診療所 / 物販→飲食店 /事務所→簡易宿舎/ 工場→物販店 /
5-3. テクニカル調査
: 遵法性調査 / 変状(劣化)調査 / 有害物質調査
5-4. 耐震診断・補強設計
5-5. 実現しなったプロジェクト  : 違反是正/用途変更工事費/耐震性
6. 留意事項 : 幾つかの法的事項の再確認/内部階段設置/内部ELV設置/その他
7. 小規模建物のテクニカル・デュ-デリジェンス
7-1. 概要
7-2. 劣化度合による修繕費の算出(事例 : アパート)
8. まとめ

*****

参加者は35名ほどでした。休憩を入れて3時間。ちょつと内容が総論的だつたかも知れません。

現役時代は終わった仕事を振り返る余裕がありませんでしたが、今回のような機会をいただき概ね過去5年程の仕事について整理することができました。自分でも結構面白いことやってきたんだなと~と思っています。

実は今、現役時代よりはるかに労働時間が長いのですが、それでも過去の仕事を振り返れるのは、現役時代は中間管理職としての業務がとても多かったことを物語っています。

何時ぽっくりいくかわからないから、最初で最後のセミナーだと言っていますが、機会があれば 次世代に継承していける場をまた持ちたいものです。

懇親会・二次会と行き若い人達と色々と話す機会を得て楽しい一日でした。

 

博多出張 ING

2/13~2/15 博多出張中です。

写真は 2/13早朝 新幹線からの富士山の写真です。

朝陽を受けて とてもきれいでした

博多駅筑紫口です。

少し風は冷たいですが晴天です。

今日は調査現場での打合せ、福岡市役所などで打合せをしてきました。

1/26 テレビ東京・カンブリア宮殿 村上龍×やまと診療所 安井佑

1月26日にテレビ東京「カンブリア宮殿 村上龍×経済人」に、弊社が昨年 新規診療所プロジェクトに携わった医療法人社団 焔 やまと診療所の安井佑院長が出演されます。

1月26日(木)
「自宅で安心して最期を…板橋発!若き在宅医の挑戦」
村上龍×やまと診療所 安井佑院長
夜9時54分~10時54分
 ***********
『「あなたは、人生の”最期”をどこで迎えたいですか?」。国の調査では、自宅で亡くなることを希望する人は7割。しかし、実際に自宅で最期を迎える人はわずか1割。その理由は、在宅医の不足、また在宅医療に対する認知度が低いことによる。その課題に取り組み、注目を集めている診療所がある。東京・板橋区に拠点を置く「やまと診療所」だ。医師で院長の安井は、在宅医療PA(医療アシスタント)という独自のシステムを構築し、多くの患者に安心して自宅で死を迎えられる医療サービスを提供している。「自宅で自分らしく死ねる。そういう世の中をつくる!」。そのミッションの下、多死時代を迎えた日本の医療、その変革に挑む若きドクターの奮闘に密着する。 』
**********
やまと診療所(板橋区東新町)は鉄骨造3階建て、延べ面積336㎡の事務所ビルを訪問医療センター(有床診療所)に用途変更しました。
事務所から有床診療所(特殊建築物)に用途変更する場合、病室の採光、階段寸法、法114条区画、都安全条例8条区画等の法的制限が出てきます。
既存建物の調査、建築法のプロデュースと申請業務は弊社で行い、設計はデザイン事務所という建築主からの分離発注、設計関係者のコラボレーションで業務にあたりました。
【調査+法的プロデュース+申請】㈱寺田建築事務所
【デザイン+工事監理】MTMデザイン

「食・栄養」領域のブログを公開しました。

かねてより準備中でした「統括サイト」と「食・栄養領域サイト」を公開しました。

統括サイトURL  「てら・アソシエイツ」

http://tera-associates.com/

食・栄養領域サイト URL 「ばばりんち」

http://tera-associates.com/food/

食や栄養に関する御相談をいただければ幸いです。

お問合せは、各サイトの「お問合せ」フォームより「送信」ください。

「人生フルーツ」

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日本のモダニズム建築の巨匠アントニン・レーモンドに師事した建築家の津端修一さんと妻・英子さんの、丁寧な暮らしを映したドキュメンタリー「人生フルーツ」の公開が2017年1月2日に決定し、樹木希林がナレーションを務める予告編が公開された。

敗戦から高度経済成長期を経て、現在を信念を持って丁寧に生きる90歳と87歳の建築家老夫婦の暮らしぶりを映し出している。
愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅。かつて日本住宅公団のエースだった津端さんは、阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地などの都市計画に携わってきた。

1960年代、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画。しかし、当時の日本は高度経済成長期。結局、完成したニュータウンは理想とは程遠い無機質な大規模団地だった。

津端さんは、それまでの仕事から次第に距離を置き、そして70年、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育て、ふたりは、ゆっくりと50年の時を生きてきた。

映画「人生フルーツ」は、2017年1月2日から、ポレポレ東中野(東京)で公開される。

「食と栄養」領域の業務を始めました。

かねてより準備中でした「食と栄養」に関連する業務を始めました。

「建築事務所なのに何故?」と聞かれそうですが、スタッフの潜在能力や資格を活かしていくと自然と業務範囲が広がり、それが「食と栄養」領域だったと言うわけです。

「建築事務所ですがなにか?」

この際だから社名も変更しようかと検討しましたが、「食と栄養」関連業務の事業が伸びて来たら再度検討することにしました。

担当者は、子ども二人を育て、現在孫二人。還暦を過ぎましたがとてもアグレッシブです。

栄養士・食生活指導士等の資格を持っており、豊富な社会的経験から学問上の知識だけでなく知恵の溢れる個別対応をさせていただきます。

当面の受注業務は、下記のものが中心です。近々別サイトにて活動を御紹介しようと準備中です。

  1. 妊産婦の食事・授乳期のお母さんの食事・離乳食等の栄養相談。
  2. ダイエットの相談
  3. 生活習慣病予備軍(まだ病気には至ってないが限りなく近づいている人)の食生活相談
  4. 食育講師(オリジナル紙芝居仕立て)
  5. 家庭料理の実践と継承
  6. 食品衛生のアドバイス
  7. その他

担当者は、まだ大学で食品衛生学の研究を続けており不在がちですが、下記アドレス宛にメールをください。後ほど担当者からお返事さしあげます。メール相談は無料です。

eiyouアットマークtaf2012.sakura.ne.jp

「アットマーク」部分を「@」に直して送信してください。

食を中心に据えた地域の活性化

■食の貧困化は全世代に~とりわけ重大化している子どもを巡る「食」の貧困化

日本では、子どもの6人に1人が貧困状態にあると言われています。その背後にあるのは、家庭の貧困であり親たちの貧困です。とりわけ、ひとり親(シングルマザー)家庭の貧困率は50%を超えており、深刻な状況となっています。

又、朝ごはんを食べないという食習慣を親から子へ引き継いでしまっている場合もあります。

その中で、子ども時代のまっただ中にある子どもたち、特に貧困状況にある子どもたちに対し、美味しい食事・幸せな時間・地域とのつながりを無料や低価格で提供する「子ども食堂」の試みが、全国各地で行われ急速に広がっています。

聞くところによると現在、都内で22件の子ども食堂が活動していると言われています。

これら子どもは無料若しくは低価格で、ごはんを一緒に食べようという試みです。しんどい状況にあるシングルマザー親子に「実家の様な居場所を地域につくろう」、地域で「子どもたちを見守りサポートしよう」という地域の連携の中から地域を活性化するまちづくりの取組みでもあります。

子どもだけでなく非正規雇用が40%を超えた日本では若い世代でも、「下流老人」が増えている高齢者の世代でも「食」の貧困は進んでいます。

■地域の実状や要望に応じた「食堂」が生まれている

「子ども食堂」や「ユースカフェ」、「おとしより食堂」等の世代別の企画や、通常の食堂の運営の中に組み込むなど多種多様です。しかしながらボランティアが寄付などによって運営をまかない月2回程度の食事を提供することにとどまっています。月2回の食事だと一日3回、月90回の食事のうち2/90=2.2%の食事を援助しているに過ぎません。

ボランティア運営からビジネスモデルの策定を指向

もっと恒常的に食事を提供できないか、こども達の居場所を作ることができないか、そんな思いの中から小さくてもビジネスモデルを確立して、「家業」で運営していく「食堂」を作ろうという動きが始まっています。

■地域活性化食育プロジェクト

名付けて「地域活性化食育プロジェクト」です。

食事を提供するだけでなく空き店舗・空き室の利用を図り、地域での交流を促進します。これらは、まちづくりの活動でもあります。大学・地域・行政との連携をはかりながら弊社は、その活動の中心を担っていこうと思っています。

■高度集積化ではなく住み続けられるまちづくりを

街は再開発が進みタワーマンションが建てられ、既住民の約80%以上が住み慣れた場所を去らねばなりません。一説によるとタワーマンションの2/3の住民は、転入者であり職業は医者であると言われています。

今、子どもたちの間では親の職業による差別やいじめがあると指摘され、地域に今までになかった職種の偏りを生じさせ、「いびつな街」を生み出しています。

長年関わってきた建築業務によって、いびつな街が生まれてきてしまったという現実は悲しいことです。残り少ない時間を人に役立つことをしていきたいと考えているこの頃です。

暑中お見舞い申し上げます

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暑中お見舞い申し上げます。

毎日猛暑が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

写真のような南の海には

今年の夏も行けません。

暑さはまだまだ、どうかくれぐれもご自愛ください。

協力事務所・調査員募集

【2021.04】現在は募集しておりません

現在、中部・関西・九州エリアで、主として鉄筋コンクリート造特殊建築物の既存建物診断調査に協力していただけれるエリア内の会社・調査員を募集しています。

【業務内容】

  1. 外壁・屋根等の劣化調査
  2. 建物のたわみ及び傾斜測定(オートレベル・デジタル傾斜計を操作できること)
  3. 建物診断補助調査(RCコア採取・中性化試験・圧縮強度試験・鉄筋探査等)
  4. 建物内有害物質調査(アスベスト・PCB・建築物石綿含有建材調査者)
  5. その他

尚、これらの業務に係る未経験者・補助員は募集していません。又学生は原則不可です。

【費用】

  1. 日当(弊社規定)及び調査地点までの交通費
  2. 又は見積書に依る。

【調査目的】

弊社は、建築基準法遵法性調査、建築基準法適合性状況調査、耐震診断・耐震補強設計、改修計画の立案及び概算費用の算出など既存建物の総合的調査を行い建築ストックのリノベーション、保存再生活用等の業務をサポートしています。

工事完了検査済み証のない建物、戦前の建物等の増築・用途変更確認申請をサポートする為、主として建築基準法第12条第5項報告を行政に提出し、これらの建物のストック活用に道を開いてきました。

業務エリアが西日本に広がり、東京から調査員を派遣すると交通費・宿泊費が嵩み依頼主の負担が大きくなりがちなので、これらのエリアで協力していただける会社・調査員を募集することとなりました。

【応募】

下記にMAILで履歴書(写真付き)、実務経歴書、ホームページ等がある場合は、URLを記載して送信ください。不在がちなので必ずMAILでお問い合わせください。

(株)寺田建築事務所  mail@taf2012.sakura.ne.jp

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以上

「住宅医スクール2015」の薦め

住宅医スクールは、「木造建築病理学」を基本にして、既存住宅の調査・診断から改修設計・施工に至るまでの実践的な手法を、実務者が学ぶためのスクールです。

私も「住宅医スクール2014」の全講座(24回)を終了しました。

私の場合は、木造住宅には業務としてほとんど関わっていないので  すぐ実務に役立たせるというつもりで講座を受講したわけではありませんが、既存木造について体系的に学ぶことができました。

木造住宅に限らず個々に多種多様な経年変化がある既存建物の改修に際しては、多様かつ柔軟な対応が求められます。調査・診断や改修設計・施工の技術は、まだ発展途上でもあります。

一般社団法人 住宅医協会になって二年目のスクールですが、講座の内容も収斂されてきています。関東では実践力を鍛える機会がなかったのが残念ですが、国総研の既存住宅調査のお手伝いの機会を得たことはとても有意義でした。

木造住宅に実務としてかかわっている人達は、1日講習を受けるぐらいでもらえるような資格よりも、住宅医スクールのようにじっくり1年間かけて体系的に学ぶ方が、基礎的な力が養われます。

リテラシー力といいましょうか、「何らかの表現されたものを適切に理解・解釈・分析・記述し、改めて表現する」こと。自分の頭で考えることが現場では必要です。

住宅医スクールについて、個人的な意見を加えるならば

  • 関東では住宅調査診断の機会・実践力を養う場をどうつくるか。
  • 研究者の話しよりアカデミックな視点を持つ実務者の話しの方が実践的で役立つ。つまり面白い。
  • 木造住宅・マンション専有部改修だけでは、実務の幅を狭めていないか。もったいない。

私は住宅医スクールを通じて学んだことで、これまでの遵法性調査・法適合性調査・デューデリ等の他に、省エネや大規模木造建築物に業務範囲が広がりました。

既存木造住宅の調査・診断・改修設計に関心がある方は、下記のリンクから住宅医協会を知り、住宅医スクールに参加してください。

http://sapj.or.jp/

「旧高田邸と国立大学町 ~85年の物語~」

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「旧高田邸と国立大学町 ~85年の物語~」

2015年3月8日(日)及び 3月16日(月)~25日(水)
場所 旧高田邸 東京都国立市中1-13-30

国立大学町が開発された昭和4年に建築された通称「旧高田邸」。 国立の歴史を記憶してきたこの住宅が今年3月末で惜しまれながらも解体されることになったそうです。

国立市内外の有志が集い、国立大学町時代の歴史を振り返りながら、 高田義一郎氏の業績もあわせて紹介するイベントを企画されました。

昭和モダンの国立が再現され写真展、書斎再現、大正・昭和モダン懇談会、撮影会、旧高田邸解剖図展、案内ツアー等を予定。

また3/21(土)・22(日)にはkunitachiゆる市 同時開催。

3/8には、住宅医協会による旧高田邸詳細調査が行われ、その調査結果は、3/16~3/25「旧高田邸解剖図展」として報告展示が行われる。

イベントスケジュールは
旧高田邸プロジェクト実行委員会公式サイト
http://takadagiichirou.tumblr.com/

 

TAF通信2015を発行しました。

「TAF通信2015」~2014年下期の業務と現在進行形のプロジェクトの紹介

を主として名刺交換したことがある人を中心にMAILにて発行しました。

このサイトでは「TAF倶楽部会員」のみがPDFをダウンロードすることができます。

尚、現在「TAF倶楽部会員(有料)」は登録を中止しており、ログインしても認証しておりませんので御了解ください。

“TAF通信2015を発行しました。” の続きを読む

岐阜県立 森林文化アカデミー 

6/24に開催された自立循環型住宅研究会・関東ゼミの岐阜県立 森林文化アカデミーの辻充孝准教授の宿題を、先週一か月経ってからメールで提出した。

宿題は、課題住宅の外壁断熱材を変更したときの  UA値、  Q値、 ηA値、  μ値の各数値を計算して出すという宿題。

全問正解だった。恥かかなくてよかった。

御褒美に辻先生の作られた。XMLファイル・環境デザインサポートツールeDe(Ver 6.0)を解説書とともに頂戴した。

ざっくりとしか見てないが、実務にも大いに使えそう。

うれしい。

さて、標題の「岐阜県立 森林文化アカデミー」は、岐阜県立の専門学校だが、私が存在を知ってから一年ぐらいしか経っていない。一度学校にお伺いしたと思っているのだが、まだ機会が無い。

ホームページを見たところ、しびれるような言葉が書き連ねられていた。

森林と人との共生を目指して
21世紀に私たちが当面する最大の課題は、地下資源の大量消費に支えられた持続不能な今日の社会を、循環型の社会に移行させていくことだと言われています。 

森林文化アカデミーが目指しているのも、自然を代表する「森」と再生可能な「木」の活用を通して、自然の循環と一体になった持続可能な社会を築くこと です。岐阜県は豊かな森林資源に恵まれ、すぐれた「ものづくり(匠)」と「木造建築」の伝統があります。この岐阜県に自由で実践的な高等教育の拠点として 森林文化アカデミーが設立されました。自然と人との新しい関わり方を探り、持続可能な循環型社会の形成に寄与できる人材を育成することが、本アカデミーの 目標になっています。 

地域の森林をめぐるさまざまな問題は、国や地方の行政だけでは解決できません。住民を個人として、あるいはボランティアグループや団 体の一員として、問題の解決を目指して学習し、積極的に関わっていく姿勢が求められます。このアカデミーはそうした生涯学習の機会を提供しようとしていま す。地域の森林を活性化し、森の文明、木の文化の再興に情熱を抱く人であれば、年齢を問わず歓迎します。

 木造建築講座では、木造住宅のスペシャリストを養成することを目的として

暮らしをつなぐネットワークを構築

 日本の森林の有効活用や住宅ストックを活かした地域活性、居住空間としての安全性や健康的な配慮など、複合的にからみあった要素を適切につなぎ合わせ、人間の生活の場にふさわしい「木の建築空間」を創っていきます。

 地域の木を使った設計技術の習得にとどまらず、地域独特の建築言語や人々のくらしを調査・活用することによって、山とまちをつなぐ木材と人のネットワークを構築し、地域に根ざした木造設計者として自ら起業し実践できる人材を育成していきます。

■山と町をつなぎ地域資源の活用を暮らしのなかで提案できる建築設計者

■建築と暮らしの関係を考慮し木の空間を提案できる設計企画者

■木材について熟知し、既成の生産・流通・品質基準を再構築できる木材加工技術者

■構造特性を把握し、実務者への技術支援ができる木質構造設計者

私事ではあるが、大学卒業を数か月後に控えたある夜。研究室でひとり本を読んでいたら、恩師伊藤ていじがやってきて声をかけてくれた。私は何気なく将来の事を語った。「木造を勉強したい」と。

一か月ほど経ったある朝、先生から自宅に電話が来て「京都の数奇屋建築をやっている棟梁が東京に来ていて、新卒をとっても良いと言っているが会うか?」と言うものだった。

その時は、設計をやりたいという頭しかなく、しかもアトリエ系事務所に内定をもらっていたので、その旨を話して 先生にお断りをした。ちょつと後から逢っても良かったかなと後悔したが、寝起きで頭がぼーっとしていて短絡的だったかもしれない。

数寄屋建築の棟梁の下で木造を勉強していたら 今頃どうしていただろうか・・・

人生の分岐点は、不意にやってくる。

今考えれば、設計を仕事とするのは 様々な経験を経て歳を取ってからでも良かった。

関心ごとが多くて、木造一筋の道を自分は歩けなかったが、若い人は、建築を学んだ後でも、岐阜県立森林文化アカデミーのようなところで もう一度勉強してみるのも良いだろう。

ということで紹介でした。

【岐阜県立 森林文化アカデミー】

501-3714 岐阜県美濃市曽代88 岐阜県立森林文化アカデミー
TEL 0575-35-2525/FAX 0575-35-2529

http://www.forest.ac.jp/

 

 

 

さようなら 国立競技場

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1964年の東京オリンピック開催のために、前身である「明治神宮外苑競技場」から生まれ変わり、1958年に完成した国立競技場。

今、2020年の東京オリンピック開催に向けて、56年の生涯に幕を閉じようとしている。

個人的にも思い出深い施設です。

同世代の、同じような年月を生きてきた建物が壊されるのは、ちょつとつらい。

「新国立競技場」建設に向けて、2014年7月から解体工事がはじまります。

すでに体育館・トレーニングセンター・室内水泳場は3/31で営業が終わっており、スタジアムツアーも都合がつかず行けずにいた。5/31(土)のファイナルイベントもチケット入手出来ず。

そんな中、5/29のチケットを手に入れた。

国立競技場の葬式 ? 単に音楽を楽しむだけかも・・・

http://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/home/tabid/36/Default.aspx