
今、TBS系日曜劇場でTVドラマになっている「ザ・ロイヤルファミリー」をネットフリックスで観た。原作を読みたくなってアマゾンをポチった。
9、10月の疲れが中々取れない。つまり歳をとった証明でもあるのだけど、そういう時は外出せず、ただただベッドで読んでみたかった本を読めるのは自営業者の特権のようなもの。あとで集中して仕事をしなければならなくなるのだが。
ドラマは、北海道日高地方の牧場の映像が、とてもきれいだった。
馬主と秘書の20年の歳月を描いているのだけど、今野敏さんが「途中からずっと泣きっぱなしだった」と帯に書いているように、私もなぜか涙が止まらなくなった。淡々とした文章なのだけど「継承」をテーマにした物語に感動するのは、自分も歳をとったからなのだと思った。
最近よく泣く。このあいだも加子母の地歌舞伎を観て泣いていたと婆ちゃんに指摘された。涙腺が非常に緩くなっている。身体は水分が抜けてきているのに何故だろう。
第33回山本周五郎賞受賞。TVも良いけど原作も良い。