「工務店の日報」福田雄一著

工務店の日常を綴った「現場あるある本」(漫画)

妻が書店で見つけて、読んでから私に回ってきた

妻は、比較的大きな本屋さんを隅々まで回って本を買ってくる。

好奇心の固まりのような人だから、色々なジャンルの本を読んでいる。

他方、私は最近は書店歩きはしない。

読んだ本で参照・引用された本や、各種書評欄等で紹介された本を

もっぱらアマゾンで買ってしまい、

これから読む本がいつも積みあがっている。

読書家だけど本屋さんの敵

さて この漫画のこと

建築現場を多少なりとも知っている人ならくすっと笑ってしまう

もともとツイッターやインスタグラムで評判になっていたそうだ

工務店の日報(@KOBA_co_osaka)さん / Twitter

「キツチン革命」第一夜

3月25日放映の「キツチン革命」第一夜を観た。

と言っても深夜TVerで観たのだが

とても面白く、元気をもらつた。

第一夜は、計量カップ・計量スプーン、四群点数法を考案し、日本の栄養学の発展と普及に尽くした、香川栄養学園(女子栄養大学・短期大学・香川栄養専門学校)の創設者である故 香川綾がモデル。

香川綾先生は、まさしくイノベーターだと思った。

我が家の本箱にある妻の蔵書「香川綾の歩んだ道・現代に生きる実践栄養学」を以前読んだことがある。

我が家の主食は、女子栄養大学から買っている「胚芽米」だ。

第二夜は、建築家・浜口ミホがモデル。

楽しみだ

オニバスコーヒー八雲

クライアントに連れて行ってもらったオニバスコーヒー八雲店

内装も魅力的な店舗だった

バリスタお薦めの浅炒りを飲んだ

旨い

この珈琲カップは陶芸家のイイホシユミコさんの作品らしい

買ってくればよかった

クライアントからお薦めのエチオピアを頂戴した

明日 飲んでみよう。楽しみ

世田谷区役所

久しぶりに世田谷区役所へ行ってきた

区民会館のあった部分の鉄骨がだいぶ組みあがってきていた

工事看板の脇に飾られていた完成イメージ

この世田谷区本庁舎等整備工事に伴い

建築・土木系の部署は二子玉川分庁舎に移転しているとの事

日を改めて二子玉川分庁舎に行かねばならない

世田谷線松陰神社駅前にあるブーランジェリー スドウに寄った

妻は役所に行ったんだか、パンを買いに行ったんだかわからないぐらい購入

たまにしか来れないからと言うけれど・・・

大規模庇の建築面積緩和

2023年(令和5年)4月1日より、建物用途限定で大規模庇の建築面積が緩和される。

令和5年国土交通省告示第143号

対象は「工場又は倉庫」で「貨物の積卸し等の業務」。建物の一部に当該用途があっても適用。

柱で支える形式の軒は不可。

緩和されるのは建築面積のみ。

男の独居老人は60歳代で死ぬ

古くて大きな団地の建物調査に行った時、男性の独居老人が部屋で亡くなり数日後に発見され、親族が家財道具を片付けに来ていた場面に出くわしたことがある。

その片付けに来た親族との対応で管理人さんが忙しくしていた中での会話を思い出した。

管理人さんに聞くと、総じて男性の独居老人は60歳代で死亡することが多いそうだ。それに比べて女性の独居老人は、結構長生きするとの事だった。

何故 男の独居老人は早く死ぬのか。食生活が不規則とか、周囲とコミュニケーションとかが無いからではないかと管理人さんは言う。

私は、いろんな要素があるが 長生きに一番大事なのは食生活ではないかと思う。男だと好きなものを適当に「餌」として食べるが、妻が作る食事は塩分やカロリーに配慮した健康的な食事が中心。

感謝しなきゃ・・・

それにしても独りで死んでドロドロになるのは嫌だな。

東京雲海

椿山荘の庭園で繰り広げられている「東京雲海」

ホテル上階から撮影させてもらった

携帯電話の画像

日中よりも夜7時以降の方がたくさん霧を噴出する「大雲海」があるとの事

以前長野県立美術館で観た「霧の彫刻」

こういう演出 色々と応用できそうだと思っていた

上二枚の画像は長野県立美術館

これから「夜桜雲海」というのも開催されるとか

江戸川橋の神田川畔と椿山荘の庭園は桜の名所

薄桜色に染まってきれいだろうな。

「朽ちるマンション老いる住民」朝日新聞取材班

ここで書かれているのは分譲マンションの「老い」の問題である。現実を突きつけられると、何だか廃墟マンションが林立する荒涼たる都市のイメージしか思い浮かばなくなる。

分譲マンションの世界から足を洗って15年以上経過するが、経済合理性だけの新築重視は相変わらず続けられている。持ち家・持ち家と幻想をふりまく市場。

住宅が余っている一方で、住宅に困っている人達がいる。高齢者、独居老人、シングルマザー、障害者等の所得が低い人や入居差別を受ける人を公的に支援する仕組みは未だない。

日本には、アメリカのアフォーダブル住宅のような家賃補助制度もない。市場任せではない住宅政策の転換点にあるのだと思った。

そういえば若い時に秀和レジデンスに住むことに憧れた時期があった。青い屋根と白いうろこの外観にホテルライクな贅沢なエントランス。今では所謂ヴィンテージマンションなのだが、たしか秀和レジデンスの初期のものは、築60年近くになっているのではないだろうか。リノベーションするにも制約が多い、お風呂は追い焚き機能付きとかユニットバスに出来ない、銀行融資が難しく投資向きではないと聞いたことがある。

鉄筋コンクリート造の法定耐用年数は47年なのだが、デューデリのエンジニアリングレポートで使う推定耐用年数は、比較的状態が良いもので60年。実際は詳細に調査をすれば実質耐用年数を工学的に評価することはできる。最近は中古物件の売買に関係して耐用年数を聞いてくる人が増えている。多分金融機関が借入期間に見合った耐用年数のエビデンスを求めるからだろう。

器も大事なのだが設備の更新性とか管理体制、修繕記録が大事なのだが・・・

まあ日本の住宅を巡る問題は、糸がねじれて絡み合って複雑すぎて容易ではない課題を残している。

椿山荘でアフタヌーンティー

近くまで行ったので、

たまにはゆったりと妻とアフタヌーンティー

と思い椿山荘に立ち寄った。

ところがロビーラウンジの「ル・ジャルダン」は満席。

アフタヌーンティーは、前日の夕方までに予約しないとならないとか。

もうひとつカフェがあったと思い聞くと

バンケット棟のカフェ「フォレスタ」は平日は営業していないとの事。

結局は、少し待ってル・ジャルダンで普通のお茶

アップルパイ+アイスを食べた。

庭園のあるホテルは、気持ちが安らぐ

それにしても以前より従業員の数が少なく感じた。

宿泊客を部屋に案内するのを止めたり、サービスを見直したとか

都内の一流ホテルでさえコロナ禍の影響は色濃く残っている

「徳川家康 弱者の戦略」磯田道史著

昨年来からの9ヶ月にわたるプロジェクトがようやく終わり、少しリフレクションに充てる時間が出来そうだ。

「リフレクション」とは省察・内省という意味でビジネス界や教育現場で注目されている。即ち実践を振り返り教訓を導き出すこと。これまでに、このリフレクションをきちんとやっていれば自分の人生も少し変わったかもしれない。

さてNHK大河ドラマ「どうする家康」が放映されている関係で書店には家康・徳川の本がたくさん並んでいる。その中から磯田さんの「徳川家康 弱者の戦略」を読んでみた。

徳川家康は、最初から天下を目指していたわけではない。戦国一の激戦地と言われている三河の弱小大名の子として生まれ、頼みの今川義元はまさかの戦死。織田信長とは同盟関係だけど酷使され、最強信玄軍団に攻められ、秀吉には関東に追いやられと、本当に厳しい選択の連続だったということがわかった。それが何故、どうやって天下を手に入れることが出来たのか。その「弱者の戦略」を学ぶことが出来る本になっている。

磯田さんは「パブリック・ヒストリー」(生きるみんなのための歴史)・人生の参考書としての歴史書を目指していると書いているけれど、この本は経営書でもあり戦略論でもあり多いに示唆に富む内容だった。

この本の中で書かれいるキーワード「弱者の自覚」「力の支配とその限界」「共進化」「ライバル達から何を学ぶか」に注目した。

本の腰巻に「大河より面白い!」とあるけど、そのことに偽りなし