大規模庇の建築面積緩和

2023年(令和5年)4月1日より、建物用途限定で大規模庇の建築面積が緩和される。

令和5年国土交通省告示第143号

対象は「工場又は倉庫」で「貨物の積卸し等の業務」。建物の一部に当該用途があっても適用。

柱で支える形式の軒は不可。

緩和されるのは建築面積のみ。

男の独居老人は60歳代で死ぬ

古くて大きな団地の建物調査に行った時、男性の独居老人が部屋で亡くなり数日後に発見され、親族が家財道具を片付けに来ていた場面に出くわしたことがある。

その片付けに来た親族との対応で管理人さんが忙しくしていた中での会話を思い出した。

管理人さんに聞くと、総じて男性の独居老人は60歳代で死亡することが多いそうだ。それに比べて女性の独居老人は、結構長生きするとの事だった。

何故 男の独居老人は早く死ぬのか。食生活が不規則とか、周囲とコミュニケーションとかが無いからではないかと管理人さんは言う。

私は、いろんな要素があるが 長生きに一番大事なのは食生活ではないかと思う。男だと好きなものを適当に「餌」として食べるが、妻が作る食事は塩分やカロリーに配慮した健康的な食事が中心。

感謝しなきゃ・・・

それにしても独りで死んでドロドロになるのは嫌だな。

東京雲海

椿山荘の庭園で繰り広げられている「東京雲海」

ホテル上階から撮影させてもらった

携帯電話の画像

日中よりも夜7時以降の方がたくさん霧を噴出する「大雲海」があるとの事

以前長野県立美術館で観た「霧の彫刻」

こういう演出 色々と応用できそうだと思っていた

上二枚の画像は長野県立美術館

これから「夜桜雲海」というのも開催されるとか

江戸川橋の神田川畔と椿山荘の庭園は桜の名所

薄桜色に染まってきれいだろうな。

「朽ちるマンション老いる住民」朝日新聞取材班

ここで書かれているのは分譲マンションの「老い」の問題である。現実を突きつけられると、何だか廃墟マンションが林立する荒涼たる都市のイメージしか思い浮かばなくなる。

分譲マンションの世界から足を洗って15年以上経過するが、経済合理性だけの新築重視は相変わらず続けられている。持ち家・持ち家と幻想をふりまく市場。

住宅が余っている一方で、住宅に困っている人達がいる。高齢者、独居老人、シングルマザー、障害者等の所得が低い人や入居差別を受ける人を公的に支援する仕組みは未だない。

日本には、アメリカのアフォーダブル住宅のような家賃補助制度もない。市場任せではない住宅政策の転換点にあるのだと思った。

そういえば若い時に秀和レジデンスに住むことに憧れた時期があった。青い屋根と白いうろこの外観にホテルライクな贅沢なエントランス。今では所謂ヴィンテージマンションなのだが、たしか秀和レジデンスの初期のものは、築60年近くになっているのではないだろうか。リノベーションするにも制約が多い、お風呂は追い焚き機能付きとかユニットバスに出来ない、銀行融資が難しく投資向きではないと聞いたことがある。

鉄筋コンクリート造の法定耐用年数は47年なのだが、デューデリのエンジニアリングレポートで使う推定耐用年数は、比較的状態が良いもので60年。実際は詳細に調査をすれば実質耐用年数を工学的に評価することはできる。最近は中古物件の売買に関係して耐用年数を聞いてくる人が増えている。多分金融機関が借入期間に見合った耐用年数のエビデンスを求めるからだろう。

器も大事なのだが設備の更新性とか管理体制、修繕記録が大事なのだが・・・

まあ日本の住宅を巡る問題は、糸がねじれて絡み合って複雑すぎて容易ではない課題を残している。

椿山荘でアフタヌーンティー

近くまで行ったので、

たまにはゆったりと妻とアフタヌーンティー

と思い椿山荘に立ち寄った。

ところがロビーラウンジの「ル・ジャルダン」は満席。

アフタヌーンティーは、前日の夕方までに予約しないとならないとか。

もうひとつカフェがあったと思い聞くと

バンケット棟のカフェ「フォレスタ」は平日は営業していないとの事。

結局は、少し待ってル・ジャルダンで普通のお茶

アップルパイ+アイスを食べた。

庭園のあるホテルは、気持ちが安らぐ

それにしても以前より従業員の数が少なく感じた。

宿泊客を部屋に案内するのを止めたり、サービスを見直したとか

都内の一流ホテルでさえコロナ禍の影響は色濃く残っている

「徳川家康 弱者の戦略」磯田道史著

昨年来からの9ヶ月にわたるプロジェクトがようやく終わり、少しリフレクションに充てる時間が出来そうだ。

「リフレクション」とは省察・内省という意味でビジネス界や教育現場で注目されている。即ち実践を振り返り教訓を導き出すこと。これまでに、このリフレクションをきちんとやっていれば自分の人生も少し変わったかもしれない。

さてNHK大河ドラマ「どうする家康」が放映されている関係で書店には家康・徳川の本がたくさん並んでいる。その中から磯田さんの「徳川家康 弱者の戦略」を読んでみた。

徳川家康は、最初から天下を目指していたわけではない。戦国一の激戦地と言われている三河の弱小大名の子として生まれ、頼みの今川義元はまさかの戦死。織田信長とは同盟関係だけど酷使され、最強信玄軍団に攻められ、秀吉には関東に追いやられと、本当に厳しい選択の連続だったということがわかった。それが何故、どうやって天下を手に入れることが出来たのか。その「弱者の戦略」を学ぶことが出来る本になっている。

磯田さんは「パブリック・ヒストリー」(生きるみんなのための歴史)・人生の参考書としての歴史書を目指していると書いているけれど、この本は経営書でもあり戦略論でもあり多いに示唆に富む内容だった。

この本の中で書かれいるキーワード「弱者の自覚」「力の支配とその限界」「共進化」「ライバル達から何を学ぶか」に注目した。

本の腰巻に「大河より面白い!」とあるけど、そのことに偽りなし

地方巡業の旅 -33

仕事の後、久しぶりに日帰り入浴に行ってきた

茨城県竜ケ崎市、天然温泉「湯舞音」

お風呂だけでなくフィットネスやリラクゼーションがある複合的な施設

全てリストバンドだけで会計処理して後で精算できるシステム

平日の日中、爺婆で混雑していた

室内はこんな感じ

前日、学生時代にアルバイトしていたときの設計事務所の先輩夫妻と会食

賀状のやりとりはしていたが会うのは実に40数年振り

一緒に蔵王にスキーに行った時の事、近況、病気の事等、

話題が尽きなく楽しかった

この地方巡業の旅も 今回の仕事ではこの日が最終日。

あとは報告書のまとめが残ってるけど

昼ご飯は、「湯舞音」で軽く中華そば

地方巡業の旅 -32

JR常磐線・土浦駅に降り立つた

駅直結のサイクリング特化型施設として2018年に開業した「プレイアトレ土浦」。2020年3月星野リゾートが運営するホテル「BEB5土浦」の開設をもって全館オープンしたとある。

土浦市・茨城県がサイクリングを売りにしている事を始めて知った

ホテル客室内迄 自転車持込可能との事

ナショナルサイクルルートに指定されたつくば霞ヶ浦りんりんロードのゲートウエイ施設として「日本最大級のサイクリングリゾート」を基本コンセプトにしていると記載されている。

筑波から霞ケ浦を経て潮来まで 天気が良ければ気持ちよいだろうな

【上記 画像2枚は土浦市のサイトより】

地方巡業の旅 -31

研究学園駅北口近くにある「イーアスつくば」に行ってきた

とても大きな複合型ショッピングセンターで関東最大級クラスとか

運営は大和ハウス工業

敷地面積約44,000坪、店舗面積は25,000坪あまり

イーアスで二日連続して昼食と買い物をしたのだが、始めていった前日に駐車場に止めていた車の位置がわからなくなり1陣間半あまり車を探し続けたが見つからず盗難にあったかと思った。結局 警備員さんの御協力で車が見つかったのだが、完全なる思い込みだった。

東京の田舎者は、こんな広大な複合型ショッピングセンターは初体験で、建物の前に路面駐車場があるものとばかり思い込んでいた。イーアスは建物の全周に路面駐車場があり全く反対側に止めていた。

警備員さん曰く、時々車の駐車位置がわからなくなる人がいるそうである。

なにしろ駐車台数4,300台とかで、平日の昼間でも結構な混雑。土日はかなり混雑していて周囲の道路も渋滞するとか

そんな前日の教訓から、迷子にならないようにスマホで写真を撮っておいた次第。

美味コレクションで昼食、異なる6店舗のメニューをコラボして注文したりできる。

フードコートみたいなんだけどセルフではない。初体験の飲食店サービス

内部はこんな感じ

茨城と言えばカスミストアーで買い物。実に食材が豊富で感心した

地方巡業の旅 -30

つくば研究学園駅

車では何度か来た事があったが、

つくばエクスプレスに乗って来たのは始めて

駅前ロータリーの照明がきれい

つくば研究学園都市との関わりは古い、

畜産試験場の設計の一部に関わり

以来幾つかのプロジェクトの一部に参加した

あの頃は 筑波は何もなかった

それが今や秋葉原から電車で45分

人口25万人を超える都市になっている

「建築確認のための・基準総則集団規定の適用事例2022年度版」日本建築行政会議編

2022年の10月に出版されて新年早々に購入したのだが、ちょつと目を通すのが遅くなった。2009年(平成21年)に出版されてから改訂を重ねている。

この本は、昨年2022年12月に発行された「近畿建築行政会議 建築基準法 共通取扱い集」2022(第2版)とは違い「改訂項目一覧表」が記載されておらず、前回の2017年度版から改訂がないもの、内容が改訂された項目、条項ずれや文書等を整理した項目、新規の項目、削除した項目等は自分で差分を確認しないとならず、読者がそれなりに勉強しなければならない本となっている。

追加項目で目立つのは「用途規制(法48条)」に関わるものだ。

例えば【学校等】では、「こども食堂」「プリスクール」「日本語学校(日本語教育機関)」。

【老人ホーム等】では「こども送迎ステーション(送迎保育ステーション)」

【老人福祉センター等】では、「高齢者向けふれあいサロン」「就労移行・継続・定着支援事業の用に供する施設」「居宅介護・重度訪問介護又はこれに相当するサービス事業の用に供する施設」。

【物販店舗等商業施設】では、「スポーツ振興くじ及び宝くじ売り場の用に供する施設」「eスポーツ施設」「レンタルスペース」

【事務所】では「インターネット通信販売を行う兼用住宅の非住宅部分」「住宅宿泊管理業者の営業所又は事務所」

【工場等】では、「義肢装具(補装具)の製作所」「細菌培養加工施設」

【ホテル又は旅館】では、「ホテル・旅館のフロント代替設備を有する建築物」「簡易宿所の共同玄関帳簿」

【動物関連施設】では、「全天候型の屋内ドッグラン」

用途規制は時代を映す鏡のようなものだけど、実態が良くわからないものもある。

新たに追加された項目については概ね確認したけれど、修正文章等の箇所の確認はこれから。法令に関して自分の頭をバージョンアップさせるのには、それ相応の時間と努力が必要。

「世界で一番美しい・名作住宅の解剖図鑑」増補改訂版 中山繁信他著

もともとは2014年に出版されていた本だが、増補改訂版が2022年12月に出版された。

写真ではなくイラストで近代住宅の遺産を解剖して見せ、中山繁信さんしか出来ない本に仕上がっている。本屋の店頭にあったので、懐かしくも楽しみながら読むことが出来た。

ライト、コルビュジエ、ミース、イームズ、アアルト、カーン、バラガン、ムーア、フラー、アスプルンドほか巨匠たちが残した住宅遺産を厳選して集録している。

イラストで解説することで写真では写すことができない屋根をはがした状態で上から覗いてみたり、建物を輪切りにして上下階のつながりを確認したりできることで深く理解できる。

日本や世界中にある巨匠建築家による名作住宅はもちろんのこと古代から現代までの日本住宅の潮流、世界中にある地域に根ざした環境共生建築の仕組までもわかるようになっている。

住宅建築の入門書のようにも思うが、巨匠たちの作品を通じて近代住宅の歴史振り返ってみると中々味わい深い。

地方巡業の旅 -29 食堂

出張が続くと食事をどうするかは、とても大事な問題

朝食はホテルで摂るとして、昼食や夕食をどうするか

最近は、夕食はスーパーマーケットでサラダ、果物、惣菜等を買い込んできてホテルの客室で食べることが多いが、昼は外食で済ますことも多い。

写真はJR常磐線勝田駅前(北口)にある、

今や絶滅危惧種の昭和遺産・駅前食堂「勝田亭」

少しお兄さん、お姉さんだと思われる老夫婦が切り盛りしている

オムライスを食べた。

何だか懐かしい味がした。

プリスクール

プリスクールとは、欧米では5歳以下の子供が通う幼稚園や保育所を指すらしいが、日本では、概ね3歳から就学前の子供を対象に、主として英語を基本とした環境で保育又は教育を行う施設の総称として使われている。インターナショナルスクール(幼稚部)、キンダーガーデンなどと呼ばれている施設もある。

プリスクールの構成は「英語環境」「少人数制」「外国人講師(海外の幼稚園教諭又は保育士資格)と英語の話せる日本人スタッフが特徴となっている。

建築基準法の用途で言うとインターナショナルスクールの一種で「各種学校」や「無認可保育施設」の届出がないなものは「学習塾の類」として扱う事が多いが、これがまた実態が良くわからない。

一般的なオフイスをインターナショナルスクールとして賃借し、その後プリスクールとして事業を行い、知らぬ間に「無認可保育園」として届出していた事例がある。消防の定期点検で用途違反が判明し児童福祉法に規定される保育所への是正命令が発出された事例がある。

プリスクールが増えている要因として、東京の急速な国際化があげられるだろう。

東京都豊島区でも人口の10%は外国人で、エリア別でみると東池袋1丁目、池袋1丁目、池袋2丁目あたりでは25%程度になっているとの事だ。あと港区愛宕2丁目で約40%、港区赤坂1丁目で約32%、新宿区百人町2丁目、大久保2丁目でも約32%が外国人登録がされている。

200㎡以下だから用途変更申請は不要、用途は事務所の類ということで放置しておくわけにはいかない。施設が1階だけにあるならともかく、2階、3階、地階などにある場合には子供達の避難安全性を充分確保する必要がある。

とかく実態がわからず、用途判別があいまいになっているものは定期的な査察が必要だと思う。

「澤野工房物語」

昨年からsawanoのジャズに嵌まっている

大阪新世界の下駄屋の4代目が始めたジャズレーベル

その「hand-made JAZZ 澤野工房」の物語

澤野工房との出会いは、YouTubeで聞いた一曲から

ロベルト・オルサー・トリオのCELESTE(チェレステ)の中の最初の曲

Deliverance

なんて美しく清らかな音なんだろう。こんなジャズがあったのか

それから澤野のJAZZを買い求め聞いている

今や朝のまどろみの中で聞く音楽も仕事のBGMも「澤野」だ。

澤野工房のビジネスモデルには、共感できることが多い

「これからの時代、最大公約数的な商品ってあり得ないと思うんです。みんながみんな同じ方向を向くことは絶対ないのだから、こちらを向いてくれる人だけはきっちり届けなければいけない。うちにしかない商品を提供し続けなければいけない」これは同感。うちにしかできない事、他の設計者が苦手の事を仕事としている。

会社の規模は「2018年現在の澤野工房は僕と嫁さんと長女という最小限の人数」「できるだけ小さくありたい」。これも基本的な構成はうちと同じ。社員雇って大規模にやれば良いではないかと言われる。結構スケジュールが合わなくて仕事を断ることが多いからだと思うけど、スタッフを多くすると給料を稼ぐために働くようになり、自分達の好きなことが出来なくなる。小さい方がフットワークが軽いし時々チャレンジができる。部署が分かれていないので意思疎通が楽。こうしたところもかなり同じで共感できる。

そんな澤野工房物語を手引きにして、今日も新しいミュージシャンのCDを注文する。

「近畿建築行政会議 建築基準法 共通取扱い集2022(第2版)」近畿建築行政会議

2023年正月に注文し最初に読んだ本。

昨年2022年12月15日に発行された「近畿建築行政会議 建築基準法 共通取扱い集」2022(第2版)。

2014年(平成26年)5月に、この本の意匠分野が発行され、2016年(平成28年)に構造・設備分野の取扱いが発表された。そして今回、近畿建築行政会議が主体となり近畿建築確認検査協会と連携し編集委員として参画してもらい発刊に至ったと記載されている。

近畿圏内では府県市単位で発行している取扱い集等があるが、内容が重複する場合又は差がある場合等は原則としてこの本が優先する。

この取扱い集は「改訂項目一覧表」が記載されていて、第1版からの改訂がないもの、内容が改訂された項目、条項ずれや文書等を整理した項目、新規の項目、削除した項目が判るのが読者目線だと思うし第1版から第2版の差分が判るのは、とても使いやすい。

誰かが言ったが法律は「生もの」である。法の改正や取扱いが変われば、その時点で旧来の解説書の類は役に立たなくなる。変化に対応するスピードが必要で、近畿圏という多くの都道府県の特定行政庁と確認検査機関から意見を集め、内容を整理し発行に至るのは、相当のリーダーシップが必要ではないかと推測する。

新規の項目で目に留まったのは、「吹抜けを介した採光」の規定、「増築に該当しない項目」「屋根の修繕の取扱い」「排煙方式が異なる異種排煙の区画」「給水管等が防火区画を構成する床・壁と一体となる柱・はりを貫通する場合の取扱い」「法第86条の7第1項による増築又は改築を行う場合の既存エレベーターに遡及適用される規定」等が気になって注意深く読ませてもらった。

設計者にとって法律は「武器」である。日々鍛錬にいそしむ年にしたいと思う。

地方巡業の旅 -28 神社

既存建物の調査対象の近くにあるローカルな神社を訪ねることが多い。

移動の途中や仕事が終わった後に

写真は、茨城県筑西市五所宮にある「五所神社」

国道50号線から少し入る

石造鳥居は延宝2年とあるから西暦1674年、

徳川家綱の時代の創建でかなり古い

本殿

御祭神は武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比賣命とあるから

鹿島・香取・春日につながる神社のようだ

無神論者だが、神社の清浄な空気感に惹かれる

何もお願いしない

「来ましたよと」心の中で言い、参拝する

武蔵一宮 氷川神社

古い御札を納めに大宮の氷川神社に行ってきた

毎年恒例

相変わらず人が多い。

神社近くの駐車場は満車で、

いつもスタジアムに駐車して歩いてくる

参道には沢山の出店

出店を見て歩くのも楽し

何十年かぶりで射的をやってみた

去年も日光さる軍団が来ていたように思う

初詣

初詣は、1月2日午前中に、恒例の大塚天祖神社

JR大塚駅周辺には、外国人の旅行客を随分とみかけました。

正月休みというのは特に取らず、年末年始も継続して業務は行っています

従来、年末から年始にかけて用意していた「てら・アソシエイツ通信第9号」は、業務多忙の為、充分時間をとれないので2023年3月に発行を延期しました。

ささやかな忘年会

12月30日、ささやかな忘年会

近くの お気に入りのレストランで

今年は、ひとつのプロジェクトに

会社全体で取り組んできた。

来年はどういうことにチャレンジするかという話題に盛り上がる

 久しぶりにワインを飲んだので酔っぱらった。

というか夜の8時は寝る時間だったので食事の途中眠たくて仕方なかった

目が覚めたら大晦日

師走に

ようやく年賀状の宛名整理が終わった。これから宛名印刷

今年も沢山の喪中の葉書が届いた。

例年は親が死んだという喪中葉書が主だったが、今年は年賀状をやり取りしている直接の知人の喪中葉書が2通。

一人は設計事務所を経営していたMさんで、審査機関に在職していたころJW_CADの天空率計算のセミナー講師をしてもらっていたりして長くお付き合いがあった。享年73歳。今年の初めにはまだ元気で設計活動をされていたのに、病が発見され闘病生活に入ることになり、Mさんが基本設計をしていた住宅の設計を息子さんからの依頼で引き継いだ。施主からの変更要請と長期優良住宅認定をすることになり随分と変更もしたが、かなり久しぶりに意匠図、設備図、電気図は全て一人で書いた。7月に亡くなる直前「あの仕事どうなっている?」と息子さんに問い「無事すすんでいるよ」との返答に安心した顔を見せたと聞く。以前から予定が入っていた仕事の関係上、工事監理は他の人にやってもらう事になったが、工事は進んているようだ。

もう一人は設計事務所勤務時代の一回り下の同僚のOさんで、建設会社で品質監理の仕事を長く続けられていた。コンクリートに詳しく何度か彼に教えを乞うたことがある。享年57歳。奥様とまだ若い2人の息子さんを残して逝くのは、さぞ無念だっただろう。

そして12日28日、建築家の磯崎新さんが老衰のため那覇市の自宅で死去した事を知った。享年91歳。

磯崎新さんは、私の学生時代の建築上の精神的主柱だった。

皆に合掌

【追記載】

年明けに届いた寒中見舞いで若い時勤めていたゼネコン設計部の先輩が亡くなったことを知った。先輩が新婚したての頃に自宅に遊びに行った事を思い出した。私が若い時に体調を崩し会社を休んでいた時、住まいに来てくれ気遣ってくれた。色々な事を教えてもらった先輩の一人だ。ゼネコンを退職し指定確認検査機関に転職し、最近まで構造適判機関に勤務していた。年賀状のやりとりはずっと続いていたが、少し疎遠になっていて昨年11月に亡くなったことを知らなかった。享年79歳。

2023年の1月は感傷的な気分の年明けだ。

もう残された時間は少ないな・・・。

「エンドウ・アソシエイツのデザイン/エンドウ・アソシエイツの物語」

12月の中旬、事務所協会の会議の後に、株式会社エンドウ・アソシエイツの加藤社長から頂戴した「エンドウ・アソシエイツのデザイン/エンドウ・アソシエイツの物語」(70年社史)をようやく読み終えた。

加藤社長とは、メール・電話・ZOOMで継続的に交流はあるのだが、リアルに会うのはコロナ禍前だから3年振りぐらいだった。

私が審査機関に勤めていた頃、エンドウ・アソシエイツの元気なスタッフが相談に来ていて、それから加藤社長とも交流が始まった。歳は私より 少し上で兄貴分にあたる。何しろ精力的に活動されている。長く東京都建築士事務所協会の理事を務め、現在も事務所協会の幾つものワーキンググループに加わっている。しかも所員15名程をひきいる設計事務所の社長であり、自分でもCADやADSを使いこなし、建築のボリューム検討はこなすそうだ。「経営者と設計者の二足のわらじ」と言われていたが、中規模事務所の所長ともなれば営業に専念し実務から遠ざかる人も多いが、加藤社長はとにかく実務に詳しい。法令の勉強も時間をかけて勉強しているのが、会議の発言などから解る。

さて株式会社エンドウ・アソシエイツの、創業者である圓堂政嘉(えんどうまさちか、1920年 – 1994年)は、 元日本建築家協会 会長(1982-1986)。 1966年に山口銀行本店で日本建築学会賞・作品賞を受賞しており、手堅い設計で、当時若い人達からは垂涎の的 (すいぜんのまと)の設計事務所だった。

その圓堂建築設計事務所の個人事務所の頃から70年。この冊子であらためて時代を振り返ることができた。この社史からはエンドウ・アソシエイツは建築事務所の王道を歩いてきたように感じた。時代に順応し、自分自身を変えて生き残ってきた設計事務所の歴史を知ることができた。

また、圓堂建築事務所からのDNAを未来に繋げたいという強いメッセージを受けた。

非売品の冊子にしておくのは勿体ない本だ。

ラスト1週間

【写真は群馬県川場温泉】

2022年も、ラスト1週間となった

仕事の締め切りに追われ、年賀状宛名書きや掃除をする余裕がない

28日までは目一杯仕事だが、

年末から正月の間も多分仕事をしないとならないだろう

ひと段落したら湯治に行きたいが、

自宅で自堕落にしているのが一番の静養かも